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64匹目 本選第十二試合 ボーパルVSライガ (ボーパル視点)改定版

※注意※

この話は”64匹目 本選第十二試合 ボーパルVSライガ (ボーパル視点)”があまりにも酷いということで丸っと書き直したものです。

殆ど内容は別物なのであしからず。

 

『さて……休憩も終わってついに第十二試合が始まってしまう時間だ……』

『ドキドキするよー……いろんな意味でー』


 zzz……はっ!寝てないの!出番が無くて暇だからって、うとうとしてたりなんかしてないの!あたしを寝かせられたら大したものなの!……くぅ~……


『選手の入場の時間だ!テンションを上げていくぞ!』

『お、おー!』


 ふぇ?もう出番なの?もうちょっと遅くても良かったの……ふぁ~。なの。


『真っ赤なマフラーたなびかせ、颯爽と現れたのはボーパル選手だぁああああああ!!』

『きゃああああ!こっち向いてー』


 んー相変わらずステージはうるさいの。寝起きの頭に響くからやめてほしいの。


『たかがウサギと侮るなかれ!第一試合ではその圧倒的な速さと技術を見せつけ相手選手を瞬殺!皆の心にトラウマを残した今大会でも屈指の実力者だ!!』

『ボーパルちゃん頑張ってー!いや、本当に』


 ふふん。言われなくても頑張るの。あたちの敵はみーんな倒すの。ごしゅじんさまに褒められるのはあたちで決まりなの!


『優雅に一礼をして入場したのは我らが変態。ライガ選手だぁあああああ!

『きゃああああ!こっち向かないでー!』


 あっちから歩いてくる黒い人が今度の敵なの?シルフ以外のしゅつじょーしゃは皆、敵なのもう覚えたの。


『ライガ選手はただの変態じゃないぞ!第四試合では怒涛の六連チェインで相手に何もさせずに瞬殺!第九試合では序盤押されるも、突然全裸(全裸に見えるパンツ&ネクタイ&手袋)になり相手が動揺しているところを一撃で倒して準決勝にコマを進めた強者だぁああああ!!』

『……実力のある変態って厄介だよね……一応、前回の試合の後に試合中の全裸禁止は何度も注意しておいたけど大丈夫かなぁ……』


「こんにちは可愛らしいウサギさん。どうやら私は可憐な対戦相手に縁があるようだ」

「きゅい」


 こんにちは、なの。挨拶はされたら返すの。相手が敵でも変わらないの


『うん。選手の贔屓をするなとはもう言わないけど責めて言葉に出すのはやめような?全プレイヤーに聞かれていることを忘れるなよ?』

『無理!』


「予選でのあなたの活躍を耳にしてからあなたと拳を交わすのを楽しみにしていましたよ。今日は存分に死合いましょう」

「きゅい!」


 んー、良く分からないけど褒められたの?照れるの~。


『力強い否定をありがとう。さて!かたや、最高九チェインの最強ウサギ。かたや最高八チェインの最凶変態。いったいどんな勝負になるのかまるで読めないぜ!!』

『全裸(裸マフラー)VS全裸(裸ネクタイ)の試合になると思うよ』


 あ、また開始位置に移動するの忘れてたの。うっかりさんなの。


『いや、見た目の話は一切していないんだが……まぁいい。両者開始位置についたな。それじゃあ。試合開始だ!!』

『ボーパルちゃんがんばってぇえええええええ!!』


「では……参りますよ!!」


「きゅい!!」


 アクションスキル<跳び蹴り>


 アクションスキル<跳び蹴り>


『ボーパル選手とライガ選手。両者試合開始と同時に速攻!ステージの真ん中で激突だ!!』

『威力は互角……いや、ボーパルちゃんがちょっと押してるかな?』


 ビックリなの!このシュツジョーシャはあたちの蹴りに全く同じ蹴りを合わせてそーさいしてきたの!

 でも次は負けないの!!


 スキルチェイン<ソバット>


 スキルチェイン<ソバット>


「きゅい!?」


『またも同じスキル同士のかち合い!!だが今度は明確にライガ選手が押してるぞ!ボーパル選手が吹き飛んだ!!』

『ん~、重量差だね。キック力はボーパルちゃんの方が上でも互いに空中にいる状況での蹴り合いじゃボーパルちゃんの方が不利だね~』


 あたちが吹き飛ばされた!?このしゅつじょーしゃただのしゅつじょーしゃじゃ無いの!強いしゅつじょー者なの!


『ライガ選手がステージ中央にボーパル選手が外周に立っての仕切り直しだ!!両者とも本選が始まってから全試合速攻でかたを付けてきたのでこの膠着状態は珍しいぞ!!』

『ボーパルちゃんはまた蹴り弾かれてステージ外に落ちるのを。ライガ選手は純粋にボーパルちゃんに蹴り殺されるのを警戒しているんだろうね。第一試合は凄かったから、あれを諸に喰らうわけにはいかないんだと思うよ~』


「ホッホッホー!さぁさぁ!ドンドン来なさい!あなたの全てを私に見せてください!!」


「きゅい!!」


 言われなくても行くの!!


 アクションスキル<みだれ蹴り>


 アクションスキル<みだれ蹴り>


『先に動いたのはボーパル選手だ!ステージ中央に陣取るライガ選手に接近して無数の蹴りを放つもライガ選手も同じく無数の蹴りを放ってコレを迎え撃つ!……おや?どうもライガ選手は渋い顔をしているぞ?見た感じ今のところ互角っぽいが……』

『単純にやりにくいんだと思うよ~?相手は自分の膝ぐらいまでしか身長がないのに連撃の一撃一撃がステージを砕くだけの力があるからね~。さっきみたいにボーパルちゃんが跳び上がってくれるのならともかく地に足をつけて攻撃されたらパンチは当たらないし、キックも下が見にくいからね~。むしろ良くあの状態で大きなダメージを負う事もなく捌けてると感心するよ~。変態なのに』


「う~む。これはなかなかに……」


「きゅい!!」


 スキルチェイン<ハイキック>


 スキルチェイン<ミドルキック>


 バァアアン!!


『またも弾き合い!今度は衝撃波が発生しそうな程強力な物だ!!そしてライガ選手が大きく吹き飛んで行く!!これは効いたか!?』

『ん~にゃ、HPは対して減ってないね~。多分自分からとんで距離を取ったんだね~』


 逃がさないの!!


 スキルチェイン<跳躍>

 スキルチェイン<ドロップキック>


「ホッホッホー。そんな真っ直ぐな攻撃では避けてくれと言っているようなものですぞ?」


 スキルチェイン<パリィ>


『吹き飛ぶライガ選手へとボーパル選手の弾丸の様な跳躍からの両足揃えてのドロップキック!しかしライガ選手これを受け流したぁああああ!』

『あの攻撃を見切ったの!?やっぱりこの変態ただの変態じゃないよ!すごい変態だよ!』


「ここまでついて来られますかな?」


 スキルチェイン<流星蹴り>


『ここでライガ選手が大技に入る!チェインが繋げられなくなってのやけっぱちか!?』

『いや、ライガ選手は第九試合で9チェインまで繋げていたからもう繋げられないってことは無いと思うけど……』


「きゅい!!」


 待つの!!


 スキルチェイン<流星蹴り>


『空へと跳びあがったライガ選手を追う様にボーパル選手も空高くへと舞い上がったぁあああ!!』

『!!ダメ!ボーパルちゃん!!』


「ハァア!!」


「きゅい!!」


 スキルチェイン<ローリングソバット>


 スキルチェイン<ローリングソバット>


 バッシィイイイイイイイン!!


『ステージの遥か上空で両者が激突!!互いに弾かれる様にライガ選手はステージ側へ、ボーパル選手は場外へと飛んでいく!!』

『いやぁああああ!ボーパルちゃん負けないでぇえええええええ!』


 まだ……まだなの!!


 スキルチェイン<空歩>

 スキルチェイン<ドリルキック>


『おおっと!ボーパル選手!空を蹴ってライガ選手へとドリルの様に回転しながら突っ込む!!対するライガ選手は……何だ?胸が風船の様に膨らんでるぞ!?』

『きゃあああああああ!ボーパルちゃーん!カッコイイ!!……って、え?ボーパルちゃん!ダメ!逃げて!!』


「ボーパルさん……あなたとの戦いは、なかなかに楽しめましたよ」


 スキルチェイン<咆哮波>


「ガアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


「きゅい!?」


 ミミが!?ミミがぁぁあああああああああ!?なの!?


『格闘家専用スキル咆哮波が炸裂!効果は音による衝撃波での吹き飛ばし効果と軽いスタンだが……』

『そんなのこの状況で喰らったら……!!』


 ドサッ


「きゅ、きゅい~」


 う、うう~ん。痛いの。頭から落ちたの……。


『ボーパル選手場外!!本選第十二試合。準決勝第一試合は勝者ライガ!!!』

『あぁ~ん……ボーパルちゃん負けちゃった~……でもまぁ、第九試合とは全く違って、いい試合だったよ。GJ!』


  「おや?どなたか私を呼びましたかな?脱ぎましょうか?」


  『思い出した様に脱ごうとするな変態!!おい誰かあの変態をつまみ出せ!』

  『……ねぇ、本当にこのまま決勝行くの?もうボーパルちゃんが勝者でいいんじゃないかなぁ』


 え?あたち……負けたの……?

もふもふ!

誤字脱字ありましたら感想のほうへお願いします。


書き直したら変態が紳士になってしまった・・・。

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