196匹目 もふもふ天国
・・・私だ。今回は読者の君達に大事な話がある・・・
なんと・・・キャララフの公開許可が下りたぞッ!!
まぁ、下りたというか「公開用のキャララフありますか~?」って聞いたら「前に送ったの公開していいですよ~」って言われただけなんだけどね。
という訳で手元に公開待ちのキャララフが8種あります。初っ端はやっぱりあの人でしょ。最初だしね。あ、あの方の方じゃないからね。それはまた今度で。
ではでは。後書きにて投稿・・・出来てたらしてるはずなんで本編読んだ後に見てみてね!
みてみん使ったの初めてだから若干不安・・・
《アップデート情報》
プレイヤーが獣人の町に到着しました。
プレイヤーの選択可能種族に獣人が追加されました。
う~ん。これを読んだ感じ……これからキャラメイクをするプレイヤーはヒューマンとエルフとドワーフ以外に獣人を選択できるって事?
ズルくね!?俺の活躍で獣人が開放されたのに俺にリターンが全く無いんだけど!?
まぁ、俺はもふもふするのが好きな訳でもふもふになりたい訳じゃないからいいんだけどねっ!
と、強がりつつもう1つのメッセージも確認っと。
《プレゼント情報》
プレイヤーの選択可能種族が増えたことを祝して転生の鏡を全プレイヤーに配布します。
また、転生の鏡取得用のクエストが始まりの町教会に追加されます。
転生の鏡はプレイヤーの見た目と種族を変更できる特殊アイテムです。
詳しい内容は各プレイヤーのストレージに収納してあります転生の鏡をご確認ください。
あ、なんだ。キャラ作り直さなくっても種族変えれるんじゃん!この転生の鏡っていうのは……お、ちゃんとストレージに入ってるな。
どれ、獣人がどんなのか気になるし、ちょっと使ってみよっかな~?
「はぁ、はぁ。や、やっと捕まえた。もう逃がさないわよっ!」
「ん?あ、クレアじゃん。遅かったね?」
「きゅい!」
鏡を掲げていざ転生!というタイミングで町の外から駆け込んできたクレアにガッチリと組み付かれてしまった。
いや、組み付かれたと言うよりはしがみ付いて支えにしている感じかな?クレアはよほど全力で走ってきたのか、肩で荒く息をしており、支えにしている俺の体が無ければ今にもひっくり返りそうだ。
そのあまりのフラフラ具合にボーパルが心配してクレアの靴をペシペシするぐらいだ。
……心配してるんだよね?疲労でフラフラのクレア相手に遊べ遊べアピールしている訳じゃないよね?
そこまで全力で追ってこなくてもいいのにな~。と思ったのでそう言ってみた。
「あんたがっ!急にっ!走り出すからっ!でしょうがっ!噛み殺すわよっ!!」
って怒られた。ついでに腕を齧られそうになった。安全エリア内だからダメージは無いだろうけど危ない所だったぜ……
「くっ、大人しく噛み殺されなさいよ!」
「嫌だわ!そんなこと言われて「はいどうぞ」って腕を差し出すのはよっぽどの変態だけだぞ!?」
そんなことする奴なんて居るわけが……くっ、ダメだ!脳内で2人ほどヒットしてしまった!ドMの変態とちみっこもふもふ狂いなら喜んで齧られに行きかねん!!
「あんただって十分変態じゃないっ!い、いきなり耳と尻尾をもふりたいだなんて……ぁ、あたし、初めてなのに……(ゴニョゴニョ)」
「ハァ?何言ってんの?俺をあんな変態達と一緒にしないでくれる?俺なんてあいつらに比べたらかなりの紳士だぞ?」
恥ずかしいなら言わなきゃいいのに、頬を真っ赤に染めて耳と尻尾を庇う様に両手で押さえたクレアが、涙目上目使いでキッ!と俺を睨みつつ言った変態発言に、ライガとシルフの同類扱いされた気分になった俺はつい真顔で心底嫌そうに拒否っていた。
そんな俺の反応を見たクレアは怒っている様な恥ずかしそうな表情から一転。愕然とした表情になり、次にはその小さな顔を恐怖に彩らせ、最終的に真っ赤になったお顔からぷしゅー!と湯気を放出してオーバーヒートした。
どうやら俺以上の変態による変態行為を想像してキャパシティオーバーしてしまったようだな。
妄想逞しいというか耳年間というか……って!俺が相当の変態だって見積もりの上での考えだよねそれ!?即刻撤回を申し込む!異議あり!それは違うよ!
「いや、そこに関しては弁解の余地はないわよ。だって今も私の尻尾と耳にあんたの視線を感じるもの!」
バレテーラ。
「そこにもふもふがあるのであれば、もふる事こそ我がジャスティス!つまりこれは正義の行動なのだ!!」
「……あんたにとっての正義だろうが悪だろうが人の耳や尻尾に許可無く触るのは犯罪よ。豚箱に叩き込まれたくなければ軽率な行動は慎みなさい。噛み殺されたいの?」
なん……だと……!?
今だって目の前を全身もっふもふのテディベアっぽいクマっ娘が丸尻尾をピコピコさせながら歩いてるんだよ!?ネコミミと尻尾が生えた幼女が一声かけたら付いてきそうな興味深げな眼差しで見てくるし、イナリなんてキツネっ子に抱きつかれまくってもふもふキツネ尻尾が大量生産のもふもふ天国化してるんだよ!?その隣にはウサミミが生えたハゲのおっさ……あ、いや、あれはいいや。目が腐る。
とにかくこの町には未知で魅力的なもふもふに溢れているんだ!一部を除き!それなのにもふもふ禁止!?バカな!それではこの溢れるリピドーはどこにぶつければいいんだぁぁぁぁぁあああ!!
……はっ!そうか!許可無く触るのがダメなら許可を取ればいいだけじゃない!
「というわけでクレア。ちょっともふらせて?」
「……それであたしがYESって答えると思っているならあんたってとんだアホね。」
酷い!またシルフと同列扱いされた!それに俺はそんなにバナナが好きなわけでも無いからアホでは無いぞ?たぶん?
「……バナナとアホにどんな因果関係があるのか知らないけど、そんなにもふもふが好きならあんたの召喚モンスターでももふもふしてなさいよ」
「にゃ!?」
クレアはそう言うと、足元で暇そうに毛繕いしていたノゾミの首元をむんずと掴み、力が抜けてぷらんぷらんしているノゾミのお腹を俺の顔面にもふっ!と押し付けてきた。
まったく。俺はまだ見ぬ獣人のもふもふをもふもふしたいと言う欲求に従って行動しているというのに、今更ノゾミのもふもふじゃ止まりはしな……あ、ノゾミのお腹すっごいふわふわだ。ふわふわのもこもこのもふもふだ!すりすり、もふもふ、もがもが。
「……なんかあんたの扱いかたがようやく分かってきた気がするわ……さあ!とりあえずおばあちゃんの所へ行くわよ!寄り道している時間なんてないんだからね!」
「もふ、もが、もごご……」
「んんにゃ……」
いや、行くわよって言われても俺の視界にはノゾミしか映ってないから前が見えないんだが……というツッコミは幸せなもふもふに阻まれてクレアに届く事はなく、ノゾミを剥がす気がさらさら無い俺は、クレアに引かれるがままに町を駆け回る事になった。
ま、まぁ。転んだ時にノゾミを潰さないようにだけ気をつければいいか……なんかノゾミなら俺を踏み台にしてでも自分だけ助かろうとする気がするけどまぁいいや。
そうして道中何度か転んでは目隠し係りを交代しつつ、俺達はおばあちゃんが待つというクレアの家へとやってきた。
……途中1回クレアのイヌ尻尾で目隠ししようとしたんだが拒否られた上に噛み殺されそうになった。何故だ。さらっと混ぜれば気づかれないと思ったのに……
しょうがないからイナリの尻尾で我慢しよっ。ふかふかもふもふ!
もふもふ!
誤字脱字ありましたら感想の方へお願いします。
今日後書きで書くことは・・・特にないかな。ではまた次回。
・・・あんまりじらすとまた叱られそうだから画像ドン!
誰だこの美少女!?うさぎさん装備の後ろ姿がかわいい!色付いてないけど分かる。これは絶対にかわいいとっ!
いやぁ、うさぎさん装備については1000文字を超える発注書を送り付けた面倒くさい作者になっちゃったけどばっちり答えるいい出来だよね!
主に絶対領域とか、肘袖で手袋とか、頭巾とか、頭巾の後ろから出ている髪とか、かわいく!でも最初の方の装備だからシンプルに!とか、もふもふが絡まない時のむすっとした表情とかめっちゃ注文出したねっ!ちなみにもふもふが絡んだ時のニヨニヨ顔のラフは・・・書籍を買わなきゃ見れないって!これは買うしかないねっ!
・・・さて、次回は誰のラフをあげよっかな・・・(露骨な感想稼ぎ)
あ、画像は活動報告とTwitterにも上げとくんでよろしくでーす。




