16話・神起こし
初めての予定投稿、なきそさんの曲を聴きながら書いてるんだけど、イイヨネ。
レイエスに連れられ調理場を後にする、フェニも眠たそうだがついてきている、連れていかれた先は、どうやら書庫のようで、壁一面に本棚があり、地面にも等間隔で長方形に切れ込みが入っている、空中にも二面に本が入った正方形の本棚が浮かんでいる。
大量の本に目を輝かせていた絢だが、ただ一つ、違和感を感じる、この本の中でただ一つ、本棚に入っていない本、書見台に鎖でつながれ、厳重に鍵がつけられている。
「絢様、あちらの本に触れていただいてもよろしいでしょうか」
「いいですが、これは一体……」
明らかに怪しい、怪しいがそれは本なのだ、知識の塊でもある本の形をしたものに触っていいと言われれば、いくら怪しくても触るのが絢である。
絢が本に触れると、鍵が『パキン』と音を立てて壊れ、青白く本が光り、書見台につないでいた鎖が絢の手首に巻き付き、鎖によって絢と本がつながり、視界が白くなっていく。
◆◇◆◇◆◇◆◇
視界が元に戻ると、何処かで見たような白い部屋にいた。
〈此処は……〉
どこで見たのかを思い出そうとしていると、聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「ようやくここに来たね、久しぶりー」
「その声は神様ですね、お久しぶりです」
「流石僕のお気に入りだ、もう弱い神くらいならひねりつぶせるんじゃないかな?」
「別に力はいらないんですけどね、
そういえば私があの本を触ったら此処に来たんですけど、一体何ですか?」
「後輩の分体の一人があそこで眠ってたんだよ、本になっていたのは、ちょっとわからないかなー」
「闇の神とかが寝てる間に起きれなくなったから起こしてくれるのを待ってた、とかですか」
「正解!!、話が理解できる人は良かったよー、きみの同級生の子達なんて、スキルあげるのに何回も説明しなおしたみたいでね、此処に来たのがそんな子じゃなくてよかったよ。
ところでなんで闇の神ってわかったの?」
「途中であった魔物が常闇のダンジョンと呼んでいたので、そこにいる神様なら闇の神様しかいないと思いましたので、
ところで本人はどこに?」
「それならそこにいるじゃないか」
そう言いながら神様が私の足元を指すが、そこには私の影しかない、しかし、よく見ると神様の足元には、影が無い、そのことにまさかと思いながら質問をする。
「まさかですが、この影が闇の神様?」
「やっぱり、キリ―先輩のお気に入りって勘が良かったり、とても賢かったり、何かとすごいですよねー」
唐突に絢の目の前の神をキリ―先輩と呼ぶ何者かが出てくる。
「レミィもいつまでその娘の影になってるの~?」
レミィと呼ばれた影はそのまま絢の足元を離れ、立体的な直立をする人の形をとる。
「貴方とはあまり会いたくないんですよ、サリー」
「会いたくないって、私の娘じゃないの~、反抗期ー?、呼び捨てなんてしないで、ママって呼んでくれてもいいんだよ~」
「そんな呼び方しませんし、反抗期でもありません、そして娘でもありません分体です」
そんな会話をしながら、絢を置いてきぼりにしていく、そして絢は、こんな時にするある技を持っている、その名も、『置物の人形状態になる』である。
△▼△▼△▼△▼
そんな状態で、30分後、どうやら話が終わったようで、ついに絢に話が振られる。
「そういえば、私たち全く自己紹介していませんでしたね、私はキリ―と言います」
「私はサリーでーす、よろしくね」
「まずは名前を、レミィを申します」
そうして、神を起こした絢と、神たちとのお茶会が始まった。
この小説は私の迷作、プロットがあるにもかかわらず迷いながら書いてるから、内容がぐちゃぐちゃなの、ごめんね。




