美しい隣人
彼女は、彼女は、美人で自慢の親友。
彼女は、彼女は、お母さんが大好きで、自分の父親が大嫌い。
セレブを目指して、イケメン社長のお嫁さんになることを夢見てた。
彼女との出会いは、高校一年生。
ひときわ、美人で、サバサバしててスタイルもよくスポーツ万能。
そんな彼女は、男の子たちの憧れの的。
必ず、男性は一度は彼女のことを好きになる。
彼女にとって、モテるのは当然のことで、女友達のひがみも彼女にとっては美のビタミン。
かっこいいメンズにアタックされては付き合い、自分の気持ちに正直で合わないと感じたらすぐ別れ、気になるメンズがいれば年齢関係なく自らアタック!
自称、恋多き女として女子後輩からの支持を集めてた…
そんな彼女が変わってきたのは、高2の冬。
信じてた男から裏切られ、傷つき…、泣いた。
そこから、人生最大の片想いがはじまり、失恋。
その時にアタックしてきた年下の男の子と付き合う。
年下の男の子な分、頼りなくて、イライラしたり喧嘩をしながら、年下の男の子と別れたりくっついたりの繰返し
そこから、15年
そんな彼女が結婚する。お相手はもちろん歴史深い年下の男の子。
15年の間、別れたりくっついたりしてた期間も、彼女は何度も別の男性と付き合い、結婚話まであった。
相変わらず、頼りない年下の男の子だが、どこかその頼りない所や、純粋で優しい部分が、自分の父親に似てて彼女は居心地がよいらしい。
思春期では、大嫌いだった父親
でも、結婚相手に選んだのはお金持ちでない父親に似てる男性。
絶対、父親みたいな男性とは結婚しないと断言してたのに、彼女本人も不思議な現象。
最近では、父親みたいな男性を選ぶようにDNAとして生まれる前から組み込まれてると笑いながら話してる。
そんな彼女は、昔も三十路を超えた今も美しくてかわいい、自慢の親友。