4 初 食事とエール
ミスった 全部消しちゃった投稿しなおしです
2024年9月2日時点で1~47は以前投稿したものです
ぼけな作者ですみません
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冒険者と街まで同行する事になったライ
かつての勇者たちと同じような体験を 休暇が出来るのか
「カンパーイ!!」 街の食堂で ワンサ達とジョッキを合わせる。
ワンサの動きを確認しながら 同じようにジョッキに口をつけながら 飲み込む。
「はぁ うまい!」ジョッキを机に叩きつけるように置くと 皿に盛りつけた肉を切り分け 口に運ぶ。
”そうやるのか”わんさと同様に肉を切り 口に運び 噛みしめる。
口に広がる 肉のうまみに 手の動きが早くなり 皿の上があっという間になくなる。
「いい食いっぷりだなぁ ライ」少し笑いながら ワンサが 厨房に声をかける。
「おやじ! 肉10枚追加 後はエールを3つ小樽で」
「10枚でいいのかい? お前さんのブルは まだ 前足だけだぞ」店主は 笑いながら 大皿に肉の山を載せて運んでくる。
「まあ ブルとバイソンの潰しあいのだから あまりいい肉じゃないしな おやじがみんなに振舞ってくれよ」
ワイズの言葉に 店主は肩をすくめる。
「気前がいいなぁ ワイズ ブルとバイソン仕留めたのか!」隣のテーブルにいた男が 話しかけてくる。
「俺たちはバイソン1つだけだ 残りはこいつ ライがだなぁ・・・」
「ち 違うぞ 俺が仕留めたのは2頭 あとは 潰しあいの 偶然だよ」
「どういうことだ?」
「バイソンの近くに ブルがいたんだよな・・・」
俺は当時の事を説明していく。
「てな具合に 上手いこといってさ」
「興奮したブルとバイソンの潰しあいなんてなぁ」
「でもまぁ ブルのせいでバイソンは腹がボロボロの穴だらけ ブルはバイソンに押しつぶされて ぐちゃぐちゃだしなぁ」
「まぁ 食うには問題ないさ」店主はそういいながら 各テーブルに 肉の皿を置いていく。
肉も皮も売れるかわからんし なら おやじさんに食い物にしてもらえばいいかなぁとね」
ワイズの言葉に 一斉に目がおやじに向けられる。
「まぁ そうだなぁ 足と背側くらいだな 後は使えそうもなかったな」
「流石にミンチになった肉は食えんが 残りのこまい肉は叩いて粘りを出して スープで煮込んでいる パスタにあうぞ」
ででんと置かれた大皿には ミートボールが山のように積まれ パスタが ちょこんと添え物で置いてある。
「まぁ 普段の逆だがなぁ」
「ライには ”依頼主からお前を明日店に連れてきてくれ その間の歓待を任せる”との事で・・」
「この飯代と酒代は必要経費になってんだよ」と笑うワンサ。
「でだ 俺たちの酒代が浮いた分をお世話になっている皆さんに せめてものお礼と・・・」
「じゃあ おやじ~ 新しい酒が入ってただろう それを俺からワイズたちに小樽を1つ出してくれ」大皿を受け取った冒険者が 店主に向かい そう 怒鳴りかける。
「俺達からも 1樽!」そんな 言葉に俺たちのテーブル脇には 樽が積まれていく。
積み上げられた小樽に目を向けるワイズ達。
「じゃあ 俺からは 肉も多すぎもらいすぎだしなぁ 宿代 3月分で還元するよ もちろん飯 酒付きだ」
「残りはいくつかは燻製にして 旅の食糧にするから お前ら 買っていけよな」
おやじは 酒を飲んでいる冒険者に 笑いかけていた。
「まぁ 今回の本業は 護衛の仕事だし ブル バイソンは完全におまけさ」ワイズはエールを空けながら呟く。
「ライがいなきゃ 危なかったわけだし」
「だねぇ 依頼失敗 メンバー死亡 ・・・考えうる最悪の瀬戸際だったんだよねぇ」ノエルが負けずにエールを空け
肉をほおばりながら 言葉を吐き出す。
「ホントにライ様々だねぇ」今まで会話していない リッカが 呂律の回らない調子でノエルに応えている。
「えっと リ リッカ! あんた どんだけ飲んだのよ!」軽くなった小樽を傾け ジョッキに注ごうとしているリッカにあきれた目を向けた。
ジョッキ10杯分の小樽が 2つのテーブルで3樽が空き 2つのテーブル上に各1つ樽が置いてあった。
念願のエールと肉を食べたライ
どうやら 酒豪なのか樽を空ける女性冒険者に絡まれながら 楽しい時間が流れていた