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74匹目 山エリア第二層

前回の話をちょっと加筆しました。

具体的にはフリーフォールの後メトとお話をしました。

今後出番があるかは未定です。あったとしてもユウの評価は最低値だろうなー。

 

 《スキル:ダッシュがレベルアップしました》


 数々の障害を乗り越え(ほぼサモナー達)やってきました山エリア!もうね。知り合いの紹介以外ではプレイヤーに会わないことにしようかとまで考えてる。

 一見さんお断りシステムだな。色々とめんどくさくなってきたし、俺はボーパル達がいればそれでいいしな。

 いっそのこと他のプレイヤーが居ないどっかに……フェアリーガーデンにでも住み着こうか。泉周りはプレイヤーは殆ど来ないって話だったし。俺の行動範囲は森方面に偏っているから案外悪くないかもな。問題点は……武器も防具も受け取ったし、船は急ぎじゃないし……フィアちゃんに会いにくくなる事ぐらいかな?……やっぱり止めようかな……


「きゅい!」


 《スキル:杖がレベルアップしました》

 《召喚モンスター:ノゾミがレベルアップしました任意のステータスを上昇してください》


 お、戦闘終了か。ボーパルが脚力に物を言わせてひっくり返したカメをゴスゴスするだけの簡単なお仕事だったな。


 ノゾミ 野良猫

  Lv5 → 6

  体力10  

  筋力14 

  敏捷15 

  器用14 → 15

  魔力4

  精神5


 スキル

 隠蔽 気配察知 夜目 登攀


 山に昼にでるモンスターはイワガメと起きているヤギ。それからサルだって前タクに聞いたような気がするんだがなかなか居ないなサル。


 山エリアは基本的に斜面しかなく、下のほうは針葉樹が生えているちょっとした林みたいになっている所がポツポツとあり、上に行くほど岩山の割合が増えていき斜面も急になってくる。

 サルがいるのは恐らくこの林辺りだろうと思うんだが……。


「「「キー!!」」」


 モンスター モンキー Lv3

 状態 アクティブ


 《スキル:鑑定がレベルアップしました》


 噂をすればなんとやら。というか俺こういう事多くない?

 ハッ!もしや俺にはフラグの操作能力が備わっているのでは!?この能力を使えば俺に近づいてくる厄介ごとフラグを纏めて叩き折ることも可能に!がおがお!


「きゅい!」

「ホー!」

「~!」


「「「キ、キィ~……」」」


 とか、バカな事を考えている間に、うちの火力担当三人組によってサルが全滅していた。

 まぁ、レベル3だしな。一匹の封印率の上昇は10パーセントか。残り7匹サクサク行こうか。


 -------------------------------------


 《召喚モンスター:ティーニャがレベルアップしました任意のステータスを上昇してください》


 《モンキーの封印率が100%になりました》

 《モンキーが封印完了しました》

 《スキル:召喚魔法がレベルアップしました》


 ティーニャ ハイフェアリー

 Lv16 → 17

  体力 12

  筋力 1 

  敏捷 14 → 15

  器用 11 

  魔力 22 → 23

  精神 20


 スキル

 浮遊 風魔法 土魔法 水魔法 風魔法耐性 隠蔽


 ホイ、封印完了っと。人目を避けて狩りをするのは疲れた……

 何で俺がこんなことしなくちゃいけないんだ?まぁ俺が目立ちたくないからなわけだが。騒がれたらめんどくさいし。

 はぁ~。これが有名税ってやつなのかね?報酬もいいのを貰ったし、楽しかったから闘技大会に出たことは後悔はしてないけどね。次のイベントも出る気マンマンだし。というか出す気マンマンだし。皆を。


 うーん。イベント中だけマスクでも付けようか。謎のマスク召喚士ウサギ仮面参上!的な?パーティメンバーで絶対バレるけど。


「……にゃぁ」


 とか考えている内に第二層に到着。大勢居るプレイヤーに見つからないように移動するスニークミッションはなかなかに骨が折れた。

 あれ?俺がやってるゲームはメタルは歯車じゃなくてRPGだったはずなんだが……って、このツッコミは前もやったな。


 ともかく、せっかく登った山を下りて第二層についた訳だが。目に見えるのはどこまでも続く巨大な崖だな。崖というかむしろ壁だな。

 ご丁寧にネズミ返しっぽい出っ張りまでついたその崖には、大小さまざまな穴が開いておりその中が洞窟になっているみたいだな。ミズキやティーニャ。ボーパルなら崖を越えることは出来そうだけれど、俺が越えられなかったら意味ないからな。おとなしく洞窟を進みますかね。


「ノゾミは俺の近くに居ろよ?せめてクラスチェンジするまでは戦闘に参加はさせられないからな」

「……にゃぁ」


 という訳でボーパルを先頭に探検開始。たしか洞窟内では火魔法を使っちゃダメなんだっけ?というかボーパルの蹴りの余波で洞窟が崩れやしないかすごく心配なんだが……。


「……って、暗!全然前見えねぇんですけど」

「メェエ……」


 洞窟内は思ったより暗かった。入り口の明りが差し込むからある程度は大丈夫なんだが二回も曲がるともう真っ暗だ。

 夜の森は暗くても辺りは見えるレベルだったのに、この洞窟の暗さは異常じゃないですかね?いや、洞窟が暗いのはむしろ正常ではあるんだが、ゲーム的な意味で。


 うーん。察するにここはそういうステージなんだろうな。暗闇ステージとでも言えばいいのか?

 光源になるアイテムとか夜目のスキルとかを持ってないとまともに探索も出来ないと。

 うちのパーティで夜目持ちはミズキとノゾミだな。ボーパルも最悪音で何とかできるとして。アイギスとティーニャと俺がどうしようもないな。火魔法を使用可能ならまだやりようはあったんだが……。


 なんか光るアイテムってもってたっけ?うーん……ダメだ。ボーパルの脚甲しか思い浮かばない。あれは攻撃の瞬間しか光らないからなー。

 索敵と称して暗い通路に矢を撃ちまくる商人とかもいるけど、洞窟内で斬撃波を放ちながら探索するわけにはいかないしな。他のプレイヤーにあたるかもだし、ボーパルのMPがもたないし。


 しゃーない。一旦出直してカンテラかタイマツでも買ってくるか。この後砂漠にも行きたいし、そろそろお腹もすいてきたしな。

 サクサクとノゾミのクラスチェンジまで行きたいんだがなかなかうまく行かないな。


「「「「グギャギャギャギャ!」」」」


 だからってわざわざ出向いてくれなくても良かったんだけどね。


「ホー!」


「ミズキ!ボーパル!敵の注意を引きつつ後退!とりあえず明るいところまで下がるぞ!」


 敵の姿が見えているミズキとボーパルを殿に洞窟の入り口付近まで戻ってくるとやっと襲撃者の姿を確認できた。


 モンスター ゴブリン Lv14

 状態 アクティブ


 肌が緑で子供ぐらいの大きさの棍棒を持ったモンスター。雑兵でおなじみのゴブリンさんじゃないですか。

 いや、雑兵ってレベルじゃないけど。イメージの話ね。


 敵は4体居るが目が見えるのならさほど問題じゃない。

 あんな奴、サクッと倒しちゃってくだせぇ。先生方!


「きゅい!」

「ホー!」

「メェエ」

「~~!」


もふもふ!

誤字脱字ありましたら感想のほうへお願いします。


今回やけにネタ発言が多かったのは前話の執筆でストレスが溜まっていたからです。いつもどおりじゃね?とか言ってはいけません。


後、流石に分かりづらくなってきたので1匹目から順に小話タイトルを付けて回る作業に入るので次の投稿は遅れるかもです。

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