17話・神界のお茶会ー1
本編書くよりも、此処を考えるほうが時間がかかってる気がする。
そのまま挨拶を進めて言った面々は、いつの間にか、机と人数分の椅子を用意し、何故か、お茶会が始まっていた。
「それで、レミーさんはなんで封印というか、眠っていたんですか?」
そう絢が質問をすると、神たちは少し難しい顔をした、雰囲気がというより、説明が難しいといった感じだ。
「キミは、邪神って何だと思う?」
「人に災いをもたらす神や精霊、じゃないですか?」
「それはそうなんだけどね、神様っていうのはね、僕達みたいなどっかから進化したり、神から生まれたりした種族としての神じゃなくて、人間に崇められて神様になった物なの、崇められるから気が良くなって、土地を豊かにしたり、いいタイミングで雨を降らせたりする、互いにwinwinな状態、それが人間が言う神様」
「じゃあ元の世界の神様もそんな感じなんですか?」
「そうだね、地球にもそんな理由で神様になっているものは沢山いる、もう人間とは距離を取っているけどね」
そんなことを言うキリ―はどこか悲しそうだ。
「そんな神様が、なんで災いなんてものを起こすんですか?」
「まぁ、色々だよ、例えば人間が崇めなくなったり、その周りに人がいなくなったり、私達への謀反だったりね、たまに貴方みたいに私達を超えるかもしれない力を持っている人もいるの、特にキミ、神にも序列があってね、キミが神になったらもうすぐにでも上位には行けるんじゃないかな?」
自分が神に勝てるなんてそんな馬鹿な、と思いながらも話を聞く。
「前にもキミみたいに力を持った邪神がいてね、何とか対処はしたんだけど、この子の分体の消耗が激しくてね、全員が弱っちゃって、しかも封印までしかできてないから大変で……ねぇ、ついでなんだけどさ、この子の分体の全員起こして、邪神を完全に消滅させてくれない?」
「キリーさん、貴方あの時の謝罪って本気でした?……あくまで、今の私の目標は、有言実行です、私に関係が出てこない限り後回しです、あまり期待はしないでくださいね」
「それは分かってるけど、出来ればでもやってほしいんだ、それに君の従者は神にも勝てる子達だし」
「えっ、そうだったんですか!?」
「そうだよ、邪神との戦いでも最前線で戦っていた、とても強い子達なんだよー
っと、そろそろ時間だ、次はもう一度ここに来た時に」
「分かりました、続きはまた次の機会に」
そのまま絢は白い光に包まれていく。
◇◇◇◇◇◇◇◇
絢を見送ってからも神たちはお茶会を続けている。
「キリー先輩あんな平常心よく保てましたよねー」
「後輩のくせに、何なんだい?その言い草は」
「『あの子がダンジョンに追放された―』って言ったら一回気絶して、『今度は3日連続で寝てるー』って言ったら急いでここに来たじゃないですか」
「そんなことは、いいんだよ!!」
「それにちゃっかり、レミーもあの子に加護を与えてたし、キリー先輩は一体何を創ったんですか?天然の神たらしですか?」
「かわいくないよりかはいいじゃないか」
そんなこんなで神たちのお茶会は絢という話題がなくなり、それぞれの職務へと戻っていった。
本当にこれ迷作だなー




