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チートでもいいでしょう?  作者: ヤーチャン
2章・宵闇のダンジョン
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11話・ここはどこ?

やっぱりステータスを書くのは新しいスキルを手に入れたときだけにします。

次は11,5話残留組だよ~

 10階層目のボス戦、その敵はリッチだった。リッチはその姿を表すなり驚くことを言った。


「この宵闇のダンジョン110階層へ、ようこそ人の子よ、そして被食者よ」


 宵闇のダンジョン……何かで読んだことがある気が……、そうですダンジョンに関する本です、あそこには確か、通常のダンジョンのほかに、神様が眠っていると言われている六つのダンジョンがあるという話でした、常闇のダンジョンはその一つで、確か100階が最下層で、そこから下に下る階層はないという話でしたが、どういう事でしょうか。


「一つだけ聞いていいかしら?」


「我を前にして緊張一つないその堂々とした立ち居振る舞いに免じて許してやろう、何が聞きたい申してみよ」


「この宵闇のダンジョンは、何階層まであるのかしら?」


「ふむ、そんなことを気にしてどうするのかは知らんが、いいだろう答えてやる、このダンジョンは200階層までだ、ほかに質問はないのか?」


 何だろういきなりチュートリアルおじさんになった気がする。


「えぇ、もうないわ。それじゃあはじめましょうか」


「あぁ始めよう、被食者よ」


 その言葉が終わる前にリッチは空中に多数の魔法人を描き、魔法を放つ、絢はそれに対抗するように魔方陣を展開する、しかし弾速と、展開スピードで負けており、少しずつ押される。


「被食者よ、そんなものか!!」


「さっきから、被食者、被食者と五月蠅いわよ」


 ついでなのでスキルを作ってみることにした、『捕食』、ただ食べるだけだが、こいつ相手には十分なスキルだろう。


 絢は、魔法の展開と同時に魔素を濃く広げていく、広がった魔力が相手の魔法を分解して吸収する。


「なに!?」


 このくらいで何を驚いているのだろう、まだまだ私のターンは終わってないのだけれど。


「これで終わりだとでも思います?」


 絢は自信を中心に全体へと広げていた魔素を前方へと集中させていく。


 魔素の集中に気づいたリッチは、じりじりと後ろへと下がりながら魔法の弾幕の量を増やしてゆく、しかしどれほど増やそうと広がった魔素に触れた魔法は魔素にまで分解され絢へ吸収される。


「私が捕食者よ、被食者のリッチさん」


 絢はそういいながら自身の魔素から飛び出し、にっこりと微笑みながら愛刀でリッチを切り裂いた。

 

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