28話・冒険者の説明
目標文字数内に全ての内容を詰め込むのって難しいですね。
その日はクラウストさんに案内された宿に泊まり、翌日、クラウストさんに伝えられた場所に行くと今度はちゃんとギルドがあった、ギルドでは待っていたかのように職員さんがやってきて奥の部屋に案内され、冒険者の説明を受ける。
「それでは改めて冒険者ギルドの仕組みについてご説明します、ギルドは冒険者と依頼にそれぞれ、EからSのランクを付けています、これは冒険者が実力違いの依頼を受けないため、そして、実力のある冒険者が依頼を食いつぶさないためです、なので冒険者には、身分と自身のランクの証明のためこちらを常時つけていただくことになっています」
職員さんはそういうと机の上に6つの金属片を置き、それぞれの金属の名称を言いあげていく。
「プレートの素材は左から、ブロンズ、シルバーゴールド、プラチナ、ミスリル、オリハルコンとなっており、左から順番に対応するランクが上がります、プレートには特殊な魔方陣が書かれていまして、これからプレートに皆様の魔力を流し、名前を刻んでいただきます、自動で刻まれるので嘘はつけません」
職員さんは新たにオリハルコンのプレートを机の上に3枚出し、計4枚を私達の前に出す。
私達は出されたプレートに魔力を流し、自分の名前を刻んでいった、私のプレートには名前が2つ刻まれるかと思ったが、ヤミリシアの方だけしか刻まれなかった。
「ありがとうございます、これで皆様は正式に冒険者ギルドの所属になります、皆様はSランクですので、そのプレートを所持している間はご提示していただければ、通行料は無料になります、その他にも機能がありまして、まずそのプレートにお金や、お金が入ったものを当てると、中にお金が入り、財布代わりになります」
職員さんのプレートはプラチナだった、職員さんはプレートと共に金貨を取り出し金貨をプレートに吸わせる。
「このプレートには換金機能もありまして、このように金貨を入れたプレートから銀貨分だけを取り出したいときは出したい分を念じると……」
そういいながら職員さんがプレートを振ると、銀貨が1枚プレートから出てきた。
「このように銀貨だけを取り出すことが出来ます、あとは、ステータスと念じると自身の身体能力の詳細や、魔力量が数値化されて表示されます、他人に見せたいと思わない限り他人には見えることはないのでご安心ください」
これで全ての説明を終えたようで、部屋の片づけを始めた。
「これで説明が終わりました、本日依頼を受けていきますか?」
「はい、受けていくつもりです」
「それではこちらが料金的におすすめの物です」
そうして出された依頼はSランクの依頼で、レットドラゴンの討伐の依頼だった。
商業準備を次回に回します。




