魔法実践
前半茶番だけどようやく高校生活を取り戻せそうな浦人。応援してやらなくていい、まだテラキャだ。このあともまだまだ駆け足が続く。早く独り立ちしてくれない?
焔が地面をその赤に染めて奔っている。いや、燃ゆる赤髪の美少女が何か呟きながら普通に走っている。「地は重ならず」……ただしその呟きは一言で彼女の口だけでなく地を震えさせているが。
「いやいややばいだろ!?実戦て!実践が先だろ!死ぬ!死ぬ!絶対死ぬ!」
実践しようと言った。練習でローマの闘技場のような場所に連れてこられた。そしたら急に殺し合い。それはないない!いや、練習でとは言ってなかったな!
地面が風呂上がりの爪レベルに撓んでデコピンのように揺れ続けている。いや、移動しているのか。地面の種類ごとに。え?孤児院大丈夫?建物崩壊しない?
「というかこれまだ準備なんだろうな」
そう、まだ安全な固い足場を作っているだけだろう。なら本当に殺し合いになったらどうなる。
「想像に難くないな!」
止めに行かないと……!
ちょうど足の真下の地面が弾けた。そのままあの少女の元に行くーー!
「おおおおおおおい!やーめーろーよー!」
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「なんだ、実践のことだったの?それなら早く言ってちょうだいよ」
「……」
こいつは中二病ではなかったけれどもさ。常識が通用しないね。
「マナの使い方は簡単。仙骨を立てて気を体に巡らせるだけよ」
「なるほど完全に理解した」
嘘です。分かりませんよ。目を閉じ、白目を剥きつつ体内に意識を向けて瞑想していく。ヨガでは?眠くならないのもね。
〜10分後〜
「瞑想ってアレより気持ちいいらしいよ」
「お、できた?」
「まだ……いやちょっと待てよなんだこれ」
えっ、マジで気功術使える系の男子になった?
いや違う、暖かい……血液を意識できるようになったかのごとく、体の中のマナがわかる……!
「順調だね。あとはそれを現象とかにできるよう想像できるようになれば完璧よ。詠唱でもする?初めや複雑な魔法を使うときは使うからね。あと指先で操れなければちゃんと道具で指向性高めてよね」
よし、分かったぞ。とりあえずここなら火を飛ばしても問題あるまい!
「トリオンテンプラチャー略してトンテン!」
初めての魔法は興奮するなぁ……ん?すぐ燃え尽きただと?
「あるあるよねー。支燃物出さないとだし炎は作りづらいからねー。その点土魔法ならー」
なるほど。
「この国の一般教養もこれで網羅できたわ。あなたはもうテラキャに入れるわよ。どうする?」
入るに決まってんだろ!現高校生なうだからね?
読んでく(ry
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