月光のうた

作者：椚田雷兵衛

夜道を歩くぼくの後に

その子は一人で、ついてくる。

空に浮かんだまあるい月は

ぼくとその子を、照らしてる。

ぼくが急に立ち止まったら

その子も急に立ち止まる。

その子が急に立ち止まっても

ぼくはかまわず歩き続ける。

その子が急にいなくなると

ぼくは不安になって探す。

ぼくが急にいなくなったとき

その子はぼくを探すかな。

ぼくがその子を見つけたとき

その子は隣に並んで歩く。

空に浮かんだまあるい月は

ぼくとその子を、照らしてる。

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―　新着の感想　―

[良い点] 不思議な雰囲気だ [一言] 恋愛かな？って感じました。面白かったです。他の作品も読んでみたいです。

2017/07/06 23:15 舘ひつじ

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