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転生して『神』になってしまいました!?  作者: 柴田優生


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19/34

条件

俺と希空の戦いが終わってから数十分が経過した頃。


「・・・あれ。ここは・・・?」

「おぉ、起きたか」

「って、え?や、大和さん!?ど、どうして・・・。って、なんで私は生きていて・・・?」

「答えは単純だ。俺が、お前を殺さなかったから」

「どうして?貴方は、私に勝ったはずですよね?だというのに、どうして・・・」

「んー。殺す理由がなかったから?」

「どういう、ことですか・・・」


自分で言ってて、矛盾していることに気づいている。だって、俺は殺されて当然と言ったくせに、俺に負けたこいつを殺さなかったから。だから、変に思われるのも無理はない。


「それに、バッジも奪われてない。ほんとに、どういうことですか?貴方は、何がしたいんですか?」

「さぁな。それを、お前が知る義理はない。知らなくたっていい」

「ま、まさか・・・。いや、なんでもないです」

「あぁ。それでいい」


様子から見て、おそらく勘づかれてはないだろう。だったら、なんでもいい。


「でも、どうするんですか?あと、数時間しかないんですよ?そんな少ない制限時間で、残り29個のバッジを集めることが出来るんですか?」

「そんなの、余裕だろ。だって、俺はお前に勝ったからな」

「その自信はどっから来るんですか・・・」

「そんなことはどうだっていい。お前は、もう動けるか?」

「はい。ほとんど回復しましたけど」

「そっか。じゃあ、どっかいけ。俺は、狩りに出る」

「まぁ。そうですね。わかりました。それじゃあ」


そう言って、希空は俺の拠点をあとにした。


「それじゃあ、バッジを回収するか」


そうして俺は、バッジ探しに出るのであった。



俺は、神だ。世界最強だ。無論、Fクラスの生徒に負けるわけもなく。


「ま、待ってくれ・・・!!退学したくないんだ!!」

「あ?それは俺だって同じだ。それに、残り時間の間に元を取り戻してしまえば関係ない話だろ?」

「む、無理だろ・・・。だって、あと1時間だぞ?」

「その思考に陥っている時点で、もうダメだろ」


そうしてそいつの命乞いも聞き入れず、俺は30個目のバッジを回収した。



それから、試験終了まで俺のバッジが盗まれることはなく。


「試験終了だ。まず、合格したもの達はおめでとう。そして、不合格の者は、事前に告げた通り退学だ。明日から、Fクラスに登校するな。手続きについては、後ほど伝える」


見渡せば、3分の1程度の生徒が、この試験で命を落としたそうだ。不合格者は・・・死んだ生徒も含めて半分ほどだろうか。そして、もう一つ分かったことがある。それは、


「お前は、見た感じ合格したっぽいな」

「はい。大和さんがバッジを奪わなかったおかげで」


俺と対峙した少女、希空は試験に合格していた。まぁ、戦った感じ、もし俺がバッジを全て奪っていてもなんとかなっていたんだろうなとは思っていたが。


「とりあえず、学園に戻るから、全員船に乗れ」


そう促されて、俺は船へと向かうのであった。



結局、この試験で得られたものは、特殊能力・・・というものが存在すること。その特殊能力をしっかりと具現化させたものは、アイツしかいないが、少なくとも、まだそう言った系統が現世に生きていることが分かった。でも、どうやって開花させたのだろうか。人間全員に特殊能力があるように、俺も特殊能力はある。アイツが覚醒できるなら、俺は既に覚醒していたっておかしくないが・・・。


「もしかしたら、人によって覚醒条件が違うのか?」


でも、それだったらなんで覚醒させた人物を見ることがなかったのか。条件が簡単な人物だったら、もう既に覚醒させているはずだが。アイツは、あの攻撃力である以上、発動条件はそんな簡単なものではないだろう。


「んー。わからん」


難しい。結局、特殊能力は覚醒する・・・ということしか分からなかった。


「どうしたんですか?そんな悩んでいる顔をして」

「いや、悩んでいない。気のせいだ」


俺がそんなことを考えていると、希空がやって来た。


「そうですか。じゃあ、なんで船の屋上になんか?」

「ただ単に、風を浴びたかっただけだよ」

「そうですか。たしかに、風が気持ちいいですね」

「だろ?だからここに来たんだ」

「それじゃあ、私もここにいていいですか?」

「何度も言ってるだろ?俺は、誰かと仲良くするつもりなんてない。だから、涼むなら別の場所にしてくれ」

「そんな固いこと言わずに・・・ね?」

「お前・・・ほんとに殴るぞ?」

「いや。そんな怒らないでください!!」


なんで、関わろうとしてくるんだろうか。こんなにも突き放してるのに。


「本当にダメですか?」

「何度も言ってるだろ。ダメだって」

「はぁーい。わかりましたよ」

「なんでお前が言うこと聞いてあげましたよーみたいな、上から目線な態度しているんだよ」

「それじゃあ。またどこかで」


そう言って、希空は場所を変えた。


「ほんと、だるい」


友達と言う存在は・・・別に嫌ってはない。いるならいるでいい。が、この世界では違うと言った話だ。


「・・・そろそろ戻るか」


この3日間、寝ていなかったしそろそろ寝ようか。そうして、俺は自分の席で横になるのであった。

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