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201匹目 やはり現人神は格が違った・・・

おはようございます。夜勤開けでねむねむのテトメトです・・・

本日はまず謝罪しなければならない事があります。なんとこのテトメト・・・イラストを公開して絵師様を公開するのをすっかり忘れていました!うっかり!テヘペロ!

という訳でユウ達の素敵イラストを描いてくださった絵師様は「秋咲りお」様です!わ~!拍手!パチパチ!

秋咲りお様はキラキラとしたファンタジー系のイラストが素敵な方で、動物やケモミミっ子のイラストも沢山描かれています。うんピッタリだね!好きなイラストだと、セーラー服を着てる銀髪オオカミ耳っ子とか・・・あれ?どっかで見た事あるキャラだな?気のせいかな?

とにかくこんな大事な情報の公開を忘れていたテトメトはもはや土下座程度では許されない・・・ここは土下座の最終形態!土下寝で謝罪します!はは~!

・・・むにゃむにゃ。あ、テトメトは土下寝してるんで、後書きになったら起こしてください・・・スーカーピー・・・

 

「これはまたずいぶんと早い再会じゃのう。そんなにわっちに会いたかったのかえ?」

「あぁ……うん。なんと言えばいいのか。会いたかった……かな?うん。会いたかったよ?」


 確かにウツロおばあちゃんのふわふわ神しっぽに再会したかったのは事実だが、それ目的で来た訳じゃ無いから何とも返答に困るなぁ……


「もぅ!おばあちゃんに会いたかったんなら最初からそう言いなさいよ!変な勘違いしちゃったじゃない!」


 俺の隣でプリプリ怒ってるのはクレアだ。「クレアにはなにも迷惑かけないからウツロおばあちゃんに会うために家に入れて?」って言ったのに何故か怒られて、頑張って説得してなんとかこの部屋まで連れて来てもらえた。まったく。やれやれだぜ。


「やれやれなのはあたしの方よ!「絶対何もしないから家入っていい?」だけで何を安心しろって言うのよ!絶対何もしない人はそんな事言わないのよっ!」

「え~?絶対何もしないって言ってるんだから絶対安心じゃん?実際クレアのしっぽをもふろうとしてないし?」


 ……今のところは、な(ボソッ)


「だからその説明で何を安心しろって言うのよ!」


 お~、クレアが畳を踏み抜かんばかりに地団太踏んでる。畳に恨みでもあるのかな?物に当たるのは良くないんだよ?


「誰の所為よ!誰の!!噛み殺すわよ!」

「……クレアよ。仲良きことは良き事じゃが、夫婦漫才ならわっちの部屋以外でやりんす」


 俺に喰ってかかるというか、喰らいつきにかかる(物理)のクレアを呆れた表情で見ていたウツロおばあちゃんだが、流石に自分の部屋でドタバタと暴れられるのは嫌だったようでクレアを宥めている。

 いや、危なかった危なかった。危うくもう一回クレアにあむあむされるところだったぜ。十の盟約もとい安全エリアで守られているからダメージは無いけど、だからと言って噛まれたいとは思えないしね。


「あ、ご、ごめんなさい……って誰が夫婦よ!こんな奴とふ、夫婦だなんて……だ、ダメよ!絶対ダメ!」

「全否定!?」


 流れ弾が被弾した!怒りか何かで頬を赤く染めてチラチラと俺の顔を窺いながら断言されてしまった。いや、別にクレアと夫婦になりたい訳じゃ無いけども、全否定は全否定でへこむなぁ。


「はぁ……」

「あ、いや。違っ……くは無いけども違うのよ!そういう意味じゃなくって……!あぁ!もう!噛み殺すわよ!」


 何を!?俺を!?精神攻撃の後に物理攻撃まで!?完全にトドメ刺しにきてますわ~。

 でもそれぐらいで俺のもふもふ魂は衰えないぜ?クレアのしっぽをもふもふするためならば、俺は何度だって立ち上がってみせる!「PRIDE(プライド)」とか洒落たアクセサリーはいらない。裸になろう!いや、脱ぎはしないけどね?精神的にね?


 ……あれ?よく思い出してみたら今の所怒らせてばっかりでクレアの好感度が上がった時ってオヤツあげた時ぐらいだった気が……

 やはりプレゼントか!?物なのか!?買取換金率なのか!?

 しゃーない。今度クレアに何かプレゼントを持って来よう。骨の形のガムとかでいいかな?

 ……ダメだ。俺の脳内でちっちゃいクレアが地団太を踏み抜いてからガムじゃなくて俺に齧りついてきてる。プレゼントはやっぱり無しだな……って、やめて!脳内で暴れないで!うるさいうるさいうるさーい!


「くふっ。初々しいのう。じゃが、その様に邪険にしてばかりじゃと好いた相手にも逃げられてしまいんす」

「す、好いたって……コイツはそんなんじゃないわよ!変態だしバカだしセクハラばっかりするのよ!?町を歩いても女の人のお尻ばっかり目で追って!あたしの事だってどうせしっぽしか見てないんだわ!」


「ぐはぁっ!?」


 まさかの追撃だとぉ!?しかもド正論すぎて反論できねぇ!

 い、いやしっぽだけじゃないよ……?イヌミミももふりたいんだよ~?って言ったら噛み殺されるんだろか?噛み殺されるんだろうなぁ……


「おんやぁ~?わっちゃぁ「”好いた相手に”逃げられる」と口にしただけで、”誰”の事かは言うておらんのじゃがのぅ~?クレアは”好いた相手”に心当たりがあるのかえ?」

「く、くぎゅうぅ……」


 度重なる精神ダメージで胸を押さえて轟沈した俺の隣で、顔を押さえたクレアも轟沈してる。羞恥メーターか怒りメーターが振り切ったみたいで真っ赤な顔をしてチラチラと俺に目配せしてくる。なに?庇えって?無理っす。返り討ちにあう未来しか見えないっす。

 チラチラチラチラと倒れたままアイコンタクトを送りまくる俺達の前で、たった1人ノーダメージのウツロおばあちゃんだけがかんらかんらと愉快そうに笑ってるな。

 くっ、やっぱりウツロおばあちゃんは格が違った……レベル100は伊達じゃないな。流石は現人神だ。


「くふふ。やはり主らは面白いのぅ……して、此度は何用でわっちを訪ねたのじゃ?クレアとの逢引(デェト)ならわっちの許可がなくとも好きなだけするがよいぞ?何事も経験じゃ」

「いや、デートはもうたっぷりしたからいいとして……今日来たのは”これ”の件だな」


 ウツロおばあちゃんが話題を変えてくれたおかげでなんとか致命傷で済んだ俺は、最後のクエストの画面を開いてウツロおばあちゃんに見えるようにする。

 これはさっきクレアの家の前で発生した……というか発見したクエストなんだが、内容がウツロおばあちゃんに話を聞きに行こう!ってだけで詳細が一切不明なんだよな。どうにも他のクエストとは趣が違うんだが……やっぱり特別なクエストなんだろうか?わくわく。


「ほぅ。ほうほう。これはまた面白いものが出てきたのぅ」

「面白いもの?」

「きゅい?」

「にゃー」


 面白いものに反応したクレアとボーパルとノゾミが畳を這ってウツロおばあちゃんの手元を覗き込みに行ってる。

 いや、四足歩行のボーパルとノゾミはまだ分からんでもないけど、何故クレアまでハイハイで?

 直前までウツロおばあちゃんにイジリ倒されて畳に崩れ落ちていたからなのは分からんでも無いが、短いスカートでお尻をふりふりしながら進んでるから中が見えそうだよ?そしてお尻と一緒にふぁさふぁさ揺れているイヌしっぽがもふもふそうだ!こう……ガシッ!っと掴んでワシワシ!っとしたいわ~。誘ってるのかな?


「うむ。この依頼はの。この町の住人の合計友好度が一定以上になると発生するものじゃ。決してクレア1人を篭絡した程度で発生するものではありんせん。主……何をしたのじゃ?」

「あー……人助けを少々?」

「そうよ!聞いてよおばあちゃん!コイツったら「依頼を達成したら町の人と仲良くなれるかもよ?」って言ったら掲示板に貼ってあった依頼を全部受けちゃったのよ!しかも町を巡って困ってる人が居たらみ~んな助けちゃうし!お年寄りや子供には「報酬は要らない。お礼の心だけで十分」なんて格好つけちゃってさ!ホントバカよね!」


 え~?そりゃケモミミっ子の好感度が上がるって言われたら喜んで働くって。報酬に関しては最初から期待してなかったしね。普通のクエストの報酬すらしょっぱいのに、子供の小遣いなんて巻き上げられるか。

 おじいちゃんは……カバだったんだよなぁ……カバおじいちゃんはサイおばあちゃんと合わせて別に仲良くなりたい訳でも無い相手だったからね。一緒にいたケモミミ幼女の好感度を上げれれば後はどうでもいいから報酬も受け取らずに次のケモミミっ子を救いに行ったんだよね。やっぱりもふもふこそが正義やなって。


「クレアよ。主が気づいているかは分からぬが……そのような嬉しそうな顔で説明されても惚気にしか聞こえぬぞ?それと篭絡は否定せんでも良いのかや?反論が無いのなら肯定と取りんす」

「うぇ!?の、ののの惚気てなんか無いわよ!なんであたしがそんな……って!篭絡もされてないわよ!当たり前すぎて否定する必要すら無かっただけ!第一さっきから夫婦やら篭絡やら言ってるけど、コイツはあたしと同じ女の子じゃない!!」


 じゃない……じゃない……・じゃない……とこだまするクレアの絶叫。

 あー。うん。そうだねー。オンナジオンナノコダネー。ハハハ……はぁ。


「うむ?ほ~ぅ?ふむふむ。なるほどのう……」

「?どうしたのおばあちゃん。アンタも変な顔して。何かあったの?」


「いや、別に……うん。これはもう諦めてるしね」

「そうじゃのう。コレは黙っている方が面白そうじゃ」


 諦めたようにハハハ……と笑う俺に、ニヤリと含み笑いをするウツロおばあちゃんと、仲間外れにされてむくれるクレア。んん?ウツロおばあちゃんは俺の事に気づいて……いや、無いか。今まで自分で気づいたのってフィアちゃんだけだしね!言わばフィアちゃんとの絆だよ絆。


「で?肝心のクエストの内容はどんなのなんだ?そこそこ眠くなってきたし、内容だけ聞いたら寝たいんだけど……」

「そうじゃった。そうじゃった。依頼の内容を説明せねばな。それと今夜の宿ならクレアの隣で良ければあいておるぞ?」

「あいてないわよ!あたしの布団はぬいぐるみでいっぱいなの!あんたの入る場所なんか無いんだからね!」


 俺は何にも言ってないのに、また顔を真っ赤にしたクレアがガー!と俺に吠えてかかってる。今度は潤んだ涙目までセットだ。

 からかってるのはウツロおばあちゃんなんだから、俺に吠えてもしょうがないと思うんだが……というかクレアはぬいぐるみと一緒じゃなきゃ寝れない派なのか。かわいいな。なんのぬいぐるみなんだろう?オオカミかな?

 とか、もわもわ妄想している間にウツロおばあちゃんとクレアが、「クレアの隣の部屋という意味だったんじゃがのう、なんじゃ一緒の布団で寝たかったのかえ?」「くぎゅぅ~」ってなってる。

 あの~、クレアで遊ぶのが楽しいのは良く分かるけども、話を進めて欲しいんだけど?このままじゃ無限ループしそうだし!


「おっとすまんの。ついついクレアが可愛いくてな。許してくりゃれ?それで依頼の内容じゃが……」


 ウツロおばあちゃんが一拍溜めたわずかな間で、朗らかだった空気がピンと張りつめる。

 お遊びはここまで。これからは仕事の話ってことか。前提条件がある特殊なクエスト。その内容とは一体どんなものなのか。

 実際に動くのは明日になるだろうが、詳細は早めに知っておいて損は無いだろう。


「実は最近この町で子供が誘拐される事件があっての。その解決を――――――」

「よっしゃ任せろ!!今すぐ行って解決してくるぜ!!!」

「きゅい!」


 突然叫び声を上げた俺に、クレアもウツロおばあちゃんもビックリした表情をしているが知った事か!

 もふもふ幼女を誘拐するような不逞の輩なぞ、神様が許そうが仏様が許そうがこのユウ様が断じて許さん!

 俺のもふもふ道を阻む者ならば神であろうと許しはしない。仏に会うては仏を斬り、その喉笛かっさばいてくれるわ!!


もふもふ!

誤字脱字ありましたら感想の方へお願いします。

VRMMOでサモナー始めましたの1巻が9月23日に発売予定!お楽しみに!


おはようございます・・・実は本当に1時間ほど寝落ちしていたテトメトです。眠いね。これ投稿したら二度寝しなきゃね。

そして本編が遅々として進んでいない件。なぜクエストの画面をウツロおばあちゃんに見せるだけで4000文字を超えるのか。テトメトには訳が分からないよ。実はトリックにかかってる説も否定しきれないが、読み返したらちゃんと全部書いた記憶があるから犯人はテトメトでファイナルアンサーだな。

やっぱ一度キャラが絡みだすと止まらなくなるのがテトメトの悪い癖だね。だってクレアが絡みやすいんだもん。ツンデレチョロインと老獪悪戯っ子を組ませちゃダメだね。クレアイジリが止まんなくなっちゃう。

よし。じゃあ今日は眠いからここまで。ボーパル様達のイラストはまた次回にでも。

・・・ダメ?どうしても見たい?しょうがにゃいにゃぁ・・・


そりゃっ!テトメトの睡眠時間を削ってアップロードしたイラストじゃ!受け取れぃ!


挿絵(By みてみん)


もう!2人ともかわいすぎかよぅ!ちんまりお行儀よくお座りしてるボーパルもかあいいし、ミズキは凛々しい!カッコイイ!

くっふっふ。そしてな。この画像だけじゃない。本編の挿絵は・・・ヤバいぞ?もうね、ボーパルのイラストが一々全部かわいいの。何やらせてもかわいい。何もしてなくてもかわいい。一巻の頃のボーパルはまだ普通のウサギのラインをちょろっと踏み越えた程度の普通と言えなくもないウサギだったからね。

かわいさ全開殺戮ちょびっとなもんでもぅかわいくてかわいくて。あ、別に今のボーパル様が可愛くないってわけじゃ無いよ?ただ、城壁を一撃で粉砕するハンマーを振り回したり、両手両足に鎌を装備して滑るように首を刈り取ったりしない純粋な萌えキャラだったなってだけで。・・・うん。なんでこうなったんだろうね?大体は闘技大会の所為だな。間違いない。

さて、眠い眠い言ってるのになぜかいつも以上に前書き後書きが長かった気がしないでもないし、前書きを書き始めてから既に1時間経過している気がしないでもないけどそろそろ本当に眠いので落ちまする。

ではではまた次回に~。おやすみ~。

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