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チートでもいいでしょう?  作者: ヤーチャン
4章・商会設立
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58話・寝たいんです

皆さんはしっかりと寝れてますか?

作者は5年ほど睡眠不足です、しっかりと寝てるはずなんですけどね

 シルキーが持ってきてくれた夕食を食べた後も、バルドルフ監修の笑顔練習をしていた、練習に苦戦していると、バルドルフが私に食事のことについて聞いてきた。


「ヤミリシア様は料理の味は感じておりますか?」


「感じてますよ、結構昔からですが」


「そうですか……」


 バルドルフは何か不満があるかのように返事をしたが、そのまま何も私に聞くことは無く、練習を続ける、この質問の前後でバルドルフのスパルタ度が上がった気がしたのは気のせいなのだろうか。

 長い練習の末やっとOKを貰った、そのまま3日以内に10人以上にこの笑顔で話しかけるという課題も貰った、もう時刻は真夜中で、私はバルドルフにフェニとスリーピネスの居場所を聞く、その質問にバルドルフは驚いた顔をしているのを見て、私は最近会ったことを話していないことに気づいて説明をした、バルドルフは納得をしながらも、「そういうことは早めに説明ください」と言われた、そのまま二人が良く寝ている場所を3~4箇所教えてくれた、私はバルドルフにお礼を言いって、そのまま二人を探しに行く。

 一か所目は城の屋根の上だった、改めてみるとかなりの急傾斜であり、二人はこんなところでどうやって寝ているのか少し気になったがそのまま次の場所へと行った、

 二か所目はいつの間にか空き部屋に設置されていたどこかの王族の物のようなベットである、本当にいつの間にか設置されていたため私も気づかなかった、このベットを見たとき『これで寝たら気持ちいいだろな』という気持ちが沸いたがそのまま二人を探しに行く、

 三か所目で二人を見つけた、そこは城から離れた草原で、フェニが鳳凰の姿になりスリーピネスが翼に入り込む形で眠っていた、とても気持ちよさそうに眠っており、それを見た私の体が無意識に近づいていった、後十歩程のところで二人が私に気が付き目を覚ましてしまった、目を覚ました二人に私は勝手にフェニの翼に潜り込もうとしていたことを隠して説明をした、すると二人は私達に任せろて言った感じで私を城にある私の寝室に案内した、この寝室はレイエスに強制され作ったほとんど使っていない私の寝室だ、作った頃からほとんど家具などはおいていなかったのだが、これもいつの間にかどこかの王族へ部屋と言ってもいいほどの家具がおかれていた、この部屋に入ってすぐにフェニがもっともなことを言う。


「気持ちよく寝るのは、自分の部屋が一番」


 確かにその言葉はもっともだ、本来自分の部屋というのはとても落ち着き安らぐものだろう、しかし、私はこの部屋で落ち着くというのは難しいだろう、この部屋にほとんど帰ってきていないせいで、どうにも自分の部屋という意識が薄いのだ、そんなことを考えている間に二人はベットに上り私を呼んでいる、私がベットに上ると二人は私をベットの真ん中で押し倒し、そのまま私を挟んで横になり、数秒で寝てしまった、私も目を閉じると、すぐに意識が沈んでいった。

次回はに会う予定の人達ですが、王子は差別主義のクソ王子ですが、国王は割としっかりしています

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