197匹目 賢老ウツロ
はろはろ~。ラフを前書きに乗せるか後書きに乗せるか悩んでいるテトメトだよ!
作者様神様。めっちゃ楽しみにしてるから早く続きを!って拝まれたから早めの更新。
え?3日空いてるじゃんって?今めっちゃ忙しいんだよ!夏休みに向けて仕事も佳境だし、イカだし裁判だし!アイリスちゃんがかわいくって全てのテキストを探そうとしてたら物語が進まないのなんのって・・・はっ!また前書きで関係ない話しするなって怒られる!
えっと、今日のラフはあの子です。アホの子です。では本編をばっちりしっかりもっふり読み込んだ後に後書きでまた会いましょう!
「で、結局何の用事があって連れてこられたのか一切知らないままここまで来たわけだが、この襖の先にクレアのおばあちゃんが居るんだよな?」
「そうよ。ウツロおばあちゃんはこの町で一番偉くて賢い『賢老』なんだから。失礼な態度をとったらすぐに噛み殺されちゃうわよ?」
「ホー……」
クレアが言った脅しにも聞こえる忠告に、ミズキが不安そうな声を上げているが……大丈夫だ。この場にいるメンバーで一番失礼な態度を取りそうに無いのはミズキだからな。クレア含めて考えても。まぁ、一番失礼な態度を取りそうなテイーニャが不在でよかったと思おう。
ティーニャは怖いもの知らずで好奇心旺盛で無邪気かわいいけど、礼儀とかから一番遠い存在だろうからなぁ……まぁかわいいから全部許しちゃうんだけどね!
ちなみに今のお供はボーパルとミズキとノゾミの小動物トリオだな。イナリは家の中ではでっかいし、アイギスは仕事が無いならお昼寝してたいらしいから送還してある。何気に激務だからなアイギス。しっかり休んでね。
今いる場所はクレアのお家の廊下。日本家屋に良く似ているクレアのお家は広々とした土地を生かした木造建ての平屋で、玄関で靴を脱いでスリッパで移動している。
うさぎさん装備ならウサギスリッパです。って言い張れるかもしれないけど、あの靴はシマシマニーソまでセットだからなぁ。流石に改造ミニスカ着物にシマシマニーソっていうのは……意外と有りなのか?むしろ有りかもしれない!今度試してみよう。そうしよう。
で、クレアの家の中は和洋折衷のようで、手前の方にフローリングに机や椅子が置いてある洋風の部屋があり、奥の方は畳が敷いてある和室になっているようだ。
俺が案内されたのはこの家の最奥。本宅から廊下で繋がった離れの様な場所だな。
「その『けんろう』ってのも『失礼な態度』ってのがどんなの態度の事を言うのかもさっぱり分からないが、まぁなんとかなるさ。そんな事よりそのウツロおばあちゃんとやらもクレアのおばあちゃんって事は犬獣人なんだろ?そっちのが楽しみだな!」
クレアのおばあちゃんはどのタイプの獣人なのかな?一番可能性が高そうなのはやっぱりクレアと同じで、人間にイヌ耳とイヌ尻尾が生えたタイプだよな。だが、二足歩行のワンちゃんの可能性も微レ存だっ!
その場合はもふらせてもらおっと♪おばあちゃんならちょっとぐらい許してくれるかもだしね!
「……ぃ……じゃなぃ……」
「え?なんて?」
俺が上機嫌になって振り向いた先ではクレアが下を向いてプルプル震えていた。どうしたんだろう?トイレかな?
「犬じゃないって言ってるの!!」
「えぇぇぇええ!?」
まさかの複雑な家庭問題発生!?あ、いや。別におばあちゃんの血を引いているからって犬になるとは限らないのか。おじいちゃんが猫だったのかも知れないしね。ワガハイちゃんみたいな三毛猫だったり?犬と猫の夫婦か……なにそれ微笑ましい。
「オオカミよッ!私達は誇り高い『狼人族』なのッ!これ以上一族を愚弄するなら噛み殺すわよ!むしろ噛み殺すッ!」
「脅しじゃなくって殺害宣言された!力強い断言だッ!い、いや、ゴメンって。知らなかったんだよ。えっと……老人族?」
「狼!人!族!よ!おばあちゃんは老人だけど私は狼人よ!!噛み殺されたいの!?そうならそうとハッキリ言いなさい!今すぐに噛み殺して――――――」
「――――――聞こえておるぞクレアよ。いつまでそこで漫才をしておる。はよう入ってきんす」
「お、ばぁ……ちゃん……」
威勢よくガァー!っと俺に吠えてかかっていたクレアだったが、襖の向こうから聞こえてきた女の人の声にビクッ!と体を跳ねさせると、イヌミミと尻尾をしなしなと萎えさせて飼い主に怒られたわんちゃんみたいになってる。ていうかそのまんまだな。
なんて言うか……クレアみたいな我儘っ子?がしょんぼりしてると凄い罪悪感と言うか、構ってあげたい感が沸々と沸いてくるよな。ぎゅっと抱きしめて頭なでなでして尻尾もふもふしたい。しないけど。絶対怒られるし。
……にしても、今聞こえてきた声がクレアのおばあちゃんの声か……ちょっとしか聞こえてないから断言はできないけどおばあちゃんって言うよりは……
「おばあちゃん入るわね……ほら、あんたも来るのよ」
「あ、うん……」
「きゅい!」
ちょこっと考え事をしたり、クレアが弱ってるのにつけこんでもふる計画を考えているうちにクレアがさっと襖を開けて中に入り、俺もクレアに袖を引っ張られてボーパル達を一緒に入室した。
あれ?偉い人の部屋に入る為の礼儀は……ま、まぁ。無礼じゃ無ければいいのかな?ゲームだしね。
「ほぉ……聞き覚えの無い声じゃと思うたら、ようやっと待ち人の登場かや。誇るがよいぞ。ぬしがわっちの元にたどり着いた最初のプレイヤーじゃ」
「あたしが見つけて連れてきたのよ!こいつがおばあちゃんの言ってたプレイヤーなんでしょ?」
さっきまでのしょんぼりした様子から一転。褒めて褒めて!と顔に書いてあるクレアや、なにやら色々知っているらしいクレアのおばあちゃんにも言いたいことはあるが、とりあえず一番は……
「クレアのおばあちゃん若っ!!」
「くふっ。顔を合わせて最初の言葉がそれかや?ぬしなかなかに面白いやつじゃのう」
左の頬を釣り上げて犬歯を見せるようにニヤリと笑うクレアのおばあちゃんだが、隣にいるクレアのおばあちゃんですって紹介されたら誰だって同じ事叫ぶと思うよ?
和室の中央で足を横に伸ばし、ひじ掛けに体を持たれ掛けさせて煙管を吸っているイヌ耳筆尻尾の女性はどう見ても20代か下手したら10代ぐらいの若い女の人に見える。
まぁ、それは表情や体つきなんかだけを見た時の話であり、ぷかぷかと煙管を吹かす仕草や、帯を緩めて和服を着崩した様子。気だるげにひじ掛けに寄り掛かった格好や、何よりこちらの心の内を見透かすような深い瞳と、ニヤリと歪められた口元からは積み重ねられた経験と老獪さが伝わってくる。
なるほど?なかなかに面白い存在なのはどうやらお互い様のようで?
「かかっ。ほんに面白いやつじゃのう、ぬしは。わっちゃあぬしの事が気に入ったぞ。これからもクレアと仲良くしてやってくりゃれ?」
「ええ、それはもう。言われるまでもなく、ばっちりしっかりもっふり仲良くしますともっ!」
「にゃぁ……」
拳を握りしめて力強く宣誓したらクレアとクレアのおばあちゃんがそっくりなポカン顔でまん丸にした目を瞬かせ、ノゾミに「やれやれ……」って感じで首を振りながらため息をつかれてしまった。なんでや。獣人のもふ尻尾をもふもふするために好感度さんが足りないって言うのならば俺は死ぬ気で好感度さんを集めるぞ!この町に来ていろんなケモ尻尾を見たけどやっぱりクレアの尻尾が一番もふり心地が良さそうなんだよなぁ……。
誇り高い狼人族だからかな?種族特性”尻尾がもふもふ”とかなのかも!何その種族。是非仲良くなりたいっ!
クレアのおばあちゃんの尻尾からはクレアを超えるもふもふパゥワーを感じ無い事も無いんだが……
何となく近づいてはいけないと言うか、神聖で不可侵な感じと言うかそんな何かを感じがするからいまいち俺の中のもふもふセンサーの反応が鈍いんだよなぁ……うん。あれは鑑賞用のもふもふだな!もふる用はクレアの尻尾だ!
「だ、だからもふらせないって言ってるじゃない!!それ以上近づいたら噛み殺すわよっ!」
「はっ!しまった!つい本音が口に!ほ~ら大丈夫だよ~。怖くないからこっちおいで~。オヤツもあるよ~」
一瞬で部屋の角までバックステップして、耳と尻尾を隠しながらガルルッ!と威嚇するクレアにオヤツのクッキーをぽ~んと山なりに投げて渡す。最初は俺を警戒して睨んでいるだけだったクレアだが、甘い物の誘惑には勝てずに一口齧ると「なにこれ!?すごく美味しいじゃない!!」と夢中になって俺の手から奪い取る様にクッキーを食べ始めた。よし。餌付け成功。
「はぁ……何と言うか。わっちの孫娘ちょっとチョロじゃないかのう?育て方間違えたかも知れんせん」
「まぁ、素直ないい子に育ったって事でいいんじゃないかな。クレアのおばあちゃん?」
チョロい方が仲良くなりやすいしね!おばあちゃんグッジョブ!
「おっと。そういえばまだ名乗っておらなんだな。わっちは”四賢老”が1人。ウツロじゃ。と言ってもぬしには何のことか分からんのじゃろうなぁ……そうじゃのう。ぬしに分かりやすく言うとするならば……」
そこで言葉を切ったウツロおばあちゃんはもったいぶる様に煙管に口を付けると深々と煙を吸い込み、吐き出してからたっぷり溜めを作り……口を開いた。
「――――――――――――この東エリア第五層のエリアボスじゃ」
もふもふ!
誤字脱字ありましたら感想のほうへお願いします。
今回の引きいいよね~。こういうの大好き。アニメだと最後の呟きだけ黒バックになる感じのあれ。シンフォ〇アでよくあるやつ。
あ、ちなみに全く何1つ一切本編に関係ないけど”ウツロ”って漢字で書いたら”虚ろ”で英語にしたら”ホロウ”らしいね。全く関係ないけどね。
そして書いててふと思ったんだが・・・おばあちゃんの描写の方がクレアよりも長くね?
ちゃ、ちゃうねん。これはテトメトが熟女好きって訳では無く、あの自己紹介で終わらせるために本編の水増しをはかった結果であり、というかおばちゃんのキャラが濃すぎただけで・・・え?テトメトが熟女好きじゃない事は分かってる?そう?ならいいけども。
あぶないあぶない。このまま投稿しそうになった。キャララフ行くぞ~。ドーン!
誰だこのロリ巨乳!?かわいすぎかよぉ!!
このイラストだと分かり辛いけど他のイラストでシルフが前かがみになってるのはヤバイよ。谷間が深かったよ。あれ?中学生・・・ま、まぁ。ゲームキャラだし?最近の子は発達がはやいから?でも、掲示板に居たシルフのファンは全員逮捕だな。読者にもいるでしょ!大人しく自首しなさい!テトメトは逃げるけど。
シルフのイラストの何がヤバイってまずはスカートだよね。この奥に行けば行くほどドンドン生地が薄くなって透けてくる段々スカート!指示を書きましたとも。書き連ねましたともッ!めんどくさい指示書でごめんなさい!でも熱意は伝わったはず。たぶん。
にしてもこのスカートほんとかわいいよね~。大好きだわ~。シルフはかなり跳んで跳ねてぽよよんなのにこんなヒラヒラでしかもすけすけスカートとかそりゃ闘技大会で勝てないわ。絶対無理だね。上向いても下向いてもアウトだわ。
そして背中よ。分かるかな?コレ背中ガバっとめっちゃ開いてんだよ!立ってる分には輝く金髪で隠れてるけど、ちょっと動くとちらちら髪の隙間から綺麗な肌色が見えるんだよッ!これ書いた人天才か!エロかわいい!やべぇ!
葉っぱぽいヒラヒラもかわいいし、ちっちゃい羽もかわいい!もう最高だね!
・・・ん?パトカーのサイレンか。うるせえなぁ・・・おっと。誰か来たようだ。それではみなさんまた次回!
あ、次回はちょっと遅れるかもだけどゴメンね。バイバイ!
PS.今回の前書きと後書きだけで1250文字だってさ。てへっ。




