147話・めんどうくさい
言っただろ、超不定期投稿だって、昨日は今日投稿しようなんて思ってなかったが、やっぱり今日投稿することにした。
ただ、題名の通りめんどくさいぜ、私達がこの話を理解するのがな……
なぜ今私が森の中にいるのかは分からないが、あの煙のせいなのは間違いないだろう、そして、もっと問題なのは……
「ここ現在じゃないですね……」
ここは現在ではない、そして未来でもない、なぜならばこの世界に私が拠点としている6つのダンジョンがない、他の世界に飛ばされたという説もあるが……その可能性はとても低いと言っていいだろう、その理由としては、私も、行けるのは神界まで、更にそこを通らないといけない別世界に行くにはかなりしんどい、私よりも魔力が少ないあの煙にできるとは考えにくい……まあ、自分がどこにいるのかもわからないせいで、下手に転移したら何処かに埋まる可能性もある、それならば分かる場所に行った方がいいだろう。
「しかし……分かる場所で、変わらない場所とは……」
少し悩んでいると、その条件に一致した場所を思いだす。
「神界に行きましょう!!」
そうつぶやいて、私は神界へと転移する……すると、私の目の前には完全に真っ白などこかで見たことのある気がする部屋と地球の神であるはずのキリィーの姿が目に入る。
「ん?君は誰だい?」
「……あなたはキリィーであってますか?」
「何で僕の名前を……いや、まさか、君は未来から来たのかい?」
「やはりここは過去ですか……」
「いやいや、君だけで納得してないで、僕にもどうなっているのか説明してくれないかい?」
「あぁ……、まあ、そうですね……」
キリィーに煙の事や、未来であったことを説明すると彼女は何か納得したようで、スムーズに話を理解してくれた。
「ノリでキミを作ったか~、確かに僕ならやりそうだ、それで、その魔神が君をこの時間に飛ばしたのかい?」
「恐らくそうだと思います、今が何時かわかりますか?」
「多分、君の時間から1万3千年は前だね……」
「1万3千……世界を宇宙ごと創るのか、星だけ何のかは分かりませんが、地球の寿命は確か46億年は前だったはずなのですが……」
「世界を作った後は時間加速を使うことが多いからそう言うのはあてにならないよ、あと世界を作るときは宇宙ごとだね」
「そうですか……」
誤差がかなり大きそうですね、試してみましょう……。
一度指を鳴らし、大体の時間に転移を発動すると、後ろから声がかかる。
「ねえ、その魔神倒していってくれない?」
「タイムパラドックスが起きそうなので嫌です」
「君がここにいる時点で十分起きているさ、それにその魔人の居場所はもう突き止めたからね」
「今倒したらダメでしょう、私は最低限の違いしか起こしてませんよ」
「大丈夫だよ、もうサリーはあの世界を管理人として自分の分身を作って長い間寝てるし、その分身たちはもうやられてその魔人の封印と引き換えにダンジョンで眠ってるし……」
今魔神を倒しても正史はほとんど変わらない?……もしかして、私は既にこれをしていた?
十分あり得る話ですが、その確率は恐ろしく低いでしょう、ですがやってみる価値はありますね。
「いいですよ、やります、魔神のところまで連れて行ってください。」
すまん、明日はこの小説は休む。




