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0.1%の魔王  作者: イチノセ
1/1

元最強堕天使と

初めて書く小説なので温かい目で読んでくださると光栄でございます。

イチノセより

西暦852年 俺は魔王になった。

何故かは自分でもわからない。

なぜなら、記憶が無いからだ。

記憶がないうちに、俺はウェルヘン王国の4分の3を破壊していたらしい。

目が覚めると、そこは半径4mくらいの透明な球体の中で、身動きもとれた。

しかし、腰の制御装置によりって力は生活に必要なレベルの力しか出せなかった。

そして、その牢で生活して300年程がたった。

俺は魔族だから不老に近いからなかなか死ねない。

しかし、人間はすぐ死ぬから50年くらいするたびに監視の奴や、飯を持ってくる奴が変わる。

ここで300年暮らしたが、大して辛いものではない。

食事は健康的なものが3食出るし、監視や飯を持ってくる奴もいい奴っぽく、話しかけてくれる。

まぁ、暴れないようにするためでもあるようだがな。

300年がたって、俺が壊したことになっているウェルヘン王国も今はどうなっているのかも分からない。

けど、300年結構いい生活ができた。

俺の寿命はまだ少なくとも2000年は残っている、いつしかは脱走のチャンスが巡ってくるかもしれない。

でも、俺はここを脱走なんかしないことを決意した。

しかし、そんな決意もすぐに無いことになるのであった。

324年目、飯を持ってくる奴が心臓病で死んだらしい。

いい奴だったのにな。

すぐに代わりの奴が来た、名前は「瑠璃」と言っていた。

髪は短めで、橙色の目をしていた。

話していくうちに今までの誰よりも仲良くなった。

彼女には、俺を暴れないように抑える。という心より、俺と仲良くなる。という気持ちが感じ取れた。

俺の真の姿はまさに堕天使。

今は腰の装置によって抑えられ、ただの人間のような姿だが、彼女が俺の真の姿を見たら怖がるだろうか。

そんな事を思っていた時、俺の決意を覆すイベントは起こる。

そう、唐突に透明な球体が破壊されたのだ。

俺は興味本位で球体が格納されていた部屋から出てみた。

夜だということもあり人の気配はしなかった。

念のため、俺の特殊能力の「感知(Lv.3)」で辺り半径10kmに人間がいるか調べたところ、突き当たりの部屋に2人が密着しているのを感知した。

俺に脱走することは眼中にすらなかった。

その2人に球体が割れたことを伝えにいこうとし、ドアの前まで来ると、卑猥な声が外まで聞こえてきた。

俺はその声に聞き覚えがあった。

その声は口を何かで縛られているような声で、俺と仲のいい声だった。

ドアを勢いよく開けると、その声はやはり瑠璃だった。

口と手と足を縛られ、謎の男に襲われていたのだ。

俺はその姿に今まで感じたことのない苛立ちを覚えた。

「てめぇ、なにしてんだよ。」

俺はここにきて初めてこんな口調で喋った。

「お前、だいぶ前に王国を滅ぼした魔王様じゃないか!で、も、その腰の装置でどうにもならないよね~!ほら、お前の大好きな瑠璃ちゃんがこんな目に~!ほらほら!瑠璃ちゃん!魔王様に助けてもらいなよ!」

男は瑠璃の尻を叩きながら言う。

「ひげぇてぇ!ぁあぁ!」

瑠璃が必死に俺に逃げろと訴える。

なぜなら、今の俺には元の0.1%程度の力しか出せなく、この男にでも俺は殺されてしまうからだ。

しかし、俺はその場から逃げることが出来なかった。

瑠璃と男の繋がりが激しくなっていく。

それにつれて、俺の怒りも強くなっていく。

俺はありったけの力を右の拳に注ぎ込んだ。

「オラァァァァ!」

しかし、でた力はオーク一匹倒せる程度だった。

「なに?そのヘボい攻撃?」

そこで俺は力尽きたらしく、記憶もそこで途切れている。

その翌日目が覚めると球体の中だった。

しかし、飯の時間になって、飯を持ってくる奴は瑠璃ではなかった。 


それから一年がたった今。

俺は脱走して瑠璃を探すことを「決意」した。

所々可笑しい日本語があったりするかもしれませんが、温かい目で読んでくださると嬉しいです。

イチノセより

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