最終話 元ボッチ魔道士と夢の国
数日後、俺たちは女王様に功績を認められ、アーガスの家ではなく城で豪華な生活をおくることになった。また最先端の魔法の研究のために、女王様からアーガスの家の2倍以上の広間や個人部屋を頂いた。
アメリアは女王様から与えたれた広間を活用して城内の魔道士の育成、俺とフレイと一緒に強力な魔法の研究をしていた。
エミリーは練習や研究が終わった魔道士や俺たちに体の芯から温まる料理や心身が回復する美味しい飲み物を毎日提供してくれた。また俺たちの個人部屋の掃除やベッドメイキングを積極的に手伝ってくれた。
フレイはアメリアの研究の手伝いをしながら城内の騎士の育成に励んだ。さらに毎朝、俺はフレイと剣術の稽古をすることになってしまった。
ミアは俺と一緒に未知の大地へ冒険する計画を立てているところだ。ミアは自然溢れる美しい大地を見たいらしい。ちなみにミアもフレイと一緒に城内の騎士の指導や早朝の稽古に参加している。
エレナは毎日、城内の図書館に引きこもって魔法の勉強をしていた。またアメリアの研究が終わるとすぐに俺やアメリアの個人部屋に訪れて、1対1で魔法を真剣に勉強していた。ただし俺の場合はソフィーという妖精から魔法を貰っただけなので、好奇心旺盛なエレナに分かりやすく教えることに苦戦した。
オビリア様とシエラ様、そしてソフィー様の3人はアルストレイア王国を建て直すために、1秒も無駄にすることなく城内を忙しく駆け回っていた。オビリア様からアルストレイア王国について教えてもらえる日は遠いだろう。
東条郁人はアルストレイア王国で出会った仲間たちと一緒に楽しく元気に暮らしていた。エミリーに支えられ、アメリアとフレイとエレナと一緒に魔法を研究し、ミアと一緒に冒険の計画を立てている。アルストレイア王国では誰もが知っている有名人になってしまった。だが毎日忙殺されている女王様にはまだ会えていない、もし時間が合えば俺から会いに行くことにしよう。
何でもできるし困っている人を救える、俺ができることはみんなのために全力で戦い続けることだけだ。
俺は仲間に愛されながら国民と一緒に楽しく生活する。
東条郁人はアメリアと初めて出会った頃の出来事を思い出しながら、異世界に招待してくれたアメリアに心の中で感謝しながら、希望と夢に溢れた青空を眺めた。
「私のワガママのためにアルストレイア王国に来てくれてありがとう。勇敢な君の行動に感謝するわ。これから色々と困難があるかもしれないけど、一緒に頑張ろうね。東条くん!」




