183話・貴方はやっぱり私の物
ネタがない?
それがネタなのだ!!
その日の夜、最低限組織の経営に必要な数を残して、それ以外の分体をすべて回収、「訓練場1」そこで、私と名無しの魔人の二人がずっと訓練をしている。
彼女はよくここに居るが、それ以外の時間はほとんどダンジョンに居る、常に魔物を倒し続け魔力を増やしているのだろう、せっかく作ったボスラッシュも、最近はタイムアタックになってしまっている、そろそろ新しい魔物でも作ってみましょうか……。
「そろそろ、力を取り戻しましたか?」
「そんなものはとっくの昔に終わっている」
「ここはどうですか?」
「住みやすくはある、自らの強化もやりやすい、唯一のマイナス箇所としては、貴様が頻繁にやってくることだな」
「……そろそろ私の物になってみませんか?」
「なる訳がないだろう」
その回答を聞いたは私は、全ての魔力操作をやめて、彼女へと向き直る。
「……なら、一つ勝負をしましょう」
私のその言葉が私から出たことが意外だったのか、それとももっと別の事なのか、彼女は何かに驚いたかのような顔をしたまま、今までずっと止めなかった鍛錬の手を止めた。
「……勝負?
……誰と誰が?」
「私と……貴方でです」
「……何が目的だ?」
「貴方が欲しいだけですよ……あなたがこの勝負に勝てば、もう二度と勧誘なんてしませんよ」
「その代わり、もし貴様が勝てば、我を貴様に差し出せ……と、言ったところか」
その一言をつぶやいた後、彼女は大きくその口角を上げ、その申し出に対して了承をしてくれた。
「良いだろう、魔力量の多さ、出力の多さだけが勝敗を分ける物ではないと教えてやる、我が永遠に手に入らないという授業料と共にな!!」
その言葉と共に、彼女の体から濃い紫の色をした濃密の魔力が放出され、それに対して私は……
「大丈夫です、そんなことは分かっていますよ」
彼女にそれだけ伝え、白い魔力を身体から漏らし、ゆっくりとその魔力は天井へと昇っていく。
私の魔力が天井に着くのが早かったのか、それとも私達の行動の方が早かったのか、私達は互いに魔力を大量に放出し、互いにぶつける、その衝撃は訓練場を揺らし、城を揺らし、周囲数キロの大気をも揺らす。
「こんな小競り合いもう終わりにしませんか?」
「そうだな……」
その直後に空間に満ちていた私達の魔力が霧散し、反対に、私達の周囲に漂う魔力の用が増加し、此処から私達の本当のお遊びが始まる。
この二人が戦っても城が無事でいる方法は……(検索中)




