153話・世界の違い
久しぶりです、ちょっとネタが尽きてきまして……
先生に一晩絞られて、最後にはいろいろともうしないという事で終わってくれた、先生は怒りながらも自分の部屋に戻って行ったが、私はそのまま寝ずにこの城の探索を行う、この世界は私の時と比べて色々と差異が大きい、物によっては全く違う場所もある、特に教育は全くの別物だ、全員が大学の授業まで終わっている、魔法に至っては全員が飛行魔法が使える、色々と難しい物があったので後回しにしていたのだが、いつの間にか成功させていた、ずっと見てはいたはずだが何時やり始めたのだろうか?
まあいい、飛行魔法は瞬間転移よりも難易度が高い、出来るという事は同じレベルの魔法を使うこともできるという事だ、出来るに越したことは無い。
暫く歩いていると、廊下の端にシルキーを見つけた、シルキーも私の事を見つけたようで一気に近づいてきた、知る気は「ンフッ」や身振り手振りで意思疎通を使用手している、恐らくこの世界線のシルキーは喋ることが出来ないのだろう……しかし、最初から見ていなかったせいで、彼女が何を言いたいのかが全く分からない……さて、どうしたものか。
「シルキー、もう一度初めから言ってくれない?」
私がそう言うと、シルキーははっとしたような顔をして、何処からか、簡易的なノートとペンを取り出し、ノートに何かを書き始める、10秒ほどで書き終わったようで、その内容を私に見せる、そこには、恐らくこの世界線の私がシルキーに言ったことだろうダンジョンの入り口に建設した建物の改造が終わったことが書かれていた。
「ありがとう、後で案内してね」
私がシルキーにそう言うと、シルキーは大きく首を縦に振って何処かへと走って行った。
「さて、一通りは見ましたし、どうしましょうか……」
流石にもうやることが無くなった、どうしようか……、久しぶりに剣術でもしてみましょうか、思い立ったが吉日とも言いますし、久しぶりに行きましょうか……。
そう思って行った訓練場には、一人、必死に自分の技術を磨き続けている人がいた。
やっぱり喋れないシルキーちゃんの方が可愛いよね、みんなそう思わない?




