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幕間 友達の婚約 (宇水鈴菜)

友達の花山彩良が婚約したと連絡がきました。

ホーリィの相手はお兄さんらしいです。

...あれ?ホーリィってルーアミーア王国の王女じゃなかったですか?


『鈴菜ちゃん、ランがいじめるよー。』

彩良は相変わらずの可愛さでした。

ワンコみたいな可愛さですが。

「ラン?誰ですか?」

彩良をいじめるのですか?

『あー、婚約者のランティス・パリュデス・ルーアミーア王太子殿下の事、ゴメン話してなかったね。』

ランティス王太子殿下ですね。

ホーリィのお兄さんだからそうなのですね。

「そんなに意地悪なんですか?」

私が聞くと彩良は真っ赤になった。

セクハラ...ですか、まったく高校生になにをしているのですか。

「彩良、今度ルーアミーアに遊びに行きますね。」

彩良に聞くとランティス王太子殿下の許可がいるらしいです。

...いい度胸です、ランティス王太子殿下。

『許可でました、待ってるね。』

どうやら、ランティス王太子殿下は

そばにいるらしいですね。


と言うわけで今日訪問しました。

正装をきちんとしてランティス王太子殿下の執務室に来ましたよ。

「シェル王国のスズナ・ウェルピーナ殿、ようこそ、ルーアミーア王国へ。」

ルーアミーア王族特有の深緑のセミロングの髪と同じ色の目の195センチはある男性が言った。

私は、母親がシェル王国出身の関係で高校卒業後シェル王宮に勤める予定なので実習はシェルでしているのでこう言われたのでしょう。

「鈴菜ちゃん~。」

彩良がランティス王太子殿下に肩を抱かれていました。

「彩良、元気そうですね。」

やっぱり、セクハラされてるみたいですね。

「ウェルピーナ殿は実習でお忙しいのではありませんか?」

ソファーを進めながらランティス王太子殿下が言った。

「友人を訪ねるくらいは出来ます。」

彩良も出来る事を暗に強調して言った。

「シェル王宮の実習はゆるやかなのですね。」

ランティス王太子殿下が言った。

忙しいですけどね。

「彩良も本当なら遺跡見学で遊びにくる予定だったのですが。」

私は言った。

シェル真珠海洋遺跡にくると夏休み前いってました。

...彩良、膝抱っこされてますね。

「予定は変更されるものです。」

ランティス王太子殿下は言った。

あなたのせいで彩良の自由がないのですが。

「鈴菜ちゃん、ホーちゃんも来たみたい。」

彩良がきをつかった。

可愛そうに、あの婚約者の独占欲のせいで苦労しているのでしょう。


「鈴菜~、相変わらずカッコいいね♪」

ホーリィが言った。

まあ、女らしく(シェル王国以外では男らしくですが。)見えるように苦労してますからね。

それでも、可愛く見えるらしく女性に、なんて可愛いんだ、これで女なんてと言われてずっこけそうになりましたが。

(シェル王国は男女逆転の国なんです。)

「ホーリィ、彩良が可哀想だ。」

私がホーリィにささやくと

「いいんだよ、あれで、お兄さまは幸せだし、サイちゃんは安全だし。」

と言われた。

彩良はなにか危ない事に巻き込まれているんですか?

「ゆっくりしていってください。」

エセ笑顔で彩良の婚約者は言った。


ええ、ゆっくりしますよ。

ランティス王太子殿下が彩良にふさわしいかどうか、しっかり見させていただきます。

もし、ふさわしくなかったら...。

彩良はシェル王国にでもつれていきますかね。

優しい男性の方が彩良に似合いますからね。

シェルの男性はおしとやかですから、

彩良に合いそうです。

シェル王国について

外部からみれば男女逆転の国です。

女性は凛々しく、男性はおしとやかにが理想とされる国です。

真珠がよく取れます。

真珠の養殖もしてます。

鈴菜は宇水家の人間ですので外部人の感覚を持っています。

母親がシェル人でウェルピーナ家は母親の実家です。

鈴菜はウェルピーナ家の跡取りです。

『真珠の国の恋人?』はシェル王国が舞台です。

鈴菜は出てきませんが。

よろしければごらんください。


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