表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/51

追及者 3

「ちょっと逃げないと行けないかもなあ」 

魔導士は義手を生やすのに集中しようとしていた。

「それは無理ね」

ニラードが今度は真上から白牢を被せ、完全に魔導士を封じ込めた。


「でさ、アンタはどうしてこの魔導士を先に攻撃をしたわけ?私達の狙いはあの竜使いだったはずでしょ?」

白牢を引きずりながらニラードはぼやく。帰り道、森の中は薄暗い。魔導士は気絶していて一切言葉を発しない。拠点まではそう遠くないはずだ。

「お前こそ話が違う。お前はあの時、竜使いとニールが闘っていると言ったな」

「あれはそうかもって可能性の話よ」

「違う可能性があるなら断言するべきではない」

「だって私単体であの子の力を感知したことがあるわけじゃないもの。あなたの感知を通して、もしかしたらって思っただけ」

「で、実際見てみたらとんでもないことになってたわけだ」

「私だってびっくりしたわよ。あれだけ大きな竜がいたんだもの。少し感動したわ」

「そこで終わるな。お前、一直線に竜めがけて行っただろう」

「そりゃね、あれ探しに来たんだし?」

「隣の魔導士にやられていたところだったのかもしれない。寧ろ機転を効かせたのは私の方だ」

二人が広場に同時に突入した時、それぞれが別の標的を定めたことは最適解であった。

「結局捕まえられなかったわね」

「だが今ここにいるのは、過去誰も捕まえたことのない重要人物だぞ」

「そうね。魔導士なんて初めて見た」

「こいつなかなか起きないな。さっきまではかなり饒舌だった筈だが」

「大分強く落としたからね。しかも脳天直撃!」

ニラードは振り返った。魔導士は白牢の壁から外を見るように寝そべっている。意識は飛んでいるような様子だが、彼女は少し近付いて様子を見た。指が動いている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ