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59匹目 本選第一試合 タクVSカケル (タク視点)

ユウもボーパルも居ないと非常に書きにくい。後はキャラが安定していないからなぁ。

ユウも安定してないけど。フィアちゃんと会ってるときとか特に。

 

『第1回闘技大会本選を始めるぜええええええええ!!』

『始めるよー!』


「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」」


 俺はタク。どこにでもいるちょっとゲーム好きな高校生だ。今は闘技大会の待合室にいる。

 普通の高校生を名乗る見た目女子小学生な親友がいることは普通じゃないっちゃ普通じゃないかもな。

 っと一応テトとメトさんの話を聞いておいたほうがいいか。にしても変な名前だな。

 ……おや?寒気が。


『と、その前に本戦のルールを確認するぜ!』

『確認だよ~』


『本戦は一対一のトーナメント戦だ!』

『真剣勝負だよ~』


『本戦のステージは一辺20メートルのステージの上で行ってもらうぜ』

『順番はランダムだよ~』


『制限時間は30分。その間に相手のHPをゼロにするか相手をステージの外に落とせば勝ちだぜ!』

『時間切れは両者敗退だから気をつけてね~』


『それから本選中はスキルログが全プレイヤーに見れるようになってるぜ』

『使ったスキルの解説はテトがしてくれるよ~』


 まぁ、ここら辺は予選後にも説明されたから本当に確認って感じだな。


『さて……それじゃあさっそく本選第一試合の選手の入場だあああああああああ!!』

『入って入って~』


 さて、出番か。いっちょ派手に暴れてきますかね!!


『始めにステージに上がってきたのはウォーリアーのタク選手だ!!』

『わーパチパチー』


 暗い廊下を抜け。ステージへと登る。うっひょー今更になって緊張してきた。足震えてないか?


『ウォーリアーはファイターの二次職だな。正統進化先で能力的には平均であがるな。どんな試合を見せてくれるか今から楽しみだぜ』

『重そうな全身鎧とでっかい大剣だねぇ。かたくて強い。基本どおりの強さをみせてくれそうだよ~』


 基本どおりってのは何も悪いことじゃない。どれだけ対策されようが。研究されようが。それでも強いからこそ基本と呼ばれるんだ。


『次にステージに上がってきたのはギャンブラーのカケル選手だ!!』

『おー、珍しい職業だねー』


 俺とは反対側からステージに上がってきたのは俺よりも年下っぽい男の子だな。全体的に茶色い布装備でところどころにトランプのマークが書かれている。

 良かった。シルフちゃんやボーパルが相手じゃなくて本当に良かった。特に後者。


『ギャンブラーはプロデューサーの二次職だな。特殊進化先で専用スキルに面白いのがあるがさてさてどうなるか』

『んー布装備にメイン武器が短剣。プロデューサーのツリーなら攻撃系のスキルは全部使いにくいだろうしやっぱり専用スキルが鍵になりそうだねー』


 専用スキルね。ウォーリアーのは地味だったがギャンブラーのは派手なんだろうか。まぁ職業的にどんなのか大体の系統は予想できるが。


『両者位置についたな?それじゃあ……本選第一試合。試合開始!!』

『始め~』


 アクションスキル<ダイスロール>


『おおっと!カケル選手さっそく専用スキルを発動したぜ!!』

『でっかいサイコロが2つコロコロしてるよ?』


 カケルの左右に現れたサイコロが勢いよく転がりだす。

 6面ダイスで片方は普通の数字のサイコロっぽいがもう一個の色とりどりな方はなんだ?


『ギャンブラー専用スキルダイスロール。転がっている2つのサイコロには片方には発動する効果が。もう1つには発動する効果の強さが。書かれていて出た目によって効果が決定するギャンブルなスキルだぜ』

『ギャンブラーだしねー』


『スキルの効果は回避不可の必中攻撃から自爆。ステータスの上昇までいろいろあるぜ』

『何がでるかな~』


 効果もランダム。威力もランダム。自爆もありの完全運か。キライじゃないぜ。そういうの。


 アクションスキル<バーサーク>


『タク選手もここで専用スキルの発動だ!』

『どんなの?どんなの?』


『バーサークは防御力が減少して攻撃力が上昇するスキルだ。元の防御力が高いほど攻撃力が上がるぜ』

『……タク選手は全身鎧で防御力も高そうだし大剣だから元の攻撃力も高そうだよ~?』


 これが俺の切り札(ジョーカー)。どんなに不利でもこの状態で一撃当たればひっくり返せる自信がある。まぁ、俺のスキルもギャンブルっちゃ、ギャンブルだな。


『ああ、下手したら一撃で決着がつきそうだな。ダイスロールはスキルの使用から効果の発動まで時間がかかるスキルだ。おそらくダイスロールの効果が出る前にカケル選手を倒すつもりなんだろう』

『……でもタク選手動く様子ないよ~?』


 大剣を両手で構えカケルを見てニヤっと笑ってやる。同じギャンブル系のスキル使い同士よろしくしようや。


『何?』

『大剣を構えたままじっとしてて動く気が無いみたい。それになんだかカケル選手が悔しそう~?』


『……ハッ!まさかそう言うことか』

『なになに~』


『待ってやがるんだ。ダイスロールの効果が出るのを。ギャンブラー相手にギャンブルを仕掛けているんだよタク選手は!!』

『……なんで~?今攻撃したらタク選手の勝ちだよね~?』


 何故ってそんなの簡単だ。


『ロマンだろ!!』

『……あ、サイコロが止まるよー』


 メトさんの言うとおり勢い良く転がっていたサイコロがゆっくりと止まっていく。

 最初に止まったのは数字のサイコロだ。出目は……


『キタキター!威力は……6!!最高値!』

『おお!効果は?効果は?』


 ああ。ゾクゾク来る。ヤバイ。楽しい。


『効果は~~~~~~爆弾!!あ、』

『あ、』

「あ、」

 あ、


 チュドーン!!


  --------------------------------------


『……ええ~、本選第一試合。両者同時リタイアの為勝者無し!』

『……だからさっき攻撃しておけばよかったのに~』


はい。一言も喋らずタクは退場。まぁね。運営の名前をディスったからね。しょうがないね。

ちなみにカケル選手予選では有り得ない豪運を発揮して向かってくる敵をしめやかに爆発四散させてきました。

ギャンブラーのクラスチェンジ条件は・・・まぁわかるでしょう。


あ、後プレイヤーの名前考えるのしんどいので感想欄から適当に引っ張ってきていいですか?

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