その41 私の楽しい三学期?
ああ、三学期来たよ。
これ終わったら卒業だよ。
...まあ、最近ランに執着してるの気がついたしな。
「彩良、婚約はとんでもない方向に行ってますね。」
鈴菜ちゃんが言った。
分家の男に誘拐されそうになったり。
ランが美人女優に結婚迫られたり
の事だよね。
「そうだよね。」
私はため息をついた。
ランに執着してるって言っても
恋してるかと言われるとわからないし。
好きなんだろうけど。
「お兄様は毎日仕事しながらサイちゃんとの結婚式の準備してるって。」
ホーちゃんが端末確認しながら言った。
誰からの情報だろう?
結婚式の準備かぁ…………。
「相変わらず、強引な男ですね。」
鈴菜ちゃんが言った。
鈴菜ちゃんは卒業後シェル王国の
王宮に仕える事になっている。
「お兄様はそう言う男なのよ。」
ホーちゃんが言った。
「マーリセアのドレスがもう、きてるんですって。」
ホーちゃんがうっとりした。
ドレス、着なれてないよね。
このお姫様はもう、生物学バカなんだから。
「...彩良、シェル王国に逃げませんか?」
鈴菜ちゃんが駆け落ち?のお誘いをしてくれた。
「いいよ、ランと結婚する、鈴菜ちゃんも来てね。」
私は言った。
だってとられたくないもん。
うーん、おかしいな。
コウマ師匠みたいな。
危なくないカッコいい男性が
プロポーズしてくれたのに。
ランみたいな。
意地悪でセクハラで強引で
...でも、優しいよね。
やっぱり、ランティス・パリュデス・ルーアミーアに執着してる。
私は殿下の所有物だけど。
殿下も私の所有物だ。
互いにしばりあってる。
いいけどさ。
「ランの事好きな人いるよね。」
私は呟いた。
「シセアデザ家のミテギシェルさんかな?お兄様と今噂になってるのは。」
噂になってるんだ。
結婚間近とか?
端末確認っと。
なになに。
本当はミテギシェル姫と恋人同士なのに
アイリルア家が権力でサイラ・アイリルアを
ランティス殿下に押し付けた?
ふーん、すごいね、ファンタジーかい。
「作り話っぽいけど受けは良さそうだね。」
私は言った。
「やっぱり、逃げませんか?、不誠実男は捨てて。」
鈴菜ちゃんが言った。
いいんだ、ランが万に一つでも
ミテギシェル姫と結婚したいんなら、
脅して王家から私を取り戻すから。
案外、私、図太いよね。
「ガルと結婚してもいいかな?」
私は呟いた。
ガルならランににて美青年だし。
ランに似てってなにさ。
「サイちゃん、それオレに死ねって言ってるんだね。」
ランとホーちゃんの弟のガルディ・ランディ・ルーアミーアがやって来た。
「何でさ。」
ガルは私とホーちゃんより一つしたの高校2年生だ。
「ランティス兄上に殺されるから、で、サイちゃんはランティス兄上に監禁かな?」
ガルが身震いした。
わーしそうだな、特に監禁。
「だってミテギシェル姫って言う人と噂何でしょう?」
私は言った。
「瑠璃都に聞けよ、絶対にいつものごとくのガセだから。」
ガルが言った。
そうだろうけどさ。
「サイちゃんの方がはまってるネット小説の主人公よりはっきりしてるかもね。」
ホーちゃんが言った。
ああ、あの女王陛下と異世界なんとかとか言うあれか?
「私は現実の人だしね。」
私は言った。
別に、ランにベタボレじゃないもん。
でも、ほかの女性と噂になってほしくないよ。
ランがいくら素敵でも、私のものなんだからね。
まあ、ランティス殿下が私以外を好きなら
諦めるけどさ。
...ってなんか私、おかしいよ。
実は、ランの事熱愛してるの?私?




