告白されました!?
そうして、先に希空が動いたことによって、戦闘が開始した。
「まずはお手並み拝見と行きましょうかね・・・!!」
「そんな、舐め腐ってていいのか?」
こっちは銃だぞ?そうして、突進してくるそいつに向かって銃を発砲する。
「・・・まぁ。予想通りだ」
分かっていたかの通り、そいつは俺が発砲した弾丸を、ひらりとかわした。傷一つ付けずに。
「そんな程度で、私を殺せるって思いましたか?」
「そんなわけあるか。試しに撃ってみただけだ。まぁ、これで避けてくれて良かったよ」
だったら、こちらは二刀流と行こうかね。
「貴方・・・そんな芸当出来るんですか?銃って、反動すごいですから、両手でしっかり持って反動に耐えれるほどじゃないんですかね?」
「俺は体幹がいいからな。こんな芸当だって、出来てしまうんだよ」
そして、俺は発砲しながらナイフでそいつに切りかかる。
<<カキーン>>
ナイフとナイフが、衝突する。同時に、火花が散る。
「残念だが、俺には銃があるんだ」
そうしてまた、発砲する。しかし、
「おぉ。中々やるじゃないか」
俺のナイフに耐えながらも、そいつはその弾丸を避け切って見せた。
「まだ、特殊能力は発動させないのか?」
「やろうと思えば、いつでも出来ますよ。ただ、エネルギーも必要ですからね・・・」
「・・・」
半分嘘、半分真実と言ったところだろう。おそらく、まだ発動条件を達成させていない。一度、発動させるのも悪くはないか?それで、特徴を掴んでしまえば、発動させないように動けばいいことになる。
「試行錯誤してみるか」
一度、ナイフを弾かせる。すると、俺と希空の体は少し吹っ飛んだ。
「なんですか?急にやめたりして」
「別に。ただ意図もない」
「そうですか。だったら、こっちもギアあげていきますよ?」
すると、どこから取り出したかわからないナイフが次々と出てきた。
「何故、そんなにナイフがある?」
「なんででしょうね」
もしかして・・・。あれか?そういうことなのか?試しに、やってみるとするか。
「この大量のナイフから・・・避けきることは出来ますかね!?」
するとその瞬間、大量のナイフが俺を襲った。・・・そして。
「あぁ。ちょっと、やりすぎたか」
ほとんどのナイフは、叩いて落とすことが出来た。しかし、俺は”敢えて”1本のナイフを喰らった。
「くっ・・・。でも、流石に全部交わすことは出来なかった様ですね」
「あぁ。そうだな。”お前にとっては”有利になったんじゃないか?」
「それは・・・どう言った意味ですか?」
「もう。わかってるんじゃないか?」
そこから、展開は俺の予想通りへと発展していく。
「私のターンは、まだまだこれからです・・・!!」
すると、そのとき。またあの”何か”が現れた。あぁ。つまり。つまりだ。そういうことだ。これで、確信が付いた。その”何か”は俺一直線めがけて突進してきて。
「・・・え?」
俺は、敢えて地面に激突した。すると、その何かは消滅していた。
「これで、全てがわかった。先に、宣言しておく・・・」
俺は、一泊を置いて、そして言った。
「お前のターンは終了した。これからは・・・俺のターンになるぜ?」
「・・・ほう。随分とよくわからないことを・・・。それは、どういうことですか?」
「お前の、特殊能力の発動条件がな」
「・・・は?どうして?なんで?どうしてバレたんですか?」
「俺が、探りを入れたお陰だ」
「い、いや。嘘ですよね?何もわかってないでしょう?」
「信じられないってんなら言ってやるよ。・・・お前の発動条件は『ナイフで対象に傷を与えること』だろ?それと、あの大量のナイフ・・・。とどのつまり、俺にナイフで傷を与えれば与えるほど、その特殊能力は強力になる・・・と言ったところだろ?」
俺の憶測をそいつに全て伝えると・・・。まるで図星だと言ったような表情を見せる。
「・・・はぁ。関わらない方が良かったんでしょうか。・・・でも。仕方ないじゃないですか」
そうして次の瞬間、希空はとんでもないことを言い出す。
「だって・・・貴方、かっこいいんですもん。かっこいいし、強いし・・・そんなの、好きにならないわけがないじゃないですか」
「・・・は?」
こいつ、今・・・。
「貴方はそれでも優しいんですもん。特に・・・あの。みぞれ?と名乗った人に対して」
「そんな、俺の優しさが現れていたか?」
「女の勘ですよ」
「で、それはどうでもよくて。お前、好きって言った?」
「はい。言いましたけど」
「は、はぁぁぁぁ!?」
なんだこいつ。これも何かの戦略か?
「貴方がみぞれさんと仲良くしているところを見て、私は正直嫉妬していました」
「そ、それもいつから好きだったんだよ・・・」
「初めて話したときからです」
「それって、どんな時だ?」
「覚えてないんですか・・・。私が筆箱を忘れてしまったときに、貴方が助けてくれたんです。それがきっかけで・・・好きになっちゃいました」
「たったそれだけで?」
「はい。好きです」
「お前・・・馬鹿じゃねぇの」
閑話休題。
「告白の返事をしてくれないんですか?」
「無理だ。お前とは付き合わない。俺からしたら、お前は敵だからな」
「そうですかぁー。残念です」
いきなり、そんな告白をしてくるのであった。




