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転生して『神』になってしまいました!?  作者: 柴田優生


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”狂人”

不適な笑みを浮かべていた。・・・それは、いつものような狂人染みた笑みではなく、あまりにも不気味な笑み。見たことのない表情だった。


「ハハッ。ハハハハハッ!!!!ボクね、強者が好きなんだ!!強者は、戦い甲斐がある。対して弱者は、可能性は秘めているけど、結局弱ければ戦い甲斐がない・・・。だから、強者が好きなんだ。なぁ。キミは何者なんだい?何故、そんなに強いんだい?ボクを興奮させないでおくれよ」


興奮したその狂人が、話続ける。何が起きている・・・?


「ボクは、散々キミに傷を与えられてきたね。じゃあ、ボクもキミに傷を与えていいかな?ねぇ、いいよね?」


明らかに、様子がおかしかった。だって、目には光が灯っていない。あぁ。これが、狂人なんだろう。・・・そして、これは・・・。


「じゃあ、始めようか。第二戦を」


刹那、狂人が動き始めた。スピードが、とてもじゃないほどに速かった。俺でも、ギリギリ目で追えるくらい。・・・そんなスピードを出している狂人を、あの不審者が視認できるはずもなく、


「そーれっ!」


アイツが対応する前に、その蹴りは入れられてしまった。威力はバケモンなもんで、体が飛ばされるスピードは俺以上に速かった。


「やっぱり、Sクラスは格が違うな」


今まで、まだ実力が足りない奴らばかりを見てきた。だから、俺の実力はそれほどに最強なんだ・・・と思っていたが、もしかしたらそうではないのかもしれない。でも、あの狂人のあの力は・・・。


「特殊能力だ」


一瞬で、分かってしまった。明らかに、雰囲気が違いすぎる。俺の勘で、それを感じ取った。あれは、特殊能力だ。おそらく、あの狂人の特殊能力は・・・『狂人』。狂えば狂うほど、あの狂人の強さは強度を増す。だから、俺に匹敵するほどのスピードを出せたのも、今最高潮に狂っているからだ。


「なんだよ、それ。チートじゃねぇか」


狂えば狂うほど強くなるってなんだよ・・・。


「ハハハッ!!キミはその程度なのかい?さぁ、立ち上がってみなよ!!」

「っ・・・」


ゆっくりと、その男は立ち上がる。だいぶ、攻撃を受けて疲弊しているようだ。肩で呼吸をして、口からは血が垂れている。


「おやぁ?だいぶ傷を負っているようだね。その傷で、ちゃんと動くことが出来るのかい?」

「だ、黙れ。そっちがその気なら、こっちだって・・・!!」


すると、次は男が動き出す。・・・が、やはり。傷を負っている分、スピードが落ちている。が、あれはおそらく特殊能力を発動させているのだろう。おそらく、特殊能力という存在を知らないあの狂人は、流石に対処することは出来ないだろう。だから、


「させるか!!」


もう一度、俺はその攻撃を強制的に終了させた。


「お前・・・まさか」

「あ?なんだよ」

「何故、俺の攻撃を止めることが出来た?」

「さぁな。お前に教えるつもりはない」


そうして、俺は体制を取り直して。


「おい狂人。こいつをやってしまっていいか?」

「一応、ボクにも名前があるんだけどね・・・。まぁ、今はそんなことどうでもいいか。うん。いいよ。でも、やりやすいようにあと一発だけやってあげる」

「あぁ。任せた」

「お前ら・・・今度は何をするつもりだ?」


そうして、その狂人は・・・。


「こっちだー!!」

「いっ・・・!!て、テメェ!!」

「んー?別に、普通のことだよね?キミは、両利きじゃないでしょう?だったら、利き手を潰したら、もう何も出来ないんじゃないかな」

「ッ・・・!!」

「さ、あとは任せたよ。大和君」

「あぁ。任せろ!!」


そうして、俺は銃を取り出す。


「お前みたいなやつは・・・嫌いじゃねぇよ」


最後に、俺はそれを言って・・・。そして。


<<バーン>>


その銃を、発砲した。銃弾はそいつの頭を貫通し、やがて肉片が散りばめられた。


「は?どういうことだ?」


普通、頭を貫通しただけでそうなるか?・・・が、まぁいいか。結局は、死んだんだ。殺したならそれでいいだろう。


「よくやった。大和君よ」

「ありがとう。お前も、よく耐えてくれた」

「一応・・・Sクラスなんだけどね。キミは礼儀というものを知らないのかい?」

「なんとなくだが・・・お前、そういうの嫌いだろ?」

「嫌い・・・って程ではないけど、強者に敬語を使われるのは嫌だね。流石に、Fクラスとかの弱者が敬語を使わずに話しかけてきたらおそらく殺してると思う」

「うわ。怖いことを言うんだな」

「それで、キミはいつまでボクのことを狂人って言うんだい?一応、ボクにも名前があるんだけど」

「狂人じゃねぇのか?・・・まぁ、じゃあ名前なんだって言うんだ?」


そうして、その狂人は堂々と胸を張って名前を語り始めた。


「Sクラスのトップに立った・・・ルアだよ」

「ルア・・・か。まぁ、覚えていたらそう呼ぶことにするよ」

「出来ればそう呼んでほしいんだけどね。・・・ま、いいか。それじゃあ、他の生徒を殺しに行こうか」

「あぁ。わかった」


そうして、ルアと名乗った狂人は去っていった。俺は・・・ラズの方へ向かうとするか。

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