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チートでもいいでしょう?  作者: ヤーチャン
4章・商会設立
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56話・メイド選定会

読者の皆さんはケモ耳メイドってどう思いますか?

 バルドルフに了承の手紙を送るように伝えた後、私はレイエスによって開催されたメイド選定会に行く、別にメイドは要らないといったのだが、「私の身の回りのお世話をする人は絶対に必要だ」と言って、エレナとニーナを巻き込んでこの会を開催した、メイドならばシルキーもいるのだが、そのことを二人に伝えると、シルキーにのみ負担をかける気かと怒られた、そのままいつの間にか、私も審査員になることになっていた、私は本当に何をしているんだろうか。


 私が会場につくと、会場が一気に盛り上がった、会場にいるのは女の子ばっかりだ、しかも見た目の年齢層がかなり低い、高校生くらいの見た目の子もいれば、小学生低学年くらいの子もいる、レイエス達は一体私の事を何だと思っているんだろうか。

 ほとんどの人は可愛い的なことを言っていたが、一部は私の動きや見た目を見ていた、約一名ほど、「ヤミリシア様だー」と言っていたのは聞かなかったことにしよう。

 私はそのままいつの間にか城の中に用意されていた舞台の上の審査員席の一番端に座る、私が審査員席に座ったことをレイエスが確認すると、今回のルール的なものを述べていく、


「立候補者の皆さん、審査員が全員揃いました、それではこれから私レイエスより、今回の選定の説明をさせていただきます、今回審査員による面接をし全員で判定します、質疑は全てヤミリシア様から行われます、一種族から二人ずつ、計八人選びますので、皆さんよく見せようと思ったり、しなくてもいいのです、自然体を見せてください」


 私が質問をするという言葉が出てから、会場の空気が絶好調になったのだが、一切何も伝えられていないので質問内容などは決めてきていない、どうしようかと私が考えながらも、そのまま私達はレイエスの案内により全員で別室へと移動する、その時、会場の様子を見て、この時にはもう8人を選んでいたのだがそのことは誰も知らないのである。

 レイエスが、暫く席を外し、妖狐族の少女たちを5人連れてきた、それから私は順番に名前と特技や趣味など普通の面接と同じことを質問していく、三回程続けたところで妖狐族で目星をつけた二人が部屋に入ってきた、一人は図書室で出会った妖狐族の少女、もう一人は高校生ほどの見た目の子、この二人は身のこなしや、落ち着き度合いが他の子達よりも数段上だ、質疑応答もメイドとしては満点の物だった、後でエレナに聞くと、二人はもともと妖狐族の侍従の一族だったそうだ、この二人は決定だろう、その後も私が会場で目を付けた八人は、私にとって好感触だった。


 その後、全員の面接が終わり、合格者について話し合いをする、私は自分で目を付けた八人を押す、レイエス達も賛同してくれ、この八人をメイドとして雇用することに決定した、会場に戻り、レイエスが八名の名前を呼ぶ、名前を読んだ人以外には元の業務に戻るように言い、会場から出ていく子達はみんな悔しそうにしていた、私のメイドというのはそれほどいい物なのかとも思ったが、何も思わなかったことにした。

 他の人が全員出ていくと、八人にレイエスがメイドとしての教育を行う、なんでレイエスがそんな事を出来るのかは分からないが、レイエスは明日までには終わらせると言いそのまま全員を連れて行ってしまった。

メイドたちの名前や性格などはその内自然と出てきます。

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