表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/263

88匹目 サモナー土地を貰う

今回はキリが悪かったので短いです

 

 フェアリーガーデンの精霊の泉でログインしました。

 精霊の泉に飛び込んだら始まりの街の噴水から出てきたんだし始まりの街の噴水に飛び込んだら精霊の泉に行けるんじゃね?と思ったけどそんな事はなかった。

 無駄にびしょぬれになった後、逃げるようにフェアリーガーデンに駆け込み精霊ちゃんに場所を貸してもらってログアウトして、羞恥で布団を抱きしめながらゴロゴロしまくり落ち着いた頃に戻ってきた←今ココ


 んー、アイギス達のMP回復量は8割ぐらいかね?まぁ大丈夫だろう。というかこれ以上待つのは嫌だ。早く第3層見てみたい。


「~~!」


「む?おお、ティーニャか。戻ってきておったのじゃな」


「ただいま。丁度今戻って来たところだ。悪いな、場所借りちゃって」


 ティーニャが召喚と同時に精霊ちゃんに抱きついた。というかあれはもうタックルだな。結構な速度でぶち当たったのによろめきもしないのはやっぱりレベル差なんだろうか。精霊ちゃんのレベルは鑑定不能だからいくつなのかは分からないけどさ。


「別に気にすることは無いのじゃ。むしろそなたらがここに来ればわらわの子らが喜ぶからもっと来てもいいのじゃよ?」


「そうか?じゃあ遠慮無く借りさせてもらうよ」


「うむ。わらわも人間の住処に興味があるのじゃ。家というものはあの三角のものとは別のものなんじゃろ?」


「まぁ、テントも仮設の家みたいなものだけども。俺が建てたいのはもっと大きな家だな。といっても家を建てる目処は全くたって無いんだけどね」


 精霊ちゃんにはテントを建てる許可を貰うついでにその土地に家を建てる許可まで貰ってしまった。

 ダメもとで聞いてみただけだったんだが二つ返事でOKを貰ったときは驚いたな。街の中で土地を買おうとしたら現在の所持金の100倍は必要だったからな。

 郊外付近の安い土地だけでそれだからな。

 大通り沿いな上に立派な家まで建っているレン君の工房はいくらかかっているのか……

 やめよう。考えただけで眩暈がする。


 ともかく俺は始まりの街噴水広場まで徒歩30秒という超優良な土地(ただし片道な上にびしょ濡れになる)をタダで貰ったわけだ。


 問題は家をどうやって建てるか……なんだよな。

 家がアイテムとしてストレージに入るのなら問題は一発で解決するんだが、ダメな場合土台から作らなきゃならないんだよなぁ。

 レン君の手が開いていたら丸投げするんだけど今は船作りで忙しいみたいだし。俺の知り合いで他に家を作れそうな人は他に居ないし信用出来ない人をココに連れてくるのもなぁ。


 まぁ、最悪俺が木工と建築のスキルを取って自作するしかないな。幸いスキルポイントは余ってるし、トレントの木材もグロス単位であるし、俺の予想が正しければ昼はキツネちゃんとの戦闘以外の時間は空くと思うんだよね。だって月光草だよ?これ絶対夜にしか咲かないパターンでしょ。あるいは月光のように美しい花の可能性もあるけど……


「……お主は人と話ている途中に急に考え込む癖でもあるのかの?お主の召喚モンスター達がわらわの子らに集られておるのじゃが……」


「きゅぃ~~」

「ホ~~」

「メェエ~~」


「「「「~~~~♪」」」」


 おう、本当だ。もふもふ代表の3人がフェアリー(ティーニャも含む)にめっちゃ集られてる。ここからだと蠢くフェアリーの団子にしか見えない。一匹一匹はかわいいフェアリーだけど流石にあそこまで群れられたら怖いものがあるな。ボーパル達酸欠で死んだりしないよな?大丈夫だよな?


「……にゃぁ」


 そしてノゾミだけが俺の服の中に逃れているというね。ちゃっかりしてんなぁ。確かにフェアリーにまみれながらじゃれるのはノゾミのキャラじゃないってのも分かるけどさ。


「おーい、そろそろ行くぞー。出てこーい」


「お主らも離れてやるのじゃ。なに、またすぐに会えるのじゃ!」


「「「~~~!」」」


「きゅぃー!」

「ホー」

「メェエ……」


 精霊ちゃんの言葉に従いさっと離れたフェアリー達の中から元気なボーパルといつも通りなミズキとヨレヨレなアイギスが出てきた。

 なんで一番体力が高いアイギスが一番疲れてるんだよ。


 まぁ、精神的なものだとは思うけどさ。


「んじゃ、精霊ちゃんもフェアリーの皆もまたな。といっても直ぐにまた来る予定ではあるんだけどさ」


「きゅい!」

「ホー」

「メェエ」

「~~~!~~!!」

「……んにゃ」


「うむ。またな。なのじゃ」


「「「「~~~!!」」」」


 精霊ちゃんとフェアリー達に軽く手を振って別れを告げる。ティーニャだけはいつまでも仲間のフェアリーに手を振っていたんだがお前が居ないと木の洞の転移が発動しないんだが……


「ほら行くぞ!」


「~~~!」


 あ~れ~的なことを言っていると思われるティーニャを摘んで洞の中に戻ると今度は転移が発動した。

 さて、目指すは森の第三層。そこに生えている筈の月光草だな。

 サクサク採取してサクサクキツネ狩りだ!!


  -------------------------------------


「またな……か。存外よいものじゃな……」


「~~?」


「なに、ちょっと考え事をしていただけなのじゃ。さあ!次は何をして遊ぼうかのう」


「~~~!!」


「む、かくれんぼか……あれは体の小さいお主らが有利じゃからのう……何か別の遊びを……」


「「「~~~!!」」」


「あ、これ!勝手に始めるでない!待たんか!待てと言っておろうに~~!!」


もふもふ!

誤字脱字ありましたら感想のほうへお願いします。


本当は半分で精霊ちゃんと別れて第三層の探索に入る予定だったのに・・・

次回第三層へ突入!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ