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238匹目 第二回闘技大会本選第一試合先鋒戦前

『VRMMOでサモナー始めました2』が絶賛発売中だッ!お近くの書店へダッシュ!

 

『休憩時間は終わりだぜ!』

『早速第一試合を開始するよ~!』


「よっし!出番だ!行くぞみんな!」

「きゅい!」

「ホー!」

「メェェ!」

「~~!」

「コーン!」


 ふふん。全員のやる気も最高潮だな!アイギスに「活躍したらおやつマシマシ」を約束した甲斐があったぜ!

 ……というか、わざわざ約束しなくてもおやつぐらいお腹いっぱい食べさせてあげるよ?俺そんなにケチだと思われてるの?確かにあんまり買い物してないけど、それは欲しい物が無いだけだからね?


『最初にステージに上がったのはユウチームだぜ!!』

『きゃ~!!もふもふよ~!こっち向いて~~!』


 ティーニャを除く5人で鏃状に並び、ザッザッと地面を踏みしめて進む。

 映画で見て、1回やってみたかったんだよね~。かっこよくね?映画はなんでも教えてくれる!

 あ、ティーニャは俺の頭の上でミニ帽子に寄り掛かってメトに手を振ってる。

 空に浮かぶモニターを見た感じ、寄り掛かると言うよりしなだれかかるかな?ウツロおばあちゃんのまねっこをしてるんだろうけど、ティーニャがしても微笑ましさしかないな。ほほえま~。


『前回の闘技大会で大健闘だったボーパル選手が居るチームだぜ!今回も大活躍を期待してるぜ!』

『ティーニャちゃ~~ん!かわいいよ~~!!』


 あ、実況台に乗り出して両手をブンブン振ってたメトが、テトに叱られて強制着席させられてる。

 ティーニャ達を褒められるのは嬉しいが、進行に支障をきたされるのは本意じゃないからな。助かったぜテト。


『次にステージに上がってきたのはソングチームだぜ!!』

『最も平均レベルが低いのに、予選3位の凄いチームだよ~』


 えっと……あれが対戦チーム?みんな女の子なんだけど、すげぇカラフルだな。信号と菱餅カラーだ。


『低い火力を補うだけの技術と連携があるチームって事だぜ!』

『赤、青、黄色、桃色、緑、白……なんだか戦隊物みたいなカラーリングだよね~。凄く一体感を感じるよ~!』


「なんだぁ?いつから闘技大会は動物園になっちまったんだ?本当に戦えんのかよ?」

「くり……レッドちゃん!対戦相手に失礼だよ!」

「そうだぞ。ゆき……レッド。アウェーなのはこちらの方だ。胸を借りるつもりで挑ませてもらおうではないか」


「あたしは、敵より味方の方が心配になって来たぞ……絶対にリアルネームで呼ぶんじゃねーぞ!絶対だからな!」


 え~っと。あっちで大騒ぎしている大弓を持ってる赤い子が、レッドって名前なのか。もしかして全員カラーリングと同じ名前なのかね?だったら覚えやすくて助かるわ~。


『前回とは違ってステージに上がったら即試合開始ではないぜ』

『一旦全員ステージから降りて~。先鋒戦の選手が両方ステージに上がったら試合開始だよ~』


「見るデス、ピンク!うさぎさんが居るデス!!」

「本当……かわいい」

「ふふっ。見た目はかわいらしいけれど、前回の大会では大暴れだったらしいわよ。もし当たる事になったら油断せずにいきましょう」


 ん~。6人パーティだけど、3人ずつ2チームって感じなのかな?同じパーティなんだから、仲は良いと思うけど、その中でも仲良しなのが、3人ずつって感じ。ボッチが居ないのは非常に良い事だな!


 と、あっちのパーティも全員ステージに上がったな。それじゃあ。


「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」

「きゅい!」「ホー!」「メェ」「~~!」「コーン!」


『両者ステージの中央で見合って……お辞儀!』

『挨拶は大事だよね~』


 休憩中に渡された『とーぎたいかいのしおり』に最初は挨拶をしましょうって書いてあったからね。しおりと言うか台本だよねアレ。空気を読んでその場に合わせるとか言うエスパー能力は有していないから、台本はとっても助かります!タイトルはどうかと思うけども!


『出場選手選定の制限時間は3分だぜ!』

『試合の制限時間は30分だよ~』


「さて、問題は誰から行くかなんだが……」

「きゅい!」


 ステージを降りて、先鋒戦を誰に任せるか考えていたら、全身に早く戦いたいオーラを纏ったボーパルが、両手をぶんぶん振って自己アピールをしている。

 ボーパルはやる気満々だな!だが、断る!エースカードを初手に切るのはちょっと……。


「きゅい……」


『3分を超えると出場選手がランダムに決定されるから、注意するんだぜ!』

『30分を越えたら引き分けになるよ~』


 1人だと火力が出にくいアイギスは却下だろ?というかチーム戦に居て欲しい。紙防御の俺かティーニャと一緒に出て。という訳で俺とティーニャも却下。

 残るはミズキか、イナリだな。


「ん~。よし!決めた!行ってこいミズキ!影魔法の神髄を見せてやれ!」

「ホー!」


『3戦して引き分けだった場合は判定で勝者が決まるぜ!』

『判定基準は予選と大体同じだよ~』


「一番槍は私に任せて貰うわ。攻守のバランスが一番良いのは私だし、残り5人のユニゾン的にもね」

「任せたデス!ガツンと一発ねじ込んで、流れを引きずり込んでやるデス!!」

「ホワイト。がんばって」


 ん。あっちのチームは一番大人っぽい白い人が出るのか。名前がホワイトね。分かりやすい事この上ないな。


『お、両チームの選手が出揃ったみたいだぜ!』

『ステージの開始位置についたら試合開始だよ~』


「よろしくお願いするわね。かわいいフクロウさん」

「ホー!」


 ホワイトさんがニコリと微笑んでミズキに挨拶をして、開始位置に着地したミズキも片翼を掲げて返事をしてる。かわええの~。


『両選手開始位置について……』

『見合って見合って……』


 あのホワイトって言う人。ミズキをかわいいって言うとか、よく分かってるな。だが、それはそれ。これはこれ。後で一緒にお茶でも飲みたい所だが、戦闘中の容赦はなしだ!やっちゃえミーズーキー!


『『試合開始だぜ(だよ)!!』』


 テトメトの合図と共に『第二回闘技大会本選第一試合先鋒戦』の火蓋は切られた……。


 長いな。もっと短くて分かりやすい名前にすればいいのに。どんなのがいいか案を考えておこうかな?

もふもふ!

誤字脱字ありましたら感想の方へお願いします。

VRMMOでサモナー始めましたの1巻2巻が大好評発売中!

メロンブックスさんと、TOブックスオンラインで購入したら特典SSが付くからね~。予約急いで~!

そしてなんと!3巻も発売決定だぜッ!


と言うわけで!2巻無事に発売しましたぁぁぁぁぁぁ!!

いやぁ、よかったよかった。今回は波乱万丈が無くって本当によかった。もう記念すべき発売日に身内のお通夜には参加したくないからね。

そんな事はどうでもよくって。なんと!2巻の発売を祝してVサモのイラストを担当してくださっている秋咲りお様が応援イラストを描いてくださいました!!それがこちら!ドン!!


挿絵(By みてみん)


かーわーいーすーぎーかーよー!!

若干ミニキャラ化してて、かわいさメーターをガン!と振り切ってる!かわいぃぃぃ!はぁはぁ。ラノベとかって、割と絵が命みたいなところあるけどさ。Vサモはその点大当たりだよね!これならジャケ買い連中も入れ食いだぜ・・・ふふふ(黒い笑み)

あ、実は一巻の応援イラストも描いてもらってたんだけど・・・まぁ、Twitterにも載ってるからそっちで見てね!反響が大きければ次回に載せるけども。


そしてサラッと3巻も決定だぜぇぇぇぇ!!

キツネたん装備はおそらく4巻ぐらいだから・・・もうちょっとだ!みんな!もうちょっとでキツネたんユウが見れるぞぉぉぉぉぉ!!その為にも2巻の販促をお願いします!!全てはかわいいの為に!!


あとなんか話す事あったっけ?あ、3巻の作業と、年度末の仕事が重なりまくってるので、今月いっぱいは更新が遅れます。ゴメンちゃい。その分3巻はいい感じにするから楽しみにしててね!


あ、本編の内容に一切触れてないの忘れてた。ユウチームの対戦相手!謎のカラフル6人集団!チーム名はソング!一体ナニモノナンダー!

賢明な読者諸君はアイディアロールに成功してしまうかもしれないが、判定妨害重ねがけで強制ファンブルに書き換えるので「コイツついにやりやがった!」とか感想を投げる必要はありません。えぇ。ありませんとも。

では、今回はこの辺で。2巻の方もよろしくね!ちゃお~!


PS.

フロッグさぁぁぁぁん!!大好きだぁぁぁぁぁ!!アカウントがどこ行ったのか分かんなかったからこの場を借りて叫ぶぜ!!レビューありがとぉぉぉぉぉ!!(号泣)

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