162話・畏怖の理由
そろそろ皆さん飽きてきたのではないでしょうか……
あとどれくらいしたら終われるのでしょう……
「それでミィちゃん、僕達を呼び止めるなんて一体何があったんだい?」
「ミィちゃん……とは?」
「僕たちの王様のあだ名だよ、僕以外にこうやって呼ぶ人はいないけどね」
「一体なぜそんなあだ名に?」
「ミクロニー・エマールイっていう名前でね、その最初と最後を取ってミィちゃんって呼んでるんだ」
「……私もそう呼んでもいいですか?」
「やめてくれ!!」
「……では、神王様とお呼びさせていただきます」
私がそう言うと、ミィちゃん、もとい神王様が何か、もごもごと動いている。
「それで、一体何があったんだい?」
「……が、……て……くれんのだ」
「ん~、なんて言ったのかな~?」
「皆が、我を怖がって近寄ってくれんのだ!!」
「……それがどうかしたんですか?」
「何故皆我を怖がるのだ!?
何故だ、やはりこの地位がだめなのか?」
私はその様子を見てキリィーにこっそりと思考共有をつなぐ。
(もしかして、神王様は、これ無自覚でしているんですか?)
(そうだね~、伝えるのもめんどくさそうだから……)
(そうなんですか……)
「貴様らは何かわかるのではないか?」
「神王様は……その……自分の魔力は自覚していますか?」
「魔力……何のことだ?」
「神王様、自身を客観視してみましょう、神王様、右目を閉じてください」
私がそう言うと、神王様は右目を閉じて、私に確認を取る。
「これでいいのか?」
「それでいいですよ……」
そして、私の右目と、神王様の右目をリンクさせる。
「……な、……何だこれは!?」
そこに映るのは、辛うじて人型であることがわかる分厚い紫の煙に飲み込まれている何か……、もとい神王様である。
「それが普段他の人たちが見ている貴女です、ちなみにこれが、私が見ている貴女です、こんな見た目の物を怖がらずに入れますか?」
そう言って私は、目に少しだけ魔力を込める、すると、かなり煙は薄くなり、神王様の姿かたちが見れるほどにはなったが、それでもまだまだ濃くはっきりと煙が見える、神王様がそれを見たことを確認し、私は神王様に右目を開けてもいいことを伝える。
「神王様、まだ間に合います、魔力操作を学びましょう」
「うぐッッ、頑張るのじゃ……」
「頑張るではだめです、やるんです、私が教えますから出来るようになってください」
そうして、そして神界で2つ目の私が持つ教室、神王教室が開かれた。
1000話近くあってもだれずに面白い人ってすごいですよね、私もそんなのを書けるようになりたいです……




