21話・姿変え
やったね!少し短いけど久しぶりの2話投稿だ。
「姿を変える……ですか、変身魔法などはどうでしょうか」
レイエスがこんな時一番出てくるだろう平凡な回答を出す。
「私も全ての魔法を知っているわけじゃないけど、変身魔法系は魔法封じの結界なんかで簡単に解除されるでしょ、それじゃダメなのよ」
「では単純に変装してみては」
今度はバルドルフがありがちな答えを出す。
「変装は簡単に見破られるでしょ」
いちいち出てくる意見を否定するのは何とも嫌な奴だとは思うが、どちらも一番いい解答とは言えない。
「年齢と種族を、スキルで変えちゃえばいいんじゃない?」
どこから聞いていたのかはわからないが、いつの間にかいたフェニがこれ以上ない答えを出してきた、絢のスキルの事は、契約の時に全員が知っているので、3人ともいづれこの答えにたどり着いただろう。
「フェニありがとう、その方法をしましょう」
「見た目の年齢も変えるのなら絶対に下にお願いします」
何故かレイエスがよくわからないお願いをしてきた、まぁ、確かに色々するならば、子供の方が有利なのかもしれない。
「スキルの作成終わりましたので、今から実行しますが、どうなるかは私にもわかりません、もしもの時はお願いします」
流石の私も、一回も実験していない物を確実に成功させるとは言えない、もし何かあった時には蘇生魔法かけてくれるだろう。
見た目は8歳ほど、種族はどうやっても自分と繋がりのある種族しか選べず、現在できるのは人間と、鳳凰・竜・吸血鬼の4つ、ただ全て始祖種に変えられる。人間を主軸に、全ての種族を混ぜる。
設定を済ませスキルを発動させる、発動と同時に絢の足元から白い何かが絢を包み白い卵となる。
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・sideバルドルフ
まさか、あのあとすぐに始めてしまうとは……、今日のお食事はまだ済ませてなかったのですが……まぁ、起きられてから食べていただければいいでしょう。
サブタイトルに内容が追い付いてない気がする。




