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第4話~出会い

真っ暗だ、何も見えない・・・僕は橋から落ちて川に落ちた・・・あぁ僕は死んだのか。

だから何も見えず真っ暗なんだね。呆気ない終わり、短くて最後は惨めな人生だったよ・・・

こうして僕の10年という短い人生は幕を閉じたのであったとさ。


「こらこら、まだお前は死んでねぇよ。だから早く起きろや!」

え?死んでない?目を開けてるかどうかもわからないくらい真っ暗なのに?

「あぁ目に真っ暗な布を乗せてるから暗いんだろ」

僕の目の上から何かが取り除かれ、目を少し開いた瞬間。

「フラッシュ!」

カッ!!

「ウア゛ア゛ア゛ア゛ア゛目が、目がぁ!!」

視界1面の光が僕の目に入り込み、僕は目を抑えてのたうち回る事しかできなくなった。


「よし、体は動かせる位には治ったな」

よしじゃない!どんな仕打ちだよこれ!?光で目が見えなくなってもしょうがないやつだよ!

「ゴフッ!」

「そろそろ落ち着け、そろそろ目も見えるようになったろ?」

腹を押さえて止められた。

恐る恐る目を開けると、川に落ちる前はボヤけていたのが今はハッキリと見えるようになっていた!


「目も見えるようだな。混乱してるだろうから色々説明してやるよ」

男は椅子に座り、僕もそれを聞くために椅子に座った。

正面から男を見ると、引き締まった筋肉、金色の長髪の男だとわかる。


「簡単に言うとお前はボロボロの状態で川に落ちた、それを俺が拾って助けただけだ。」

すごく簡単な説明だった。

確かに僕は川に落ちて、さっきまで死んだと思ってたから生きていたのは嬉しいんだけど・・・どうして助けてくれたんだろう?


「助けた理由は1つ!俺と同じ職業を貰ったお前に生きていく力を身につけさせてやる、それだけだ」

僕は正直意味が分からなかった、職業は貰えていないって言われたし、こんなこと今までになかったって・・・


「驚くのも無理はないな。俺の名前はゼファー、今より数百年以上昔にこの世界でお前と同じ職業を貰った男だ」

次から修行編です!



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