248匹目 第二回闘技大会決勝先鋒戦前
諸般の事情(テトメトのやる気)により、準決勝は後回しになります。
闘技大会長すぎんだよマジで。戦闘ばっかりとか飽きるわ。シルフ戦とか無かったんや・・・。
ネタはあるんで、気が向いたら準決勝も書きますね~。
『大波乱の第二回闘技大会も次で最後だぜぇ!』
『長かったね~。応援と実況だけで体力尽きちゃったよ~……』
いやぁ、シルフ達は強敵でしたねぇ。
まさか、コミュ力の高さに定評のあるシルフがボッチになって野良パーティに入ってるとは思わなかったけどね。仲良いパーティ全部が(シルフは他のパーティに入るだろう)って考えて、エントリー済ませちゃってるとかコントかよ。早めに声をかけなかったシルフの自業自得だけどね。
『実況……?まともに実況してたか……?』
『してたよ!めっちゃしてたよ!……メンバー紹介とか?』
『メンバー紹介を読み上げるのは実況とは違うと思うぜ?』
「泣いても笑っても次が最後だ。全力を出し切っていくぞ!」
「きゅい!」
「ホー!」
俺の奥義とミズキの魔眼も解禁だな。2つある奥義を抱え落ちしないように、さっきのシルフ戦で1つ使ったから、残ってるのは共鳴召喚だけだけどね。試合ごとに状態異常全回復があってよかったわ~。もう1つの奥義は任意解除が出来ないからな……。
『先にステージに上がったのはユウチームだぜ!!……ほら、手番だぜ』
『なんか納得いかないけど~。まぁいっか。ユウチームはキュート&プリティーチームだね~。しかも強い!かわいくて強いって最強だよね~』
「~~~♪」
「コーン!」
ティーニャが実況してるメトに手をふりふりして、イナリはキリッとした顔で大地を踏みしめて歩いてる。
イナリはへこたれないなぁ。落ち込んでしょんぼりされるよりは100倍マシだからいんだけどね。俺を気合を入れていこう!
『対する相手チームは……天下無双チームだぜぇ!』
『大剣使いと槍使いと魔法使いと大盾使いと斥候と僧侶の、バランス重視のパーティーだね~。火力重視三人と、補助三人だから各試合のチームの組み分けで戦略が大きく変わりそうだよ~』
「はっはっはー!ユウ!この時を待ってたぞ!」
「……なんだ、タクか。気合入れて損したわ」
「なんでだよ!入れろよ気合!決勝戦だぞ!?」
相変わらずテンションたけぇなぁ。反対に俺のテンションは穴の開いた風船みたいにしぼんでいくのを感じる。
いやね。別にいいのよ?タクが決勝にいても。ただこう……いよいよ決勝だって気合入れてたのに出てきたのがタクで拍子抜けしたというかなんというか。
『泣いても笑ってもこれが決勝戦だぜ!第二回闘技大会の勝者がここで決まるぜぇ!』
『わ~!パチパチ~!』
「こう、もうちょっとラスボス感欲しかったよね。見た目から伝わる強敵のオーラ的な?」
「散々な言われようだな、おい……。こっちのやる気を削ぐ作戦なら大成功だぞ?」
「いや、単に本音が漏れただけだから安心していいよ」
「何も安心できねーよ!!」
タクは元気だなぁ。あ、ずいぶん前に一緒にパーティ組んだ2人もいるな。たしか……タワーシールドを持ってるのがテツで、魔女コスしてるのがリカだったかな?たぶん。
あっちは俺達の事をちゃんと覚えてたみたいで、小さく手を振ってくれてる。チームを組んだ時は、まだボーパルとミズキしか召喚してなかったな~。懐かしいわ~。
『両チームスタート位置についたぜ!』
『いつもの恒例からいってみよ~』
「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」
「きゅい!」「ホー!」「メェ」「~~!」「コーン!」
後の3人は見た事ないなぁ。ただ、忍者とシスターがいるのは分かる。服装から全てが伝わってくる。なんだろう。タクのチームはコスプレ集団なのかな?いや、全員服装相応の能力持ってるのかもだし、たんに形から入ってるだけかもな。
「待ってろよ。試合でその低評価を覆して見せる!!」
「はいはい。楽しみにしてるよ」
なんか吠えてるのが聞こえるけど、先鋒戦のメンバー考えるので忙しいから適当に返しとけばいいや。
……ぶっちゃけ、タクが試合でかっこいい所を見せたとしても今更対応は変わらないと思うしね。
もふもふ!
VRMMOでサモナー始めましたの1~4巻が発売中!
マンガ版のVサモの更新もされてるからそっちも要チェック!
あ、第二試合の掲示板書くのすっかり忘れてたわ。まぁいっか。




