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“エッグ”という名のギフト―7

ミカサ:「はい、大丈夫です。ご心配をおかけしました」


メルクーアからの心配の声に応えるミカサ。

そうですか、とメルクーアは話題を戻す為に言葉を続ける。


メル:「さて、ここからミカサさんをお連れした本題になります」

ミカサ:「え?」


戸惑いの感情を見せるミカサ。

さっきの話から本来の話題は【エッグ】と呼ばれるオーパーツの情報を

内包したギフトの様な通常ではない有り得ない情報のことではないかと

思われていたのだが、自分が連れてこられた理由の本命が別では

色々と信じがたいものばかりだったがそれでも流石に驚くものである。


ミカサ:「それは―――私が【エッグ】を持ってるからこそのヤツですか?」

メル:「単刀直入に言えば関係はあります。今後、ミカサさんは【エッグ】を

狙う様々な勢力から狙われる可能性が極めて高いです」

リチャード:「今回襲ってきたのはおそらくはそういった連中の手先と

考えるのが妥当だろうね」

ミカサ:「―――――」

マキナ:「・・・・・」


メルクーアとリチャードの言葉を黙って聞くミカサとマキナ。

今日と昨日での襲撃でもミカサ的には大騒動とも云えたのに

それよりも激しくなる可能性がある、と会話から接したミカサは

2人に対してある疑問を口にする。


ミカサ:「それって引っ越しとか学校をやめるとか・・・そんなことを

しなければいけないのですか?」

メル:「いえ、そこに関してはご心配なく。ミカサさんの負担にならない様に

こちらが配慮します。なので――――」


ゴホン、と咳払いした後、メルクーアは改めてミカサの顔を見ながらこういった。


メル:「ミカサは今後、マキナ少尉と一緒に暮らして貰います」


一瞬の沈黙。

思考がほんの一瞬だがかなり長い様に止まっていた気がした。

状況を理解するまで思考が再起動するまで一瞬だったとはいえ、

ミカサの一言が漏れ出した。


ミカサ:「―――――――――――――――はい?」


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