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9,石刀の秘密?

ミスった 全部消しちゃった投稿しなおしです

2024年9月2日時点で1~47は以前投稿したものです

ぼけな作者ですみません

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ピンチに偶然居合わせ それを救ったライ

更に相手の感謝が激増!今度は宴会か


「いやぁ 貴方様は救いの神ですなぁ」店主はそう言いながら俺のジョッキに酒を注いでいく。

「たまたまですよ 偶然偶然」俺は答えながらジョッキを口に運ぶ。

「アースシールド お前達にも感謝だな お前達がこの方を連れてきていなかったらと思うと」隣で飲んでいるワンサ達に話しかける。

「私達はこちらからの依頼を遂行しただけですよ」

「いやいや それだって”森でこの方を誘ってくれた”からじゃないですか」と ご機嫌な店主。

「はいは~い お待たせしましたね」妙齢の女性が大きなワゴンを押してくる。


「さぁ 食べてみて下さい 家内自慢の料理です」大きい鍋の大きい蓋を取ると 肉と野菜の美味しそうな匂いが部屋中に広がっていく。

大きな骨付き肉と野菜が皿に盛られ 俺の前に置かれる。

また別の女性が 大きなお皿をテーブルに置き 肉と野菜を混ぜて焼き上げた パイのようなものを置いている。

とても香ばしい匂いが どんどんお腹を空かせてしまう。


ぐぅ~


大きな音に女性が笑顔を浮かべ 俺の前に切り分けて置いてくれた。

「では・・・お 美味しい すごい美味しいです!」俺は口の中の膨れ上がった感動に 口にしていた。

「それは何よりです 私も喜んでいただいて嬉しいですよ」妙齢の女性が そう逆に感謝されてしまった。

「なんというか 繊細?ですねぇ 昨日の宿の食事とはまるで違いますね」

「あぁ あそこは安い量が多いが当たり前 冒険者向けの飯だしなぁ」

「比べるだけで 無意味ですよ」と リッカ。

「私もこのお料理ならいつまでも食べていたいです」とうっとりしている。


「ところでライさんの使われている刀は すごいですねぇ」と 俺の刀に話を振ってくる。

「これですか」

「えぇ 失礼ですが”石刀”ですよね すごい切れ具合で驚いてしまって」

「うちの田舎では 金物の刀を手にする余裕もないですしねぇ」と答えると 店主は少し困った顔になる。

聞いてはいけない事を聞いてしまったと 思ったためだ。

「うちの田舎では 子供が出来ると祖父が石切り場から石を切り出してきて 私ものだと10年かけて磨いてくれたんですよ」

「10年ですか」あまりの長さに 店主は驚いて聞き返してくる。

「えぇ くずの石粉を使って 石を磨き上げるんですよ」

「ですから 祖父の気持ちのこもった大切な物なんですよ」きれいな布で石刀を拭き上げ答える。

「まぁ 私も親父は曽祖父の父の物らしいですが」

「それは先祖代々受け継がれてきたと」と 店主の言葉に俺は頷く。

まぁ 神様が”人間界の休暇のために決めてくれた設定なだけ”で 感動もないのだがねぇ。


「ほんとにライ殿にはなんと感謝したらよいのか」

「いえいえ もう十分な感謝を頂きましたし」

「あの品物はご領主様よりの依頼の品でしたので 届ける期日を遅らせるわけにはいきませんでしたから」

「確かに 事情が他の原因でしたら 領主様もおとがめはしないでしょうが」と ワンサ。

「えぇ 身内の事情ですからね こんな事情でもしお届けできなかったらと思うと」

「ご領主様の信頼が消え この街では商売出来なくなったかもしれません」と 女性が話をつづけた。

「「ライ殿は神様のお使いですか」」と二人が声をそろえて 俺を見つめてくる。


「その”神様の宿”はだなぁ ワンサ 先ほどの件だが 明日朝に店の者を向かわせるから 君達もここで宿泊して行きなさい」

突然の店主の言葉に ワンサが俺に目を向ける。

本来 ライを店主に合わせた時点で 俺達の仕事は完了だし 報酬を受け取り 退出が一般的なのである。

非常時とはいえ 宴会に同席も予定外だし 更に宿泊までとは考えてもしていなかったのだ。

「ライ殿はアースシールドの改装が終わるまで 当屋敷でお寛ぎください」と にこりとする店主。

「・・・」言葉を返そうにも圧に負て何も言えない俺。

そうして 俺の宿が確定した。


とうとう 神扱いまでされたライ

商会から大恩人扱いで アーㇲシルドのアジト改築までしての宿確定

この街から出られないか?とどまるしかないか?



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