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8,初仕事?

ミスった 全部消しちゃった投稿しなおしです

2024年9月2日時点で1~47は以前投稿したものです

ぼけな作者ですみません

================================

さて 商会との話し合いが進むライさん

宿と食事は確保されたようだが どうなるのか

ただほど高いものはないぞ ライさん


「この後のご予定はなにか ありますか」店主は俺に聞いてくる。

「いえ 俺・・・私はワンサ達と途中で一緒になっただけで 目的があってこの街に来たのではなく・・・」店主の問いに俺が答えている途中で 店員が慌てて店主に走り寄ってきた。

「旦那様一大事です ナッハ様がどこにも見当たりません そのうえこんな書置きが・・・」店員は握っていた紙を店主に差し出す。

「あ、あのバカ息子が 店をつぶす気か~ 」一読した店主はぜいぜい言いながら叫んでいる。

その声を聴いて大勢の店員が集まってきた。

「ホークは至急商品倉庫を確認してくれ 特に納品予定の食糧だ」

「アイスは金庫を確認 支払い金貨を確認してくれ」

店主からそう言われた店主に似た2人の青年は 家の中に走って行った。

「頼むから 納品予定の”あれ”には手を出しているなよな!」と ぶつくさ 恐ろしい顔で呟いていた。

「あの なにかありましたか?」俺の問い掛けに 顔に深い皺をよせながら

「恥ずかしい事ですが 身内の者が勝手に商品を持ち出しているようで」と 重い言葉を吐いていた。

「”家の物は俺の物”位にしか考えない バカな3男がいまして お恥ずかしい限りです」と 深いため息とともに思いつめた顔をする。


「父さん パンが5つと明日納品予定の腸詰めが箱ごと無くなって・・・」と 先ほど走っていった青年が 限界と思うほどの走りで戻り ぜいぜいしながら報告をしている。

それを聞いて 店主はすぐに指示を出す。

「執務長 森に何人か向かわせろ 森の前で取り押さえるんだ!」

そう言われた初老の男性は軽く頭を下げると 出口を目指して走り出す。

「なにやら森に狩りに行こうと思いついたらしく 商品を食料代わりに持ち出しているようで・・・」と 溜息を吐く店主。

「あのばかは よく言って中の下 まぁ 下の中程度だと思っていますが」と店主のつぶやきを聴き うわぁと言った顔になるワンサ。

「その実力じゃあ せいぜい冒険者でもe いや f程度でしょうか」

「だと思いますよ 剣術も形ばかりで」

「森から帰って来れるのでしょうか」と ワンサの問いに何も言わない店主。

「そうですね 森の奥に入ったらもう何もできませんね」と暗い声の店主。

「森の入り口で 魔獣に驚いて逃げ帰ってくるのが 一番ですかねぇ」そう言うワンサに店主が力なく頷いた。


「そうですねぇ・・・となると 商品が残っていない事も考えないとなぁ ・・・」

「ホークは肉とハーブ スパイスを確認して 作業場に持ってきてくれ」

「いや 父さん 肉は今不足しているよ だからギルドに発注していたんじゃないか」

ホークと呼ばれた青年の言葉を聞いて 店主は絶望的な顔をして天を仰いだ。

「そうだった あの注文以降は受付を止めていたんだ 失態だ」


「あの~ ギルドから腸詰めを取り寄せるのはだめなのですか?」心配になり 口を挟む俺。

「うちの腸詰めは秘伝のスパイスとハーブをブレンドしていてから 替えがないんだよ」と 先ほどの青年が教えてくれる。

「では 肉があればなんとかなりますか?」

「いやいや 最低でもブル 出来ればバイソンが 必要なんだよ」

「ありますよ それなら」俺の言葉に 店主と青年が固まった。

「こちらの街に来る前に ここの会長と助けた時の残りがいくつか・・・」

「譲ってくれ!」店主は俺の手を取り そう懇願してきた。

「もちろん では どこに出しましょうか」そう言う俺に 店主は俺の手を引き おそらくは作業場だと思われる建物に引いていく。


「とりあえずバイソン 2頭とブルを2頭で・・・・ワンサさん ブルをこちらに出してください」

俺の出したバイソンの隣に置くように ワンサに話す。

「森ではバイソンとブルがやりあって バイソンの腹はブルの牙で穴だらけでしょうが いかがでしょうか?」

置いたバイソンとブルを確認している店主に声をかけると

「十分です これだけいい肉と量なら 間に合います」と 店主は作業員に声をかけて行った。

だが 作業員と話をしているとだんだん顔に皺が寄ってくる。


「・・・無理というのか・・・」店主の声が流れ 俺の耳に届く。

「あの これじゃあだめなのでしょうか?」近付いて話しかけると

「いえいえ バイソンには問題ないのですが 解体されてないので 今から解体をするとなると・・・」

ちらりと窓から差し込む日差しを見つめて 溜息を吐く。

「いつもは解体した肉塊からの作業ですので せめて足か背側でも解体されていれば」

「そうなんですか では 私にできるかどうか 少しやってみてもいいですか?」俺は石刀を取り出し店主に伝える。

「”村で少しやったことがあるので”」と断ってから 石刀をバイソン切り付ける。


”目立たないように刃先にだけ 神力を伝えて”俺は深く入らないように バイソンに刃を立て皮を剥く。

「まずは足を割いて 皮を・・・」と切り出したバイソンの足を骨に沿って肉を切り出す。

「皮は 仕方ないですねぇ ボロボロになってしまいました」と 店主に話しかけると首を振っている。

「お前達 これならどうかな?」肉を持ち作業員に見せると 大きくうなずいて答えている。

「あといくつ 必要ですか?」俺の言葉に バイソンの必要な場所に指し示してくれる。

それから作業場の窓からの日差しがなくなるころに 2頭のバイソンが肉塊に変わっていた。


「ふぃー 疲れたなぁ」と顔の汗を拭く”真似”をする俺。

「ありがとうございます ありがとうございます これで間に合います」そう店主は礼を言ってくる。

「私が出来ることを手伝っただけで・・・」

「とんでもないです 肉だけでも助かるのに その処理まで なんと言っていいか」

店主はそういうと 先ほどの執務長に

「宴会の準備を あぁ 客間に掃除してくれ」

「客間はいつでも 大丈夫でございます 旦那様 宴会は まぁ 夕食に合わせた準備にしましょうか」

「それでよい」店主はそういうと 青年を呼び いくつか指示を出していた。


突然の商会の騒動に巻き込まれたライさん

どうやら バ○息子が好き勝手にやらかした模様で大ピンチ!

なぜか ライに手持ちで何とかなりそうな雰囲気で 更に相手の感謝が激増!

今度は宴会で歓迎されそう

楽しめそうですなぁ ライさん


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