118話・白虎を仲間に
フェニと、これから何若かけて仲間にする4体の神獣は、朱雀・白虎・玄武・青龍・麒麟の五獣を元ネタとしています。
あの後、バルドルフとレイエスから、私がした試験もどきについて一時間ほど怒られ、もう二度としないという約束をさせられた、別に危険はなかったのだが、何故ここまで怒られたのだろうか……。
なんとなく、言ったら引き止められそうな気がするので、仕事用に3、4体の体だけ置いて、神獣である五獣の内4体を探しに行く、ちなみに五体目はフェニだ、フェニは南の神獣なので、西から北を通って東に、最後に中央の大陸で探せば全員見つかるはずだ、私の宝物の、神の本によれば、まだ誰も勧誘できていないそうなので、ぜひ私が勧誘したい。
そんなこんなで今、私は西の大陸にいる、先日大会があった都市は、あの熱気も完全に息をひそめ、皆来年の準備をしている、しかし、私の目的は町を見る事ではなく、西の大陸の神獣「白虎」を探すことだ、出来るだけ、薄く魔力を広げて、何処にどんな存在がいるのかがはっきりとわかる、そのまま少しずつ広げていくと、草原にそれっぽい物を見つけ、そこに転移する。
「……貴様、何をしに来た」
「貴方を貰いに来ました……」
「……何を言っている?」
「だから、貴方を貰いに来ました」
「貴様、自分の言っていることを分かっているのか……?」
これは、自分を配下にしたければ勝って強さを示せ……みたいなやつでしょうか……いいでしょう、受けて立ちましょう、自分の知らない物を使うのを見るのは楽しいのでいくらでも相手をしましょう、私は魔力の抑えを無くす、魔力を抑えるために使う無駄な魔力を使わなくてよくなるおかげでかなり楽になる。
「強さが見たいならいくらでも見せますよ……」
少し目を話していてきずかなかったが、白虎が何かに怯えている……
「どうかしましたか?」
「なぜ魔力を隠す?」
「何故って言われましても、出してたら魔物が出てきたりしてめんどくさいじゃないですか……というかその反応は貴方をくれるってことでいいんですか?」
「そうだな……我もこんなところで死にたくないのでな……」
「じゃあ、名ずけですね」
「ちょっと待て……」
何だろう、今度は驚いている、本当に何を言っているのだろうか……
「何ですか?」
「貴様、魔力量は大丈夫なのか?」
魔力量の話か……確かに名ずけは沢山の魔力を使うが、色々と考えれば、何人に名づけをしても大丈夫なのだが……知らないのだろうか?
「大丈夫ですよ、魔力は常に回復量が上回っているので……」
「そ……そうか……」
そのまま白虎の名づけをして、そのまま二人で南の大陸に転移する。
大陸の位置関係のイメージは、大陸を方角で分けてますが、温度差を除けば、ただ神が眠っているダンジョンがあったから絢の大陸が真ん中になっているだけで、配置的にどの大陸を真ん中にしてもだいたい同じ感じになるようなイメージです。




