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ジュニア登場!

不安が募る中暫く船を走らせていると何にもしてないのに腹だけは減った。

夕暮れ近くだし…


「そろそろ晩飯にするか?」


「そうだね。船を停めよう」


ユリは船のエンジンを切り、舵から離れる。


「皆、何食べる?」


「肉がいい」


「キャットフードがある」


「トウモロコシがあるわ」


……そう言えば俺とユリ以外偏食だったわ…。


「じゃ、じゃあ僕とヴァンだけの分でいいのかな…作るの」


「お、おう…」







食堂前に行くと……なんか変な音がする。


「え?何かいる?」


「まさかネズミ?!」


バッと食堂の扉を開くと……


「ふぇっ?!」


其処にはいちゃいけないモンがいた。


「ジュニア!!なんで此処にいるんだ!!」


食堂の脇に積まれた片付け忘れた紙の束をモシャモシャ食いながらジュニアがこっちをまんまるな目で見つめて来る。


「んふう、ふふふん、ふふー」


「食いながら喋るな!」


俺はジュニアの前に行き、首根っこを摘み上げる。


「ごくっ…だって置いて行かれたんだもん!」


「置いてったんだよ!お前まだ2歳になってないだろ!」


「四捨五入すれば2歳ですぅー!」


「難しい言葉使ってんじゃねーよこの悪い子め!」


ジュニアを抱えて尻を叩くとすぐにメェメェ泣き出した。


「めぇぇぇぇんっ!ヴァンがいじめるよぉ~」


「躾だ躾!ったく…今から引き返すか!なぁ…」


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