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チートでもいいでしょう?  作者: ヤーチャン
3章・やり返しへの第一歩
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36話・第二迷宮完全攻略

日常回よりも、バトルがある回の方が面白いような気がします。

「貴方負けたので私の従者になってください」


 私の目的の物を要求する、神を起こすとか、ダンジョンの管理権がもらえるとか正直今はどうでもいい、とにかく今必要なのは、少数の人手だ。


「ヤミリシア様、僭越ながら申し上げますが、あの者は気絶しています」


 言われてから確認するが、確かにリヴァイアサンは気絶しているようだ、これでは話が出来ない、起きるまで待つか、無理やり起こすか……、そんなことを考えていると、レイエスが怒りながら、蹴り上げたり、なんなりで無理やり起こした。


「改めて言います、貴方負けたので私の従者になってください、神を起こすとか、ダンジョンの管理権がもらえるとかどうでもいいです、貴方をください」


「まて、物事には順番がある、我を倒したのならまずは神と対話してもらわなければ、それに我を従えるとは……ん?

 そこにいるのは黒竜殿ではないか、それにレイエス殿もいるではないか」


 今までリヴァイアサンはバルドルフとレイエスの事を気付いていなかったのか、二人の姿にとても驚いていた。


「まさか二人とも、いやそんな訳……」


「私達はヤミリシア様の従者になっていますよ」


「そんな馬鹿な、人間の魔力量で、神に認められた者を従者にするなど……」


「そんなのどうでもいいので、早くやること済ませて私の従者になってください」


 私は気が長い方だが、何故か私の体から魔力が漏れていたようで、リヴァイアサンはこんなことを言い始めた。


「分かった分かった、分かったからその魔力を抑えてくれ」


 魔力の放出はもう止めているはずだが、まぁいい、リヴァイアサンはそういうと、鎖でつながれた一つの槍を指した。


「あそこに、この流水のダンジョンで眠っている水神エヌがいる、起こしてきてくれ」


 そう言われ早く終わらしたかった私は槍に触ると、レミィが眠っていた本と同じようにその鎖が私に巻き付くように動く


◆◇◆◇◆◇◆◇


 三回目の神界だ、視界が明けると、既に4人の神が揃ってお茶会をしていた、そのうち三人は今までにもあったことのある私が知っている神、あと一人は分からない、おそらくリヴァイアサンが言っていた水神エヌだろう、椅子は五つあり、残り一つの椅子に私が座る。


「なぜ急にダンジョンを攻略する気になったんですか?」


「人手が足りなくなったので、全員貰ってもいいです?」


 レミィとエヌはものすごく驚いており、キリィーとサリーは当然といった顔をしている、私を作っただろうキリィーさんはともかく、なんでサリーさんが、そんな顔をしているのだろうか。


「良いよ良いよ、あの子達をもらってあげて」


「なんか違う意味に聞こえるのですが……、そろそろ戻ってもいいですか?」


「ちょっと待って」


 帰ろうとするとエヌさんに呼び止められ、振り返ると、ほほにキスをされた。


「!?」


「じゃぁ、またね」


 あのキスの意味はよく分からなかったが、今は時間が惜しい、私はそのまま帰る。

エヌさんの台詞少なすぎた……

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