第1話〜前編〜
はじめまして。
Rayです。
この作品がデビュー作となります。
この作品がみなさんの目に止まったことが嬉しいです。
初心者で右も左も上も下もわかりませんが、
この作品を楽しみにしてもらえるように精一杯
頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
「俺と付き合って下さい!!」
突然の言葉に声さえでない私。
そんな私のことはお構いなしに発言を続ける彼。
「俺と美羽さんは、運命の赤い糸で繋がってると思うんです!」
何を言っているのか。この男は。
とりあえず言っておこう。
「そんな『糸』、私には見えませんけど。」
そもそも、こんな事になっているのにはわけがある。
ありきたりだがさかのぼろう。
あれは、たった3時間前のことである。
大事なので繰り返そう。あれは、[たった]3時間前のことだ。
「水嶋〜飯だ。飯を食おう。いざ食堂へ!」
この少し下品なしゃペリ方が特徴の女は豊城 楓(ほうじょう かえで)。
この会社に同じ年に入社した、いわば同期というやつだ。
入社して2年。腐れ縁で今でもしょっちゅう飲みに行っては
愚痴と酒が口からこぼれ出てるような関係。
...つまりは仲がいいのだ。多分。
「どんだけお腹空いてんのよ。まぁ食堂へ行く目的はご飯じゃないんだろうけど。」
「あは、ばれてたか〜笑」
楓は社内に好きな人がいる。
相手は今年入社してきた新人で、もちろん私たちより年下の男の子。
顔はまぁまぁだけど頼りがいがないし、そもそも年下なんてありえない。
今まで母の苦労を見てきたからだ。
最後までご覧くださってありがとうございます。
後編も読んでくださると嬉しいです。
読みにくかった点などコメント等で教えてくだされば
幸いです。