40話・三大神獣集結
似たような題名を使うのははばかられ、それを考えるのに四苦八苦する今日この頃
次のダンジョンは激風のダンジョン、名付けをしてすぐに、ベフィは寝てしまった、今は寝たベフィをレイエスが抱え、今までと同じ戦略をとっている。
念のため、魔物が抜けてきた時の対処として二人に同伴をお願いしているが、今までの攻略では一切抜けてきたことはない、そして、約1時間10分でダンジョンの攻略が出来た、この調子なら今日中にあと二つも今日中に行けるだろう、最下層の扉を開けると、そこは、天空に土地ごと浮かぶ神殿だった、神殿には、緑がかった白色の鳥がいた。
「これは……」
その大きさは鳳凰の時の姿のフェニに匹敵する大きさだ、リヴァイアサン、ベヒモスときて、地球では、解釈の間違いで生まれたとまで言われていたから、いるとは思っていなかったけど、私の想像が正解だとしたら、この大きさはまだ抑えているということになる。
「世界最大の神鳥ジズです」
あぁ、想像どうりか、リヴィは場所的に大きさが制限されていた、ベフィは戦う気が無かった、でもここは大きさを制限するものが全くない、これで従者にするには勝負しろなんて言われたらとてもめんどくさいことになる。
「レイエス、何かいい案はないですか?」
「ないですね、ヤミリシア様が、全力で魔力を開放したら降伏すると思いますが」
「魔境を作れと?」
「ではジズに向けてピンポイントで放出したらいいと思います」
その手があったか、やはりレイエスは良い案を出してくれる、私もまだ全力で魔力を放出したら、どうなるかはわからないが、半分くらいならなんとかなるだろう。
私は魔力を一気に、半分ほど解放する、一気に前方に放出し、ジズにのみ浴びせる、ジズはその一瞬で私にきずいたようで、私に警戒態勢を取る、私はそんなことを気にすることもなく、目的を言う。
「私の従者になってくれませんか?」
ジズは、私の言葉に少し困惑し、質問をしてくる。
「貴方は私を殺そうとしているのではないのか?」
「なぜ私がそんなことをしないといけないのですか?今の、私の目的は貴方を従者にすることです」
ジズは緊張が解けたようで、従者になる前に、あの神を起こしてくれと言われたので、そうする、しかし、こんなに簡単に人の言うことを信頼して大丈夫なのだろうか、そんなことを考えながら、鎖につながれている立てに触れる。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「神獣三人従者雇用おめでと~」
神界につくと、キリーのそんな声が聞こえてきた。
「まだ従者にできたわけではないですよ」
「でもするつもりなんでしょ?」
「それはそうですが……」
「それに今日中に全てのダンジョンも攻略しそうだし、鳳凰も従えてるんだし、四霊も全員従えたら?」
「先輩流石にそれは無理ってものですよ、そもそも、リヴァイアサンにベヒモス一体を従えているだけでも、そうそうできるものではないのですよ」
「大丈夫ですよ、私自慢の絢ちゃんですから」
「そういう問題では……」
キリーとサリーが何か言い合っているが、それは無視し、始めてみた神に挨拶をする。
「貴方が、今回私が起こした人ですか?」
「そうよ、ありがとね、ほら、ほっぺた出して」
「?」
何が目的なのかはわからないが、言われたとおりに出すと、ほっぺたにキスをされた、何なのだろうか、神達には少女をめでる胸中に趣味でもあるというのだろうか。
「そろそろ私は帰りますね、また来ます」
私はキリーとサリー以外の人に挨拶をして、神界から帰った。
◆◇◆◇◆◇◆◇
神界から帰ると一番最初にジズと契約をする、ジズは少し緑がかった髪に、同じ色の目と服の、執事のような美青年になった、バルドルフとは真逆の色の執事が来てくれた、バルドルフと二人で執事が二人来てくれたと思ったらいいだろう、大所帯になっては進行速度が落ちるため、いったん屋敷に帰ることにした。
彼女はあれがあいさつだと思っているのだろうか。
小説的にはあと1,2話、小説内ではこの日中に残り二つも攻略します。




