CHAOS(ケイオス)―4
メイ:「ケイオスってなんだっけ?」
ミカサ:「一般的にはカオスが有名だっけ。確か混沌とかの意味もあるとか?」
マキナ:「元々はギリシャ神話の原初の神でそこから転じて混沌と同意義になったとか」
クロウ:『厳密にはカオスの意味合いは【空の空間】などで混沌の方は
【物事が無秩序でまとまりがない】状態らしいのでそこからまとめてネットスラングなどにも使われる感じになっていた様ですね』
こちらの話を聞いていた【クロウ】がタブレット端末の画面に文字を打ち出していく。
気づかれずにそれを見ていたミカサとマキナはへぇ~と感心の声を小さく漏らす。
メイ:「それでそのケーキなんとかっていつ頃から使われているの?」
コジロウ:「確か先行試験で都内の一部のWLが実地試験を先月の中旬頃から実施しているらしいですぞ」
メイの質問にコジロウは即座に答えた。
それを聞いたミカサはスマホを操作してその情報を検索、ネットニュースにその件を載せている記事を発見する。
ミカサ:「これね。え~とOSの開発元は・・・あ、FE社なのね」
メイ:「FE社?手強いシミュレーションをする企業?」
コジロウ:「FE社は【Forth Element】の略ですな。米国に本社を置くレイヴン製造メーカーですな」
メイ:「海外の企業なんだね」
メイとコジロウの会話を聞いてミカサはマキナに小声で尋ねる。
ミカサ:「―――そういえば【ブリューナク】のレイヴンにFE社製の機体あったよね?」
マキナ:「【メイルシュトローム】ですね。ライアー始め【ヴィダール隊】を中心に
配備されている機体よ」
クロウ:『補足という形になりますが【ブリューナク】で運用されている【メイルシュトローム】はFE社の正規品とは少々仕様変更が為されています。これはイカルガ社を介してライセンス製造したものを【ブリューナク】の運用に合わせての設計ですね』
ミカサ&マキナ:「「へぇ~」」
クロウ:『―――ミカサ女史はともかく、マキナ少尉は知らなかったのですか?以前乗ってたはずですが――――』
マキナ:「―――――」
クロウ:『少尉?』
マキナ:「そろそろ1限目ですね、準備しないと」
そういうとタブレット端末の電源を落とし、カバンへと仕舞うマキナ。
その様子を見たミカサはなぜかは知らないが笑みをマキナに気づかれない様に漏らすのであった。




