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この星空の下で  作者: sinson
第一章 すべての始まり
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新たなる謎

…新たなる謎…


「いいですよ」

スズキはそう言うと私に酔い止めを、そのキラキラした板ごと渡してきた。

「すごい……」

私は思わず言ってしまった。

だってその板は、薄くて軽いのにもかかわらず、金属のような光沢があり、表面には薄い透明な膜が粒状のものを覆っているのだ。

「ああ、薬の取り出し方はこうだよ、かして」

スズキはそう言うと、その板の出っ張った膜を押し、中に入っていた粒状のものを取り出した。


これが薬なの? と私は不思議に思った。

一般的に薬といえば変な色の液体か、苦い粉状のものだろう。

「エルフには効くのかな? まあいいや」

スズキはそう言いながら、板が入っていた箱に薬を入れた。

とても小さな箱だ、よく分からない文字が書いてある。

「これって、金属でできてるのですか?」

ソレーヌも不思議そうに渡された板を見ながら、スズキに聞いている。

「そうだよ、アルミでできているんだ」

アルミとはなんだろう、聞いたことがない金属だ……。

それにしても金属をこんなに薄くするなんて、驚きだ。

「スズキ、もしかしてこれの作り方わかる?」

恐る恐る私は聞いた、するとスズキは苦笑いしながら答える。

「わかるけど……さすがに作れないと思う」

スズキは知ってると言った、これほどの金属加工、おそらくドワーフでも知らない。

それにコレは作れないとも言った。

ということは、別のものなら作れるのだろうか……。

本当に何者だろう。


まさかこの大陸以外から来たのだろうか、私はとんでもない人族を拾ってしまったようだ。

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