提言
R(10代男性、学生)の場合:
彼で笑ったこと、一度もないです。だって、面白くないですもん。馬鹿な僕には彼のジョークの何が面白いのか、全く分かりません。ただ、本人が笑いながら、難しいことを話してるだけじゃないですか。まあ、怒鳴らないだけ、先生よりマシですけど。
A(20代女性、会社員)の場合:
漫才で笑ったことはないですね。声の大きなオジサンたちが騒いでいるだけじゃないですか。あれのどこに笑う要素があるのか、さっぱり理解できません。耳が痛くなるだけです。そもそも、漫才で争う必要があるのかが、疑問ですよね。笑いにも多様性が必要ですよ。仮に私が審査員なら、今の芸人さんの誰も優勝出来ません。
M(40代女性、主婦)の場合:
結婚生活で幸せを感じた瞬間は、ないです。あの人が他人に興味がないのは、元々知っていましたが、それは妻となった私ですら例外ではなかったようです。子供が産まれたら変わってくれるだろうと思っていましたが、その期待は裏切られました。夫の助けを一切借りずに育てた息子は、学校にも行かなくなり、所謂、引きこもりになってしまいました。娘は元気に育って働いていますので、やはり、子供にとって同性の親が良い手本となることが必要だったのだと、痛感しています。私が夢見ていた笑顔が溢れる幸せな家庭は、叶いませんでしたが、娘には、人情に厚い人と結婚して、私の分まで素晴らしい家庭を築いて欲しいと願っています。ただ、唯一の救いは、彼の収入が良かったことです。これでお金の苦労もあったら、気が狂っていたと思います.
Y(50代男性、会社経営者)の場合:
人生の何処で間違ったのかは、皆目見当がつきません。世間一般から見れば、私は輝かしく、羨むべきあるいは恨むべき成功者に見えるかもしれません。しかし、実の私は、そのような大層な者ではありません。馬車馬のように働き、仲間だった者を蹴落とし、唯々、闇雲に生きてきただけです。何か大切なものを犠牲にしてきてしまったと感じていますが、今となっては、それが何であったのかを思い出すことすら、出来ません。この私の人生は正解だったのでしょうか。