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その1殿下の言い分

私は、とりあえず荷物を部屋におき戻ってきた。

(手を離すの抵抗された、どうして?)

戻りながら考えた結果、彼の正体に思い当たった。

(お父さんの勤め先のルーアミーア王国の王太子のたしか...ランティス殿下だよ。

配信とかしか見たことないけど)

たしかにあの美形な顔は見たことがある。

戻ると嬉しそうに隣に座るように言われた。

お父さんの隣はお母さんがいるから座っちゃおうかな。

「私の見ている前でいい度胸ですね殿下。」

座ったとたんに手を握られたのをみて

守護戦士2級なお母さんは殿下をにらみつけた。

「睦美ちゃん、やめて〜。」

気弱なお父さんはおびえている。

「いいから、説明しなさい。」

「わかったよ、ほら僕たちが結婚するまでにいろいろあったじゃない?」

いろいろあったんだ

「あったわよ、妹の穂積と結婚して子供までいたくせに、マル、いえ今の国王陛下が私に側室になれって迫られたり、キレた私があんたを押し倒して、出来ちゃった結婚したりしたこと?」

わーすごい、そんなことが有ったんだ。

「その事を逆手にとられて、ランティス・パルデュス・ルーアミーア殿下にその時に睦美ちゃんのおなかのなかにいた、サイラをくれっていわれてどうしても断りきれなかったんだよ〜契約書類も作られちゃったし〜。」

書類って何よお父さん?

「マルティス・グラディ・サテレイス・ルーアミーア殺す!」

お母さん怖い

「だから、睦美ちゃんに知られたくなかったのに...殺しちゃだめ。」

父と母はラブラブです。

「私、ランティス殿下の役に立ちませんよ、空間管理師になるんです、政治学とか守護戦士とか全然才能ないです。」

お父さんは政治家。

お母さんは守護戦士なのに。

弟の瑠璃人は政治家になるそうですお父さんのあとついで。

「知っている、特に運動神経が切れてるそうだな。」

なんで知ってるのって顔したら

「貴女の情報は私のもとに入るようになっている。」

と殿下に言われた、ストーカーか何かですか〜?

「しかし、貴女もキレイになった小柄なのはかわらないが。」

私、小柄じゃないですよ168センチ身長あるし...ん?

「貴女は忘れているかもしれないが幼いころ何度もあっている、よく一緒に遊んだ。」

うーん、その深緑の髪をした男の子たしかにおぼえが...カエル...デカイカエル...

「カエルくれた、泥まみれ少年...トラウマ、ラン君だ...。」

あれ以来、アイリルアに帰っても王宮にはいかなかった。

だってあのあと大きいシェフがきて

『食用ガエル持ち出しちゃあだめですぜ。』

ってきて怖いっておもっていらい行ってないもん...。

王太子が幼なじみだったのか。

「すまなかった。」

どこどういじくったら泥少年が美青年になるんだろ。

「いえ、いまさら気にしてません。」

本当はトラウマですが。

体力の限界までひっぱりまわされましたよ。

あん時は〜。

「あれ以来来てくれ無くて寂しかった。サイちゃん。」

そう呼ばれてたっけトラウマがね〜。

「殿下、サイラをどうするつもりですか。」

父がさりげなく聞いた。

「そうだな、サイは政治家や守護戦士には向かない。」

そうです。

「じゃ、この話はなかった事に。」

お父さんはお母さんの方をみてビクビクしている。

「サイを、サイラ・アイリルアを私の妻にする。」

............あーいけない一瞬意識とんだよ。

「殿下、どんな感じに死にたいですか?」

お母さん怖い!殺気だだもれだよ〜。

「本気だ、私はサイラ・アイリルアと一生そばに置きたい。」

プロポーズみたい〜って

私の意志は無視ですか。

「夏休み近いし王宮でもう一度知り合ってみませんか?」

お父さんがいったお母さんに殺しちゃだめだよ〜。

となだめられている。

「サイが王宮にいやがらず来てればこういう事にならなかったのにな」

憂いをみちた表情で殿下にささやかれた。

「私がすべて悪いのですか。」

一人言をつぶやくと

「そんな事はない。」

優しい殿下のささやきが聞こえた。

「サイラ・アイリルアを婚約者としてルーアミーア王宮に招待する」

婚約なんてゆるさないわーと言う母をなだめつつ

「そう言うことで、サイラは夏休み中は殿下のもとで過ごしてね。」

お父さんはさわやかにいった

私、遺跡いきたいだけど、私の意思は〜。

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