180話・国家経営?違います国家再建です
久しぶりにONEdayTWOupです。
次に作る作品はメタ視点多めにするんだ♪♪
神王様に授業をしている横で、厳密に言えば、分体の一つで神王様の訓練を見ながら、その他の分体の内の一つは、ステラと一緒にアヂーン王からもらった国の再建をしている。
今までにやったものとして、極少数の悪性腫瘍のように救っている貴族の取り潰し、次代がマシそうなら即時代替わりを行った、極少数と言っても、中央の方は減っていた物の、辺境伯の30%程は悪徳貴族だったせいで、最悪の状況であっても一応は、その貴族に統治させていた領地の民が全て難民化した。
それに対して、私とステラは国内の貴族の領地を拡大、多少の反発もあったが、それに対してプリンセス商会の金庫から多少横領をして領土への支援金の量を増加……、それにプラスして、商会から教育員を派遣して雇用の増加と識字率の向上、等々、様々な対策をしていたが、第一の問題は、この国の国民の人間以外の人類への嫌悪の感情、今まで教育で植え付けられてきたこの感情を簡単になくすことはできない。
「あ~もう!!」
「やはり、少しめんどくさいですね」
「少しで済んだらいいわね、書類の山なら一日で終わっても、人の意識を変えるのは何十年、下手をすれば何百年もかかるのよ!!」
一体どういう教育を受けてきたのかは分からないが、この国の国民の人間以外の人類に対する嫌悪感は正直言って異常だ、しかし、プリンセス商会の子達はそのほとんどが人間以外の人類、つまりは教育が予想通りうまくいっていない、プリンセス商会の商会員であるあの子達も頑張って、子供たちの代の意識は変わりつつあるが、この方法で、次代から変えていくのなら最低でも50年はかかってしまう。
「いっそ洗脳でもしてしまいますか?」
「貴方、私が行ったことしていないの?」
ステラに怒られてしまった……、特に何も悪いことは言っていないと思うのだが。
「やってますよ、ちゃんと色んな感情を作ってみています、もちろん倫理観も」
「じゃあ、そんなことがだめなのはわかるでしょう、それに倫理観を無視したとしても、何かの拍子にその洗脳が切れたら反乱がおきるわ」
「だから意識を変えたと思わせないように軽い洗脳をかけるんです、密室商法と同じで、あくまでも軽い催眠状態にかけるだけ、本格的にかけなければ、解けたとしてもその影響は低いでしょう」
その言葉の直後に、ステラにアイアンクローをかけられる。
「だからそう言う問題じゃないって言ったでしょう」
更にその直後にステラがアイアンクローに力を入れる、本来の私の頭であれば簡単に握りつぶされるような力だが、私の身体強化で私は無傷に、反対に、ステラの指の関節が外れる……、一体どういう力の入れ方をしたのだろうか?
「あんた本当に私と同じ体なの?
一体どういう強化の仕方してるのよ……」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫なわけないじゃない……」
そんなことを言いながらステラは自分で外れた骨を元の位置に戻していく……、絶対強く痛覚が刺激されるうえに、無事に戻らない可能性が高いが……、まあステラだし大丈夫だろう。
そんなことを考えていると、ステラが話を元に戻す。
「とにかく、国民たちをどうするかが問題ね……」
「商会の人員と合同でパーティでもしますか?」
そんなことをステラと話し合いながら、私達は国家を再建していく、いったいどれほどの時がかかるかは分からないが……。
この続き気になるっていう人が一人でもいれば続き書きます。




