3 援護と討伐と
ミスった 全部消しちゃった投稿しなおしです
2024年9月2日時点で1~47は以前投稿したものです
ぼけな作者ですみません
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人の危険を察知したライ
果たして間に合うのか 人の運命は
そして ライの休暇はどうなる?
「く、こんな場所に バイソンの群れだと!」
男は馬車に止まるように指示を出し 自分たちの乗っていた馬車を 荷馬車脇に並べて待機させる。
万が一を考え 荷馬車の人間を自分たちの馬車に移動させ 人だけでも守れる体制を作り出していく。
「リッカ アースシールド」
「ワイズ 弓だ!」
男の言葉に 魔法使いと弓使いが 馬車の見張り台に上がっていく。
馬車を囲んでいた男が 剣を抜き 剣先に魔力を注ぎ込む。
「ファイヤーブレイド!」男は掛け声と同時に剣を振り抜き 剣先より発生した炎の刃が バイソンに向かい伸びていく。
1頭のバイソンが頭に直撃を受け 頭から血が噴き出し転倒した。
しかし そのバイソンは興奮した様子で立ち上がると こちらに向けて 走り出してくる。
「頭の傷を!」男は弓使いに叫び 弓使いが弓を構える。
弓を放ち 傷に突き刺さる!
「ブォ!」激しいうめき声を出すと バイソンは大きな音を立てて倒れる。
「アースウォール!」 バイソンと馬車の間の土が盛り上がり 壁を作り出す。
ドゴン
大きな音とともに 出来上がった土壁にくぼみができる。
バイソンが当たった為に 土壁がくぼんだ音だったのだ。
「も 持たないか・・・」魔法使いが 汗をぬぐいながら つぶやき さらに魔力を高めていく。
「ちぃ 魔力が足りないか・・・」魔法が 練り切れないのか 手が震え 持っている杖を落としそうになる。
”身体加速”走り出して 神力使い 能力を少し上げる。
すこしして盛り上がった土壁の前に頭をぶつけている バイソンを見つけた。
・・・8,いや9頭か・・・バイソンの数を確認して どうするかを考える。
転生直後であり 神力を使い 全部を切り捨てるほどにないからである。
”確か 武器が あったはずだか”マジックバックより 石刀を取り出す。
石刀に神力をのせ 力の限りに 振り下ろす。
1頭の首を切り離し 2頭のめの胴体に大きな傷をつけ バイソンから離れた。
”今の力じゃ これが精一杯か”唸り声をあげ 興奮しているバイソンを睨みながら 次の一手を考えながら
後ろの気配に気付き 土壁に飛び乗る。
バイソンの血の匂いに 引き寄せられた ブルが 突進してきたからである。
傷つき 倒れていたバイソンの腹部に ブルの牙が突き刺さる。
バイソンの断末魔とともに ブルがそのバイソンを食べ始める。
更に広がったバイソンの血の匂いに バイソンもブルも興奮し 互いに突撃を始めた。
大きく牙の長いバイソンは ブルの正面から牙でブルを貫き
小柄なブルは バイソンを避け 腹部に牙を突き立てる。
バイソンよりブルが多いせいか 脇よりバイソンの腹を狙い突撃していく。
腹部にブルが 刺さったまま体をブルに乗り上げ押しつぶす。
しばらくして 最後のバイソンが ブルを押しつぶして バイソンの勝ちで勝負は終わった。
俺はそのまま 土壁を飛び降りながら バイソンに石刀を突きさし とどめを刺す。
「ふぅ」一息つき 土壁の向こうに声をかけた。
「おーい 無事か」
俺の言葉に土壁が消え 男が近寄ってくる。
バイソンとブルの死骸に男は驚きながらも
「助力に感謝する・・・これは あんたが?」
「俺が やったのは2頭 後は潰しあいさ 偶然だよ・・・それより」俺はそういいながら
「血の匂いがまずい・・・魔法使いで消してくれないか?」と 話しかける。
「あぁ そうだな 判った! お~い リッカ この辺りを 消臭してくれ!」
男がそういうと 魔法使いらしき 女性が 馬車から降りて 詠唱を始めた。
「じゃあ あいつらを 収納してと・・・」俺は マジックバックを向け バイソンを吸い込む。
9頭を吸い込む ブルに向けると 男は驚いた顔をしてくる。
”・・・もしかして バックの能力に驚いてるか まずいかな”ふいにそんな事が頭をよぎる。
”目立ちたくないしなぁ この辺りでやめておくか”俺は考え バックを下げる。
「どうした まだ残っているだろうが?」バックを下げた俺に男が話しかける。
「・・・バック一杯だな すまんが 残りのブルとバイソン 収納できないか?」
「お前の獲物だろう?」
「いやいや バイソン1頭は俺のじゃないし バックはもう入らんのだよ」
両手を広げ 無理だと アピールすると 男は 納得した顔に変わる。
「まぁ バイソン 9頭だしなぁ よほどいいバックなんだろうが 流石に無理だよな」
男は納得したように 手持ちのバックをブルに向け 馬車に向かい声をかける。
「ワイズ ノエル お前らも手を貸してくれ 俺のじゃ 入りきらん」
「リーダー 俺のもそう入んないっすよ」「私のは買い物用ですからね 多く入らないですよ」
「このままじゃ 魔物が近寄るから 残りは埋めるかねぇ」
「そんな もったいない 私が収納します!」残っていた 魔法使いが近寄りながら バックを向ける。
「助かったよ」男はそう言って 手を出してきた。
「お互い様さ」俺を手を握り そう答える。
「自己紹介が まだだったな 俺はワンサ 見ての通り冒険者だ 今は護衛をしている」
「俺はライ 田舎から 仕事を探そうと 街に 向かっていたんだ」
「ほう?」ワンサの目がすぅと細く変わる。
「路銀が少ないので 薬草でも採取しようと思ってねェ・・・そこで 相談なんだが」
「まった!」ワンサがうなずくと リッカに目配せをする。
「鑑定」リッカが呟くと 俺の体を光に輪が頭から 足に降りていく。
「病気無し 嘘もなし 大丈夫ね」
”なんだ 今のは鑑定? 俺を疑ったのか まぁ 仕方ないか”
「なら ライ 俺達と一緒に街にいかないか?」
「それは助かるが 俺も聞こうかと思ったからなぁ」
互いにハハハと笑いながら 手を握り合った。
何とか危機のにあった冒険者達を助ける事に間に合い
倒した魔物を収納するライ
そして街へと同行する事に