24話・体と名前
え?話を引き延ばしすぎだって?
私もそう思います。
今自分の体がどうなっているのか、どう言えばいいのか、人間と吸血鬼と鳳凰と竜の混血……まぁ、何でもいい、ただ言えることは……。
「私は私です、8歳ほどの体に吸血鬼と鳳凰と竜の特性を持っているだけの私です、それではだめですか?」
バルドルフは少し驚いたような顔をすると、そのあと少し微笑み「そうですね」と、言ってくれた。
そして私はもう一つの話題を出すことにする。
「私はこれから大々的に動いていくつもりです、そこであらゆる可能性を考えて、偽名を作るか、変名をすることにしました、何かいい案はないでしょうか」
するとバルドルフが、「それならば」と、何かが書かれた紙を出した。
「それは何ですか?」
「絢様がスキルを発動された後、この紙が落ちてきまして、中には神からと絢様の偽名案が書かれていました」
そういわれて紙を見ると確かにキリーからと書かれていた、ただ神からとは書かれていない、もしかしてバルドルフ達はキリー達と知り合いなのかな?
紙には、『おはよう姫宮君、君は自分の種族を作り変えるという神の御業を行った、これを祝福し、今後のキミにもう一つの名を与えよう、これからは【姫宮 絢】とは別に【ヤミリシア】を名乗るといいだろう』と書かれていた、こんな感じの事を言っている姿を想像すると、一切似ていないと思ってしまう。
まぁ、いい、これからはヤミリシアと名乗ろう、
「神様から二つ目の名前を貰いました、私はこれからヤミリシアと名乗ります、名前は変わりましたが改めてこれからよろしくお願いします」
そう私が言うと二人はひざまずきこう言ってくれた。
「「絢様、改めヤミリシア様、今後も我らの忠誠をお捧げ致します」」
急いで話を進めないと……、
と言いながら次の投稿は20.5話・配下たちは……です。




