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233匹目 第二回闘技大会予選

毎日投稿は出来なかったよ・・・

あと、今回後書きの文量が大変な事に・・・


て、テトメトは悪くねぇ!ティーニャのイラストがかわいいのと、あとがきを2万文字まで許容する、なろうの懐の広さが悪いんだ!!


・・・ごめんなさい。

 

「ここが予選の控室か?」

「きゅい!」


 ホワイトアウトした視界が戻ったら、さっきまでとは全然違う場所に立っていた。

 テーブルやソファなどの、簡単な家具が置いてある部屋だな。ボーパルの反応から見て、前回の闘技大会の時も同じ控室だったのかもな。


「で、準備と言われても何をしようか。今のうちにバフをかけておくのは……ダメか」


 この部屋は魔法が使えないみたいだな。スキルも同じくか。奥義に関しては分かんないけど……わざわざ試すのはリスクしかないな。


「じゃぁ。言われた通りにアイテムだけ準備してすぐに行くか」

「ホー!」

「~~~!」


 と言っても必要な物は既に鞄に詰めてあるんだけどな。

 持っていくのは主に回復アイテムだ。五層で掲示板に貼ってあるクエストを全部達成した時に貰った素材を、エルに薬に調合してもらったんだよね。パーティ全体回復の優れものなアロマとかもあるぜ。敵も回復しちゃう欠陥品だけども。錬金アイテムってさぁ……。いや、性能はいいんだけどね?


「あ、鞄と言ってもランドセルの事では無いのであしからず」

「コン?」


 いや、別にイナリに言ったわけじゃないから気にしなくていいよ~。でもその傾いたお顔とお耳げキュート!もふもふ!


「よし!準備万端!では、これより予選に突入する!まだまだ前哨戦だ!軽く捻りつぶして本戦に勝ち上がるぞ!アイギスも起きて!!」

「メェ~?」


 隙あらばお昼寝しようとするアイギスを、ソファーから引きずり降ろして、予選会場へと繋がる扉をくぐる。

 出し惜しみをせずに全力で叩き潰す。その意味を、身をもって体験してもらうぜ、サイクロプスさんよ!


 -------------------------------------


「ガァァァァァァァ!!」


「でっけぇなぁ……」

「~~~!」


 サイクロプスを初めて見た素直な感想がこれである。

 俺達なんか片足でぷちっと踏み潰せそうな巨体で、ぶっとい丸大そのまんま、みたいな棍棒を持ってるな。

 そんな1つ目巨人が、転移と同時に雄叫びを上げて棍棒を振り回しているんだ。威圧されるなと言う方が無理だろう。


 ……とは言え。


「ウサミミ戦車や、グリフォンや、ウツロおばあちゃんに比べればどうという事はないな」

「ホー!」


 見た目が威圧的だろうが、所詮はタイムトライアル用の量産型だ。今更恐れる理由がどこにある!


「きゅい!」

「ガァァァァァァァ!」


 だってほら。今もボーパルに足の小指をウサミミハンマーで叩き潰されて、涙目になりながら、両手で小指を押さえてけんけんしてるもん。もはや威圧の゛い゛の字も残ってないな。可哀想にすら思えるわ。だがヤる!


「優しい夜で包み込め!『星空のベール』!」


 ドレスに縫い込まれた金糸が光を放ち、俺を中心とした半球状にドームが広がっていく。


 星空のベールはこのドームの内側に居る味方の魔法防御を少し上げる効果がある。

 だが、そちらは正直オマケだ。範囲が限られている上に、少ししか魔法防御が上がらないので、これだけならばコスパが悪すぎる。ドームを展開している間はずっとMPを消費し続けるしな。


 では、何故コスパが悪いのに星空のベールを展開したかと言うと……答えはドームの天井にある。

 星空のベールと言うだけあって、ドームの天井にはプラネタリウムの様に、星々が輝いている。……当然輝くお月様も一緒に、だ。


「きゅぃぃぃぃ!」

「ガァァァァァァァ!?」


 擬似的な月光を浴び、本物の月ほどではないものの、月光合成を発動してステータスが上昇したボーパルが、ウサミミハンマーの代わりに装備した兎嵐鎌の滑走と、月光走行の複合で、空中を滑る様に高速移動をし、ライダーキックの体勢でドリルの様に高速スピンをしながら、サイクロプスの大きな1つ目を掘削した……。


 ひ、ヒィッ!ちょ、ちょっとボーパルさん?先程から攻撃がエグくないですか……?ま、まぁ。効果的なのは認めるけどさ……。

 そして、ボーパルが離脱した後に、両手で目を押さえて大粒の涙を滝のように流しているサイクロプス相手に、今から追い打ちをするわけだが……。


 なんか、もうね。安らかに死ねよ?死だけが俺がお前に与えられる救いだわ。


「ホー!」


 MPとクールタイムを気にする必要が無いのならば、魔眼を出し惜しむ理由はないよなぁ?

 ボーパルが離れた隙に麻痺の魔眼でサイクロプスの身動きを阻害したミズキが、月光に照らされて出来たサイクロプスの影へと、影縫いの羽を刺しまくっている。

 いや、そこまで念入りに束縛しなくてもいいんじゃないかなぁ?だって……あいつもうすぐ死ぬよ?


「~~~!!」

「コーン!!」


 ティーニャが発動した、消費MPを完全無視して威力のみを追求した、最大魔力圧縮上位五属性魔法ガトリングがサイクロプスを襲い、進化して出現場所を弄れるようになったイナリの白炎狐火がサイクロプスの周辺に出現しては連鎖爆発している。


 もはや声もなく悶えるサイクロプスは既に虫の息。こうなってしまえば一思いに引導を渡してやるのがサイクロプスの為だろう。うん。


「眼前を凍てつかせろ!『凍月落星』!」


 ドレスに縫い込まれた銀糸が光を放ち、空から星が落ちてくる。

 星が見えていなければ発動できないこのスキルは、狙ったポイントに星を落とす攻撃だ。動き回る相手には不向きだか、今のサイクロプスには避ける術もあるまい。


「ガ、ァァァァァァァ!!」


 しかして、サイクロプスにも試験官としての意地があるのか、足を潰され、目を潰され、体が痺れて、影を縛られた上に、多重爆発でボロ雑巾となった体を力任せに動かし、地面に突き刺さっていた棍棒を引き抜いて、落ちてくる星を打ち返す様に凪ぎ払った。


 ……いや~、そのガッツは認めるんだけどさぁ……凍月落星って、打ち返す事は出来ないんだよねぇ……。


「ガァ!?ガァァ―――――」


 サイクロプスの棍棒と、落ちてきた星がぶつかり合った直後。星が破裂し、中に詰まっていた冷気がサイクロプスへと降り注いだ。


 凍月落星には攻撃力は殆どない。代わりにあるのが凍結効果だ。クレアのフェンリルが吐いた息吹きの様に、触れた者を凍てつかせる冷気の奔流。サイクロプスの頭上で炸裂した凍月落星は、サイクロプスの胸から上を氷像へと変化させていた。


 う~ん。思ったより凍らなかったなぁ。サイクロプスがデカイからか、もしくは体力のパラメーターが高いからかな?どちらにせよ、この調子なら直ぐにでも凍結は解けるだろう。


 だが、問題ない。僅かでも凍ってくれれば、氷像となった部分には物質属性が付く。そして物質属性ということは……。


「きゅぃぃぃぃ!」


 ウサミミハンマーの物質特効が効くということだ。


 バギャン!!


 と、派手な音を立てて、サイクロプスがペッチャンコに押し潰された。

 始めの眼球ドリル以降、空中でクルクルと回転し続け、力を溜めていたウサミミハンマーは、サイクロプスの持つ棍棒を凌ぐ大きさになっており、サイクロプスの脳天を叩き割るには十分なサイズとなっていた。

 あとは遠心力と重量と速度と腕力を乗せて重力に任せて叩きつけるのみ。ミズキが地味にプスプスし続けていた影縫いの効果もあり、避けようが無かったサイクロプスはあえなくご臨終となった。


 《予選終了です。お疲れ様でした。全参加者の結果が出そろうまで、控室へお戻りになってしばらくお待ちください》


「きゅい!」


 ウサミミハンマーを肩に担いで、勝利のポーズをとるボーパルの背後で大きな1つ目がバッテンになって転がるペチャンコサイクロプス。

 まさかサイクロプスも、自分の指先ほどしかないウサギさんに、叩き潰されるとは思ってもみなかっただろうなぁ……。まぁ、俺達と戦う事になったのが運の尽きだと思って、成仏してくれや。

 と、思ってたら、サイクロプスが、すぅ~っと空気に溶ける様に消えていった。成仏した!?と、一瞬自分の言霊が怖くなったが、なんてことはない。サイクロプスは解体も封印も出来ないので、撤去したんだって。


 ……うん。なんかもう。サイクロプス君には憐れみしか湧かないよ……今度あったら優しくしよう。そうしよう。今日は敵だったけど、時が巡り、また出会えば友にもなれるさ。きっとね。


「さて、そこそこ調子良く狩れたとは思うけど、上位16チームには入れたかね……?」


 結局一度も攻撃されなかったから、アイギスの出番が無かったのが心配だな~。だって、アイギスの出番がなかったって事は実質5人で戦ってたって事でしょ?タイムアタックで1人欠けてるって、結構な痛手な気がするんだよねぇ……。まぁ、今更言ってもしょうがない。やれるだけの事はやったんだ。後は天命を待つのみだな。


「きゅい~!」

「ホー!」

「~~♪」

「コーン!」

「メェェ……」(すやぁ……)


 そんな無益な事を考えるよりも、頑張って戦ってくれたみんなを褒める方が大切だしな!!

 よ~しよし!みんな良くやったぞ~!アイギスはいい加減に起きようねぇ~。寝てる横腹にダイブしちゃうぞ~?とぅっ!もふもふもふもふぅ~!割と楽しい。くふふ。じゃぁ次は全員でアイギスのお腹にダイブだぁ~!とぉ~!!


 -------------------------------------


 ユウチーム 記録

 討伐タイム     0分50.91秒

 総合被ダメージ   0

 終了時のHP損耗率 0%


 最終結果      予選一位通過

もふもふ!

誤字脱字ありましたら感想の方へお願いします。

VRMMOでサモナー始めましたの1巻が大好評発売中!

2巻は3月10日に発売予定だぜッ!

メロンブックスさんと、TOブックスオンラインで購入したら特典SSが付くからね~。予約急いで~!


闘技大会予選開始!!と同時に終了!!

ユウさんや・・・何故か本選に進めるか、少し不安になってたみたいやけど、あんさん討伐タイムが一分切っててノーダメでっせ?(謎のエセ方言)


なんなの?ユウ君達だけRTAでもしてるの?TASなの?

強さの比較対象が四層のエリアボス(50レベル)と、五層のクエストボス(50レベル)と、五層のエリアボス?(100レベル)とか、おかしいからね?そいつらがタイムアタックの敵として出てきたらブーイングもいい所だから。討伐時間を競うどころか、何チーム生き残れるかすら分からないからね?


さて、ユウチームの健闘がいかにおかしいかは、次回の掲示板でたっぷり語るとして。

おまちかねのティーニャのキャラデザ公開だぁー!


では、ドンッ!


挿絵(By みてみん)


きゃぁぁぁぁぁ!!かわぃぃぃぃぃ!!ティーニャかわいいよぉぉぉぉぉぉ!!はぁはぁ(*´Д`)


※注意※

以下物凄い文量でティーニャのイラストへの愛が溢れて氾濫して渋滞を引き起こしてます。賢明な読者の諸君は読み飛ばす事推奨。「何言ってんだ。あとがきこそ本編だろう?」と言う、愛すべきおバカ様の皆様のみ、気合を入れてから読んでください。



・・・ふぅ。失礼。取り乱しました。

いや、ねぇ。テトメトこういう、ちっちゃい子が大好きなんだよ~。

あ、違うよ?将棋界の永世ロリ竜王的な意味じゃないよ?小学生は最高だぜッ!とか、時々しか叫ばないし。

そういうのじゃなくって、ティーニャみたいな物理的にちんまい妖精ちゃんとか、すっごくかわいくない?キュートじゃない?ラブリーじゃない?お持ち帰りしたくない?むしろするよね?

しかも二巻の挿絵ではこのミニかわいいティーニャが、一生懸命シチューをもぐもぐしたり、指輪が付けれなくって涙目になったりしてるんだよ?萌えすぎて尊い・・・今テトメトが急死したら死因はキュン死か尊死だな。間違いない。

あ~、かわいい。超かわいい。ちみっこツインテールの時点でヤバイけど、このお花の感じがまた、素敵だよね~。ユウ君じゃないけど、摘まんで捲ってみたくなるデザインだわ~。嫌われそうだから絶対にしないけど。

・・・でも、ティーニャだからなぁ。たぶん捲っても無邪気に笑ってそう。と言うかこのスカート殆ど花びらそのまんまだから、ちょっと動いたら奥の方まで見えちゃうよね?リボンが結んであるのが胸の下ぐらいだろうから、捲れたらおへそまでマル出しだ!!そもそもティーニャは空を飛びまくってるから下からだとモロ出しじゃん!!マルモロだ!ロングスカートを捲って見えるおへそって素晴らしいよね!

そんな性癖の話はともかく、このティーニャのスカートって股下どれぐらいあるんだろうか・・・パッと見た感じ、ほぼ0に見えるのはテトメトがスカートの知識を殆ど持っていないからかな?これは脱がせて検証するしかあるまい!致し方なしだな!!

というか、ティーニャは羽根が生えているのにどうやって服を着たんだ・・・あれ?背中も肩もないって事は、本当にあのリボン一本て花びらを止めているだけ・・・?く、くそぅ!あのリボンが!リボンがテトメトを誘惑するぅ!しかもなんでちょうちょ結びなんだよぉ!めっちゃ解きやすいじゃん!!ちょこっと引っ張ったら”はらはら・・・”と花びらが落ちてぽんぽんすーじゃん!!しかもあのちょうちょ結びの綺麗さからいって、自分で結んだんじゃないな!?花びらが散らばらないように抑えながら結ぶのって1人じゃ無理だもんな!!いつもは誰が手伝ってるんだ!!ユウか!うらやましね!!爆発しろ!!

でさ~。ティーニャがさ~。このラフだとつるぺたにしか見えないけどさ~。他のイラストだとね。胸がね。谷間がね。おっぱいなんだよ。一言で言えばロリ顔きょぬーだね。巨ってほどじゃないけど。シルフはバケモノです。どうしてああなった・・・まぁ、GOサイン出したのはテトメトだけど。かわいければいいんだよ!

って、あれ?テトメト今まで何書いてたんだろ・・・。気づけば本編に匹敵しそうな文量のあとがきを書いてた件・・・これはあれだね。2巻のあとがきが半ページしか貰えなかった反動だね。しかも埋めるのは7割程度でもいいって言われたからね。それじゃあ何も書けないよ!!挨拶書いたら終わりじゃん!!イラストや、もふもふや、幼女への愛を語る暇も無かったよ・・・。TOブックス先生、あとがきが書きたいです・・・。あ、バスケは別にしたくないです。ドリブル下手くそなんで。バスケ用語だけは□ウきゅーぶ見て知ってるけど。

・・・今、予測変換で□ウきゅーぶが出てきたんだけど、登録した記憶が一切ない件・・・あれ?テトメト意識ない間に□ウきゅーぶを検索したことがあったのかな?病気かな?

じゃなくって!!素敵なイラストを描いてくださった秋咲りお様にお礼を言おうと思ってたんだよ!!めちゃくちゃ遠回りしたけど!こんな最下層まで読んでくれてるか分からないけども!!


秋咲りお様!素敵なイラストありがとうございました!!これからもよろしくお願いします!!


ふぅ~。言えた。言えた。満足。イラストへの愛は既に語りまくったから割愛しよう。ユウへの感想はきっと同じぐらいの文量になるしね・・・キツネたん装備が増えたら更に増えるね!!やったねユウ君!イラストが増えるよ!


・・・えぇっと。現在のあとがきの文字数が・・・2200文字弱。うん。店舗特典のSSよりも文字数多いね。あれ?あとがきってなんだったっけ・・・?(哲学)

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