CHAOS(ケイオス)―7
スバル:「――――つまりどういうことった?」
アル:「要はWL・AL問わず行動モーションパターンが均一化・・・
同じ動きになるってことなのよね」
ライアー:「もっと簡単に言えばみんなが使っても基本は同じ変わらない動きに
なるってことだな」
スバルの疑問にアルフレイアとライアーがエレニアの説明を簡単に補足していく。
スバル:「つまり単純な作業ならどんなヤツが乗っても同じ動きになるから作業では
特に問題が起きないってことでいいのか?」
アル:「ファイナルアンサー?」
スバル:「真面目に聞いてんだよアタシは!」
そんなに怒んないで~♪と茶化すアルに憤慨するスバルを余所にライアーとエレニアは口を開く。
ライアー:「まあ、大体は合ってるわな」
エレニア:「そういうこと。だけどもALは、というよりかは作戦行動を行う場合は
そういう“同じ動き”は対策されやすいのってのはその道のプロであるアンタ達に言うまでもないことよね」
アル:「最初に叩き込まれることよね。テンプレをひと通り教え込まれた後に実戦形式で状況による対応の変化とかの対処とかね」
スバル:「傭兵つーか兵士とかの基礎訓練みたいなモンだよな。基礎知識からそういう対応を個々で状況に応じて帰っていく。臨機応変ってことだわな」
そういうこと、とエレニアが答える。
エレニア:「だからこそ【CHAOS】は“今の状態”じゃあALに求められている“臨機応変な行動”に対応できないのよ」
アル:「確かALは【TALOS】以外にも【マッスルフレーム】との連動も大きいんだっけ?」
エレニア:「そう、人体に限りなく近い形を模している【マッスルフレーム】は【TALOS】を介してオペレーターの操作入力伝達を電気信号として通しているから単純なプログラムで動いている現状の【CHAOS】じゃ【マッスルフレーム】への伝達が上手くいかないのよ」
ライアー:「そいつはなんでまた?」
エレニア:「単純な話、プログラミング的な問題でアルゴリズムが確立してないのよ。【TALOS】は兵器としてのアームズレイヴンの人であるオペレーターとの繋がりを目的として設計しているからこそ成り立ってはいるけどもAL・WL問わず全てのレイヴンに適応させようとすると現行の技術ではどうしても無理が生じるのよ。そもそも方向性が違うものを統一化させようとしているの無茶過ぎる要求なのよ・・・」




